体に優しいスリランカの薬膳カレーが楽しめるテイクアウト専門店が、静岡市内にあります。


2019年3月静岡市葵区本通にオープンし、今では行列のできる人気店になりました。スリランカ出身の女性シェフが作る、人・からだ・環境に優しいテイクアウト専門のスリランカカレーのお店「七夕工作舎」をご紹介します。



七夕工作舎のはじまり


お店を営むのはスリランカ出身の女性シェフ、ルワニさんと、カレーマイスターの資格を持ち接客等も担当されている日本人女性の美作さん。お友達同士のおふたりで、仲良くお店を切り盛りされています。


元々は、ルワニさんのご主人が腕をふるうカレー屋さんのお客さんだった美作さんが、お店を通じてルワニさんと出会い、スリランカの自宅へ遊びに行くほどの仲になったそう。スリランカで味わった本場のカレーに感動した美作さんがルワニさんに声をかけ、七夕工作舎をオープンすることになりました。



ルワニさんが来日したのが今から約12年前の2007年。ご主人はそれより以前に日本で働いており、スリランカと日本で別々に暮らしていた時期があって寂しい思いをされたそうです。七夕の夜にだけ会える織姫と彦星のように、一年に一回だけでも会えたら良いね…そんな願いがお店の名前「七夕工作舎」にも反映されています。



小窓からあふれるおもてなし



七夕工作舎の外観はいたってシンプル。木製の扉に開いた小窓から、カレーの注文や受け取りができるようになっています。



七夕工作舎の象徴とも言えるこちらの小窓。横に付いているドアノッカーもかわいいです。



七夕工作舎ではカレーの出来上がりを待つお客様に、フェアトレードのオーガニックハーブティーをサービスしています。この日は爽やかな酸味のハイビスカスティーを頂きました。


「お待ちいただいている間のストレスが、このハーブティーで少しでも軽減されれば…」と語る美作さん。ハーブティーの他にもカレーの味見をさせてくれたり、後から香りをプラスする為の追いスパイスを付けてくれたりと、随所におもてなしの心を感じます。


七夕工作舎でサービスしているフェアトレードのオーガニックハーブティーは、パック売りもしています。味見をしてみて気に入ったら、ぜひご自宅でも楽しんでください。



3種類から選べる七夕工作舎のカレー



ランチボックス:ツナのカレー+追いカレー(チキン) 950円


七夕工作舎のカレーは、シェフのルワニさんがおばあちゃんから受け継いだレシピを元に作られています。スリランカで家族の為に作っていたカレーはとてもあっさりした味わいで、静岡のお客様にも愛されています。


カレーといえば、バターやカシューナッツを使った濃厚でコッテリした味わいのインドカレーのイメージが強いですが、スリランカカレーはバターや小麦粉は一切使わずグルテンフリー。また日本と同じ島国の為、魚が豊富。モルディブフィッシュと呼ばれる鰹節のスープが決めてになっており、和のかつおだしのような香りが後から鼻を抜けていくのも特徴のひとつです。



ルワニさんのカレーは30種類以上のスパイスを使っており、そのほとんどはスリランカ産。インド産のスパイスと比較するとスリランカ産のスパイスは香りや味わいが違うものもあるようです。特にスリランカ産のシナモンはマイルドで、ルワニさんのカレーに欠かせないスパイスなんだとか。


そんなスリランカ産のスパイスを使用した七夕工作舎のカレーは、以下の3種類から選ぶことができます。


ツナ 800円
チキン 770円
ダル(れんず豆) 750円
(全て税込価格となります)


ツナとダルのカレーは、ココナッツミルクをベースとしていてマイルドな味わい。ツナはほっこりと柔らかく火が通っていて、とても食べやすいです。



ふっくら柔らかいツナがゴロンと入っていて、食べ応えがあります。


ダルのカレーにはスリランカのかつお節、モルディブフィッシュが使われているので、ココナッツミルクの風味の後に、かつお節の香りが追ってきてとても芳しいです。かつおだしが香るカレーは日本人好みの味わいです。


チキンはトマトベースでスパイスがビシッと効いてます。チキンの旨味がスープに溶け込んでいて、思わず唸ってしまう美味しさです。



追いカレー(チキン) 150円


どのカレーも美味しそうで迷っちゃう!


