2018年12月、静岡市が誇る港町用宗に天然温泉入浴施設「用宗みなと温泉」がオープンし、地元の方や県内外の観光客など多くの方が訪れる人気の施設となっています。


そんなみなと温泉の一部として、クラフトビアの醸造所「ウエストコーストブルーイング(WCB)」が稼動を開始。2019年2月にビアバーがオープンし、6月に醸造開始。7月には用宗産のビールの提供が始まりました。現在、用宗醸造の新鮮なクラフトビールが堪能できるようになっています。


今回は「用宗みなと温泉」と新たにオープンした「ウエストコーストブルーイング」の情報をお届けします!



みなと温泉で楽しめる4つのお風呂



用宗漁港内、海に面した絶好のロケーションに2018年にオープンした用宗みなと温泉。地下1,000mより汲み上げられた天然温泉は、Ph8.3の弱アルカリ性。クレンジング効果があり、肌の汚れや油分を落としてくれる、女性に嬉しい温泉です。


みなと温泉の浴槽は以下の4つ。


・主浴槽
・高濃度炭酸泉
・水風呂
・露天風呂


【主浴槽】
みなと温泉の主浴槽は露天風呂に次ぐ大きさで、腰掛け椅子も湯船の中に設置されているので半身浴もできます。広々とゆっくり浸かれるので、お子さん連れのお父さんお母さんも安心ですね。


【高濃度炭酸泉】
ミクロの泡がシュワシュワと肌に吸い付く感覚が楽しい、高濃度炭酸泉。入浴後は体の芯からポカポカ温かくなり、肌がツルツル・スベスベになる感覚がわかると思います。


【水風呂】
天然の地下水を使用した水風呂。水温は常に15度以下に保たれています。サウナ後にザブンと浸かったら、最高に気持ちがいいですね!


【露天風呂】
天気のいい日には富士山の眺望が楽しめる贅沢な露天風呂。女湯には外からの視線を遮る富士見小屋が設置されていて、人目を気にせず富士山を眺めることができます。対照的に男湯には富士見小屋は設置されておらず、何にも遮られることなく富士山と港が望める、開放的な空間が広がります。





お風呂の他にはもちろんサウナもあり、テレビを見ながら汗をかくことができます。サウナに使われている木材からは、ヒノキの良い香りが広がり、とても気持ちよく過ごすことができます。洗い場の椅子は少し高めで楽に座れ、お年寄りに嬉しい設計になっています。



食堂と休憩スペース・開放的なテラス席



お風呂から出た後は食堂でゆっくりとお食事を召し上がったり、夜風を感じられるテラス席でお酒を楽しんだりできます。


こちらがラウンジ横にある、アオサギ食堂。





開放的で広々としたテーブル席で、食事をしたりお酒を飲んだりすることができます。もちろんオーダーしなくても、湯上りにゆっくりとくつろぐことも可能です。





お食事メニューは生しらす丼やしらすネギトロ丼など用宗らしいメニューや、お酒のおつまみに最適な一品メニューも充実しています。以下にアオサギ食堂のメニューの一部をご紹介します。


・かき揚げ丼セット
・生しらす丼
・しらす餃子ラーメン
・冷やしかき揚げうどん
・しらすネギトロ丼
・ジャンボアジフライ定食
・カツカレー
・ミニ丼(しらす・ネギトロ・かき揚げ)



その他枝豆や冷奴、はんぺんフライなどの定番のおつまみ系、ドリンクメニューにはお風呂上がりに嬉しい生ビールや静岡割り(緑茶割り)、濃厚でミルキーな味わいのソフトクリームなど豊富に取り揃えられています。家族連れでも、お父さん・お母さんからお子様まで、喜ばれるフードがあるのは嬉しいですね。


食堂のテーブル席後方には、一人掛け用のソファ席があります。ゆっくりドリンクを飲みながら読書に耽るのもアリですね!





