パート・バイトで働いていると、「なぜ同じ仕事をしているのに正社員と待遇が違うんだろう」と感じるシーンもあるのではないでしょうか。できるなら正社員になりたいと、日々頑張っている人もいるでしょう。
パート・バイトから正社員になる場合、仕事内容や社風をあらかじめ見極められるため、長く働く上でメリットがたくさんありますね。
メリット大! パート・バイトから正社員登用を目指す
最初はパート・バイトのつもりで入社しても、職場に馴染み、仕事を任されはじめると「正社員になりたい」という気持ちが芽生えてくるかもしれません。もちろん、最初から「いつかは正社員に」と決めて頑張る人もいるでしょう。
募集要項に「正社員登用あり」と書かれていなくても、正社員としてぜひ長く勤めてほしいと認められれば、特別にそのようなルートを作ってくれる職場もあります。
将来正社員として働きたいという人は、面接時に正社員になるルートがあるかどうかを聞いておくと、やりがいがアップしそうです。
パート・バイトから正社員になる人はこんな人
正社員登用は、会社側にとっても大きなメリットがあります。仕事ができるかどうかわからない人を新しく採用するよりは、よく知っている人を正社員にしたほうが安心というもの。とはいえ、全員を正社員にするわけにはいきませんから、日々の努力は必要です。
正社員選考時に見られているのは
・コミュニケーション能力
・まじめさ
・素直さ
・仕事のクオリティ など。
職種にもよりますが、仕事ができてもコミュニケーションに難ありの人はなかなか登用されません。スキルが必要な専門職でも、真面目さや素直さなどの人間性は重要です。
パート・バイトにはない正社員登用のメリット・デメリット
仕事内容が変わらないなら、雇用形態は何でもよいように思えますが、正社員になると以下のようなメリットがあります。
・会社によってボーナス/退職金などの対象になり、待遇がよくなる
・責任ある仕事を任せられ、将来出世などの可能性もある
・信用度があがる(ローンを組む際など)
逆に言えば、「責任が重くなる」「待遇が良くなる分、期待も高まる」ということも留意してください。
ここに注意! 正社員登用は絶対ではない
募集時に「正社員登用あり」と書かれていても、それは約束されたものではありません。あなたが正社員にふさわしい人物かどうかという問題もありますし、企業側も、正社員を増やす体力がある時期を見極める必要があります。
近年、5年たてば無期雇用にしなければならないという法律ができましたが、「無期雇用=正社員」ということではありません。あくまでも、期間の定めがなくなるだけで、待遇などはバイト・パートと同じということもあります。
また、もし有期契約から無期契約にしたい場合は、自分から申告が必要ですのでご注意を!
労働契約法の改正について~有期労働契約の新しいルールができました~ - 厚生労働省
あえてパート・バイトのまま「複業」する人も
最近ではあえてパート・バイトの身を保ち、様々な仕事をかけ持つ人も増えました。これまであまり推奨されてこなかった「副業」ですが、最近では「複数仕事をすること」が当たり前になりつつあります。
正社員になるのもよし、パート・バイトで様々なことにチャレンジするもよし。あなたのライフスタイルにあった働き方を見つけてください。
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