という方には、追いカレーがオススメです。メインのカレー以外に、+150円で小盛りのカレーを付けることができます。追いカレーを2つ追加すれば、3種全てのカレーが味わえますよ。



ターメリックで色付けされたライスは、スリランカカレーとの相性抜群!ライスの上にはパパダンと呼ばれる、お豆と小麦粉を混ぜて揚げたおせんべいとサンボルというスリランカのふりかけ、フライドオニオン、パセリとパプリカパウダーで美しく彩られています。



ランチボックスには日替わりの副菜が添えられます。この日は人参と水菜、レッドオニオンの和え物。ノンオイルで仕上がっており、レモンの酸味が効いていて食欲がそそられます。


単独で食べてももちろん美味しいですが、カレーに混ぜ合わせて食べるのがスリランカ流。色々な味や食感が折り重なり、また違った美味しさに変化します。メインのカレー、追いカレー、副菜、ライスと色々な組み合わせを楽しんでみてください。



七夕工作舎が取り組むエコとサポート


七夕工作舎はスリランカカレーを通じて、エコとサポートに取り組んでいます。



通常は燃やしても有害物質の排出を抑えられる紙製のランチボックスに入れて提供されますが、ダッパーと呼ばれるステンレス製のお弁当箱を購入し、こちらに入れてもらうこともできます。ダッパー利用の場合は、カレーの代金が50円割引となるのでお得です。



アルミ製の七夕工作舎オリジナルボトルや、ダッパーを入れる為のダッパーカバー「結ぶえにしの」も用意されています。「結ぶえにしの」の内側にはアルミシートが施されていますので、保温性もあり便利です。環境に配慮した七夕工作舎の各種アイテムにも注目してみてください。


ダッパー3段 2,700円
ダッパー取手付き2段 2,100円
ダッパー丸型2段 1,600円
ダッパーカバー「結ぶえにしの」 1,850円
アルミ製オリジナルボトル 600円
(全て税込価格となります)


そして、お持ち帰り用のランチボックスの組み立ては、やまっこの家という就労支援の事業所で行われています。障がい者の方達への就労支援や、フェアトレードのハーブティーを提供するなど、七夕工作舎は頑張る人へのサポートにも積極的に参加しています。



丁寧に組み立てられたランチボックスとカトラリーセット



七夕工作舎が大切にしていること



七夕工作舎が大切にしていることを、ルワニさんと美作さんに伺いました。


少しシャイなルワニさんは、美作さんのサポートを受けながら言葉少なげに語ってくださいました。


「故郷スリランカのカレーを、楽しく作りたいと思っています。そして静岡の人にスリランカカレーを通じて、スリランカを好きになってもらいたい。その為に、一生懸命作っています」


日本に来る前は、スリランカで普通の主婦をやっていたルワニさん。静岡へ来てお店をやるようになってから活き活きとしているそうです。カレーへの情熱は人一倍で、自分の味を出す為に、何回も何回も味見を繰り返し丁寧に仕上げていきます。スリランカの味に誇りを持ってカレー作りに励んでいます。


美作さんにも、大切にしていることを伺いました。


「お店をやるにあたって一番大切にしていることは、来てくれるお客様に満足していただくことです。お待ち頂いている間に提供している日替わりのハーブティーは、夏はアイスで冬はホットでお召し上がり頂いています。テイクアウトだからといって、注文されたカレーをただ作って出すだけではなく、お客様とコミュニケーションを取ったり、試食していただいたり、お客様に喜んでもらう為に丁寧に接したいと思っています」


美作さんの細やかな気配りと優しい物腰の話し方を聞いていると、人気の理由が美味しいカレーだけじゃないということがわかります。仲の良いお二人が素晴らしいチームワークで作るスリランカカレーをぜひご堪能ください。



スリランカやくぜんカレー 七夕工作舎
静岡市葵区本通2-3-11
TEL:054-254-6533
営業時間:11:00〜14:00
定休日:日・月曜

七夕工作舎 オンラインショップ
七夕工作舎 WEBサイト


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<ライター>

よれぴ
食べ歩きが趣味のブロガーで1児の父。週末の予定が未定のパパ&ママへ、静岡のグルメ・観光情報をブログ「もぐもぐしずおか」にて発信中!ラーメンと温泉とオーストラリアが好き。夢は家族で世界一周!

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