そして用宗港が眼前に広がるテラス席。昼間の暑い時間帯にビールを飲むもよし、夜風を浴びながら温泉で火照った体をクールダウンするもよし。用宗の港を眺めながら、贅沢な時間が過ごせそうです。





湯上りの定番、瓶入りの牛乳も売店で販売中。乾いた体に染み渡ります。





用宗醸造のクラフトビールが楽しめるウエストコーストブルーイング





2019年7月7日にオープンした、醸造所併設のクラフトビアバー「ウエストコーストブルーイング(以下、WCB)」。海外のバーを思わせるオシャレな雰囲気で、用宗産のクラフトビールが楽しめる、ビール好きにはたまらないお店です。スタッフも外国の方が多いので、海外の雰囲気が好きな方にオススメですよ。


オープンして間もないですが、東京・名古屋・大阪からも噂を聞きつけたビール好きが来店する程の人気ぶり。ビール目当てにやってきた県外のお客さんが、用宗の温泉に入っていくという「良い流れ」も生まれているようです。





こちらの醸造所兼バーのオーナーを務めるデレック・バストンさんは、用宗みなと温泉の設計を担当された建築士。みなと温泉内に、自ら醸造所とビアバーを作り運営されています。



WCBのビールメニュー



2019年8月現在は8種類のビールを提供していますが、年内には20種類できる予定。いつ来ても飲める定番のビールは2種類用意され、残りはその都度作られる限定のビールとなっています。飲めるビールが常に変わっていくので、いつ来ても飽きずに楽しむことができます。


WCBの定番は以下の2種。


・STARWATCHER IPA(WEST COAST IPA)
・NEVER ENOUGH BASS(HAZY PALE ALE)


しっかりとした苦味が味わえるビール好きにオススメなのが「STARWATCHER IPA (WEST COAST IPA(ウエストコーストIPA))」、片やビールの苦味が苦手な方でも飲みやすい、苦味を抑えたビールが「NEVER ENOUGH BASS (HAZY PALE ALE(ヘイジーペールエール))」。この2種類が定番として常に用意されているので、まずは苦味の強弱で選んでみるもの良いかもしれません。





少し濁ったビジュアルの「HAZY PALE ALE」は一口飲むと、爽やかな柑橘系のテイストが香ります。強い苦味を感じることなく、フルーティーな味わいでかなり飲みやすいので、ビールが苦手な女性にもオススメです。


ビアメニューには、小さなグラスでビール4種が飲み比べできるセットもあります。まずは自分のお気に入りを探したいという方には、こちらのお試しセットがオススメです!



WCBのビール醸造に対するこだわり



WCBのビール醸造に対するこだわりを、デレックさんに伺いました。


「こだわりは数え切れないくらいたくさんあるけど、美味しいビールを造る為に必要なことは、まず冷蔵でホップを輸入すること。コストはかかってしまうけど、常温で輸入した物と比較すると味が全然違う。そして水は用宗の地下水を使うこと。こうすることで用宗オリジナルのテイストになる。


目指しているのはアメリカのビールだけど、アメリカからビールを輸入すると2ヶ月〜3ヶ月もかかってしまい新鮮さが失われてしまう。だから用宗で本場の味を表現したい。でも全く同じものを造るつもりはなくて、ぼくらなりの解釈を反映させて、この場所でアメリカのビールに近い美味しい物が作れればいいなと思っています。」



フードとのペアリングが楽しめるのもビールの醍醐味


ビールの醍醐味は、食べ物の旬やイベントに合わせて醸造ができること、と語るデレックさん。完成まで約3~4週間ほどなので、来月行われるイベントや、旬を迎える季節の野菜や魚に合わせたテイストを味わうことができます。


WCBではフードの持ち込みが自由なので、ご自宅で作ったお料理やみなと温泉の売店「ワックワック売店」で販売しているおつまみを購入して持ち込むのがオススメです。みなと温泉のスタッフが厳選したベストナインを紹介しますので、WCBのビールのお供にお召しあがりください。




※2019年9月時点での価格です。


醸造開始から間も無いWCBですが、ビールの出荷は沖縄・北海道以外、日本全国へ向けて行なっています。日本にとどまらず世界も視野に入れ、この用宗から美味しいビールを発信するWCBから目が離せません。


ぜひ、みなと町用宗から湧き出る天然温泉と、用宗の地下水で醸造されたクラフトビアを楽しんでみてください!


【用宗みなと温泉】
静岡県静岡市駿河区用宗二丁目18番1号
TEL:054-256-4126
営業時間:10:00~24:00(最終受付23:00)
年中無休

「用宗みなと温泉」公式ホームページ


【WEST COAST BREWING】
営業時間:火~金11:00~18:00、土日祝11:00~20:00
月曜日定休

「WEST COAST BREWING」公式ホームページ


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<ライター>

よれぴ
食べ歩きが趣味のブロガーで1児の父。週末の予定が未定のパパ&ママへ、静岡のグルメ・観光情報をブログ「もぐもぐしずおか」にて発信中!ラーメンと温泉とオーストラリアが好き。夢は家族で世界一周!

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