
新型コロナウイルス感染症で、面接でもマスクを着用することが一般的になりました。しかし、2023年3月13日以降、屋外はもちろん、屋内においてもマスク着用は個人の判断に任せられることになっています。
一方で、医療機関や高齢者施設を訪れるとき、通勤ラッシュなど混雑した場所においては、マスクの着用が推奨されています。こうなると、アルバイトやパートの面接ではどうするのが良いのかと迷ってしまいますよね。
この記事では、「ウィズコロナ」における面接時のマスク着用マナーや注意点をお伝えします。
マスク着用について -厚生労働省(2023年6月11日現在)
バイトの面接では引き続きマスク着用を
コロナ禍前は、マスクを着用しての面接はマナー違反だとされてきました。
マスクを着用していると、表情が見えにくいことや、声がくぐもったり、表情がわかりづらかったりするため、本来であれば企業としてもマスクを外して表情を確認したいのが本音。
政府がマスク解禁を発表した今も、感染リスクがあることは否めず、マスクを常時、着用している人が多いのも現状です。会社の採用面接でもマスクをして臨む面接官が多いため、面接を受ける側もマスクをしていく方が良いと言えます。
迷ったら面接前にバイト先にマスク着用ルールの確認を
どうしても気になる場合は、面接前にメールで「マスク着用ルール」について質問してみるのも一つの手です。
メール質問例:
「マスク着用ルールにつきまして、貴社のルールをご教示いただけますでしょうか」
「面接時はマスクを着用してよろしいでしょうか」
また、面接が始まる際に「マスクを着けたままでもいいでしょうか」「マスクをつけたままで失礼します」などと確認すると、お互いに合意した上で面接を始めることができます。
面接官と距離を保った上で、「マスクを外してご挨拶させていただきます」と伝え、顔を見せて挨拶をしてもいいでしょう。これで合否が決まるわけではありませんが、このような気遣いを見せることで印象がアップする可能性があります。
バイト面接でマスクを着用する際の注意点
マスクを着用して面接を受ける場合、注意すべき点がいくつかあります。
・マスクを外したくない場合は理由を伝えて
普段からいつもマスクを着用している人でも、「アクリル板がありますから、マスクを取ってお話しましょう」などと言われた場合には、マスクを取らざるを得ない状況になることもあります。
咳やくしゃみなどの症状がある場合は、「咳が出てしまいますため、マスク着用のままお話してもよいでしょうか」などと打診してみてください。
・マスクを取った時の身だしなみを確認しておく
女性の場合、マスクで隠れる部分は化粧をしないという習慣がついている人も多いはず。
しかし、面接時にはマスクを取ることも想定し、リップのケアなどはしておいてください。男性の場合はひげの処理を忘れないようにしましょう。
・面接時に着用するマスクは白の不織布で
コロナ禍以降、カラーも素材も多種多様なマスクを選べるようになりましたが、面接の時は派手な色や黒色などは避けてください。
薄いベージュなどであれば問題ないですが、無難なのは白の不織布マスク。なお、布マスク、ウレタンマスクは感染予防の観点からはあまり適していません。
息苦しさから話しにくくなったりしないよう、立体型のマスクを選ぶ、夏は冷感マスクを着用するなどの工夫も良いでしょう。
・マスクの予備を用意しておくこと
面接直前になって、「マスクを落としてしまった」などということも考えられます。マスクの予備をいつもかばんに忍ばせておくと安心です。
また、着用しているマスクが汚れていないかを面接前にチェックし、汚れがあれば予備のマスクに変えましょう。
マスク着用で面接を受ける際の印象アップ法
マスクを着用したまま面接を受けると、表情が見えにくかったり声が聞こえづらかったりと、デメリットがあります。
相手の話を聞くときは、大きくはっきりとうなずいたり、普段よりも少し大きめの声でゆっくり話したりすることを心がけてください。
また、マスクの下でも口角を上げ、笑顔でいることは重要です。マスクで表情は見えていないと思っても、「声色」として伝わるものです。
表情で伝えられない分、アイコンタクトやジェスチャー、話し方の抑揚などにも留意することをお勧めします。
オンライン面接の場合はマスクなしでOK
新型コロナウイルスに関わらず、アルバイト・パートの面接を引き続き、オンラインで実施する企業もあります。
オンラインの場合は感染リスクがありませんし、対面面接より表情や声などが伝わりづらいことからも、マスクを外して臨むようにしましょう。
面接を受ける際には、マスクを外して面接を受けられる静かな個室を準備してください。自宅でその環境を作ることが難しい場合、ネットカフェなどの個室を借りる人も多いようです。
バイト面接当日に体調を崩してしまったら
面接を予定していた日に発熱したり体調を崩してしまったりした場合には、企業へ早めに連絡を入れて面接日を変更できるか聞いてみましょう。
微熱や頭痛など軽い体調不良であっても、新型コロナウイルスに感染していないとも限りません。新型コロナウイルスの検査に行き、改めて面接日程を組んでもらうよう相談してください。
ウィズコロナの時代に合わせたバイト面接対策を
新型コロナウイルス感染症が原因で、働き方や面接の仕方が以前とは変わっていることもあるでしょう。求職者にとって不安が大きいと思いますが、企業側も状況をみながら探り探りで動いている場合が多いようです。
不明点は直接企業に確認、相談しながら進めるとよいでしょう。
2020年9月3日公開/2022年8月29日更新/2023年6月19日更新
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