静岡県内の大学や専門学校などで活動中のサークル・ゼミを、ドーモプラスが定期的に紹介!第25回は、静岡大学で活動する「静岡大学馬術部」をピックアップ!

静岡県内の大学では唯一の馬術部。毎日朝早くから夜遅くまで馬のために尽くす。そんなハードな生活にも関わらず、静岡大学馬術部は和気あいあいとした雰囲気で馬との交流を心から楽しんでいます。


そこには何か秘訣があるのでしょうか?今回はそんな馬術部部員の横手奈々子さん(農学部生物資源科学科3年)と秋山朋花さん(理学部生物科学科1年)に馬術における馬と人のコミュニケーションの大切さについて聞きました。




活動の中で芽生える、部員同士の“絆”



土日の午前中と木曜日の午後には全員集まって活動しています。他の日は部員の都合に合わせて当番を組んでいます。基本は馬に乗ることを目的としていて、まずは上級生が乗って馬の準備運動をし、その後に下級生を指導します。馬の体調も考慮して、週一で休みの日を作るようにしています。


他にも、馬房掃除や馬の管理、手入れなども欠かさず行っています。馬のエサやりだけで1日4回あったりと、部員同士一緒にいる時間がかなり長いので、家族みたいなところがあります。表面上の付き合いじゃなくて、普段表には出さない自分の素の部分もさらけだせるんです。(横手さん)




馬との関係から得られる達成感


馬術は厩務員2人を除き、部員13人全員が初心者からスタートしました。私は元々動物が好きで、最初はハードルが高いなと思ったんですけど、みんな初心者だと聞いて馬術部に入りました。


1年生だった頃は大会に出るのも緊張や失敗で何にも楽しくなかったんです。でも最近は馬のことが少しずつ分かってきて、コミュニケーションが取れる瞬間もあるので楽しくなってきました。


大会に出ると馬も興奮や緊張でいつもと様子が違います。そういういつもと違った雰囲気の中で、馬と一緒に競技に出場するということが楽しいです。出る前はすごく緊張するし、嫌だなと思うこともあるんですけど、騎乗すれば勝ちたいという気持ちが強くなります。(横手さん)




経験と技術、それが馬と人とを結びつける


馬がわがままを言うときは、舌を鳴らすことで注意を引き付けます。それで馬に駄目だよと伝わってくれたらいいんですけど、駄目な時は鞭を使って怒ったりします。(横手さん)


私は普段人に怒らないので最初は抵抗がありました。ただ言葉が通じない分、実力行使にでないとコミュニケーションが取れないです。怖がっているとエスカレートしていくので、馬と上手に付き合うためには必要なことだと思います。


最初はできなくて馬になめられっぱなしでした。でも最近は少しずつ怒っていいタイミングが分かってきたのと同時に、褒めるタイミングも分かってきました。怒るときは怒り、褒めるときは褒めて馬と良好な関係を築きたいと思います。(秋山さん)




伝統を重んじ、次の世代に繋げる


目標は来年の9月にある大きな大会にもう一度出て勝つことです。そして、馬術部が存続してくれたらと思っています。社会人になってから馬に乗ろうとしてもお金がかかりますし、毎日安く馬の乗れるという意味でも馬術部はおすすめです。(横手さん)


今年で馬術部も創部50年の節目の年になるので、先輩たちが残したものを引き継いで、これからの馬術部にとってプラスになることをやっていきたいです。次の世代の繋げるという意味でも、新しいこととして馬術を始めたい人の後押しができればと思うので、馬術に興味のある方はぜひ見学に来てみてください。(秋山さん)





取材を終えて


横手さんと秋山さんのお話を聞いていると、馬のことを心から大事に思っているのだと感じました。馬術と聞くと競技や馬の世話の難しさのほうに目が行きがちでしたが、馬とふれあうことに楽しみを見出すことこそが馬術における魅力であると痛感しました。馬と心を通わせてこそ可能なパフォーマンス、かっこいい!



取材・執筆
成田真也(静岡大学 人文社会科学部 言語文化学科1年/『静岡時代』編集部)
最近のマイブームは一人で映画鑑賞。夜遅くだと貸し切り状態だし最高 !


制作:静岡時代編集部

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