
今回ご紹介するのは、体に優しい薬膳カレーが評判の「オウム食堂」エイミーのカレー屋さん。
3種類のカレーと色とりどりの副菜が散りばめられたカレープレートは、見た目の美しさもさることながら、たくさんのスパイスや野菜が調和したとても穏やかな味。女性を中心に、お子さんからお年寄りまで幅広い年代層に大人気のお店なんです。
「オウム食堂」さんは、決まった店舗を持たず曜日毎に異なった店舗で営業するスタイル。(店主はヤドカリ営業と呼んでいます。)そんな「オウム食堂」さんが、2019年12月より、蓮華寺池内にある複合商業施設「ASUHA」内の飲食店ブースに出店を開始したので、さっそく取材にお伺いしました。
「オウム食堂」エイミーのカレー屋に行ってみました!
「オウム食堂」は藤枝市の蓮華寺池公園内の一角にある「ASUHA」の中にあります。
最初に「ASUHA」への行き方から説明していきましょう!
「ASUHA」への行き方
「オウム食堂」が出店している「ASUHA」は、蓮華寺池公園の東岸。上の案内図で見ると池の左側。藤枝市の郷土博物館の近くにあります。自動車で来る場合は、郷土博物館の横の蓮華寺池第一駐車場か、スターバックスのある蓮華寺池第二駐車場か迷う所です。
距離的には第一駐車場に止めた方がほんの少し近いのですが、その差はわずか。ちょっとしたお散歩の距離ですので、どちらに車を止めても大丈夫ですよ!
今回は、蓮華寺池第二駐車場に車を止めてお店を目指します。取材に訪れた日は風の強い冬の日。暖かい日は散歩をする人であふれる湖畔もこの日は閑散としていました。少し寒いとは思いましたが、せっかく来たのだから・・・と池を一周散歩してから取材開始!
ちなみに、蓮華寺池公園を一周すると、約1.5km ゆっくり歩いても1時間かからずに一周することが出来ます。
「オウム食堂」エイミーのカレー屋~店舗のご紹介~
蓮華寺池公園の東岸に2019年6月オープンしたのが、ASUHA。雑貨店や飲食店、ヨガスタジオなどが入居している複合施設です。
白い壁がとても印象的な建物です。
ASUHAの1階は、曜日毎に異なったお店が登場する「シェアカフェ」となっており、「オウム食堂」さんは、月曜日と火曜日の担当となっています。
建物の入り口には、シェアカフェにどの店舗が登場するか、カレンダー形式の看板が掛かっていました。
飲食店ブースは、大きなガラスの引き戸になっていて「とっても明るい!」というのが第一印象。店の前には蓮華寺池が広がっていますので、池に咲く花や、水鳥の行きかう様子を、食事をしながら楽しむ事が出来ます。
店内は落ち着いた雰囲気。漆喰の白と差し込む光が穏やかな空間を演出しています。
「オウム食堂」のメニュー
「オウム食堂」のメニューは、季節によって中身の変わる「カレープレート」が中心。
+300円で、デザートとドリンクを付ける事が出来ます。
今回は、カレーセットをチョイス。ドリンクは、ホットジンジャーエールをお願いしました。
カレープレートは3種類のカレーと、5種類のトッピング!
3種類のカレーとたくさんのトッピング。インスタ映えって言うのはこういう料理の事を言うのだなと思わせてくれる、とても美しいカレープレート。
「オウム食堂」のカレーは、薬膳の材料を使用した体に優しいカレー。辛さを追求したカレーではありません。どちらかと言えば、口の中に広がるたくさんの種類の香辛料や野菜の味わいを楽しむカレー。しかも、ひとつのプレートに3種類のカレーがよそってあるので、飽きずに最後まで食べる事が出来るのです。
ちなみに冬の3種のカレーは「冷え予防の薬膳カレー、里芋のダルカレー、キーマカレー」。ボリュームもしっかりあるので、かなりお腹いっぱい! でも、気持ちとしてはまだまだ食べていたい。そんな美味しい料理を堪能した後は・・・。
デザートと飲み物をいただきます!
手作りのグルテンフリーマフィンと、ホットジンジャーエール。温かな自家製ジンジャーエールを飲むと・・・冬の寒さに凍えていた体もほっと一息。
甘さ控えめのマフィンが、ジンジャーエールと、とても良く合っていて穏やかな気持ちになる一品です。
店主のエイミーさんにお話しを伺いました。
Q.どうしてお店の名前を「オウム食堂」エイミーのカレー屋にしたのですか?
私は、とにかく「鳥」が好きなんです。だから自分のお店の名前には、大好きな鳥の名前を入れようと決めていました。
あと、私の本名は、詠美子(えみこ)という名前なのですが、ずっと「エイミー」と呼ばれていましたので、お店の名前は「オウム食堂」エイミーのカレー屋 となったわけです。
聞けば、店長の石山さんは、掛川市にある鳥のテーマパーク「掛川花鳥園」で13年間飼育係として働いていたとの事。ほんとに鳥が好きなんですね!
Q.薬膳カレーについて教えていただけますか?
薬膳とは、中国伝統医学の理論が元になっているのですが、季節ごとに出がちな不調を、食べ物によって緩和するという考え方なのです。
山猫:具体的な例を教えていただけますか?
例えば、寒い冬は、体を温めてくれる食材を使います。この時期(取材は12月~1月に行いました。)ですと、ショウガや、体を温めてくれる野菜中心の薬膳カレーを、お出ししています。
山猫:「オウム食堂」さんの薬膳カレーの特徴を教えてください。
地元の無農薬野菜を中心に、体に優しいカレーを作っています。当店の薬膳カレーは季節ごとにメニューが変わります。なぜかと言うと、寒い時期と暑い時期では体の不調の出方が違うからなんです。暑い夏に、体を温める野菜をたくさん食べてしまったら、体の調子がおかしくなってしまいます。
当店のカレーには、お腹の調子を整えて腸をキレイにしてくれる漢方薬に使われるスパイスも入っています。
山猫:薬膳に興味を持ったきっかけを教えてください。
きっかけは自分の体の不調ですね。毎日食べる食事ってとても大事なんじゃないかと思って勉強しているうちに薬膳というものに興味をもちました。
山猫:もうすぐ「春」がやってきますが、春の薬膳カレーのポイントを教えていただけますか?
春は、体の老廃物を排出してくれるデトックスで話題のふきのとうを使った「春の薬膳カレー」を出す予定です。是非ご賞味いただければと思います。
Q.読者のみなさんにメッセージをお願いします。
毎週月曜日と火曜日 蓮華寺池のほとりで、「オウム食堂」エイミーのカレー屋は営業しております。せひ身体にやさしいカレーを食べに来てください!
まとめ
今回は、昨年(2019年)6月に蓮華寺池東岸にオープンした、複合商業施設「ASUHA」内の飲食コーナーに出店している「オウム食堂」エイミーのカレー屋さんを取材しました。
蓮華寺池が一望できる素晴らしいロケーションと、体に優しい美味しい料理。そして、店長さんのやさしいお人柄に癒される、とても居心地のよい空間でした。
蓮華寺池公園は、梅やさくら・藤・つつじと、季節の花が楽しめる散歩や観光にもおすすめの公園。蓮華寺池にお越しの際は、「オウム食堂」エイミーのカレー屋さんで、穏やかな時間をお楽しみください。