
待ちに待った春休み・夏休み!……というのは子どもだけで、働くママ・パパにとってはむしろ悩みのタネという方もいるのでは?
高学年や中高生になれば一人でお留守番も可能ですが、小学校低学年ぐらいまでは、家に一人でおいておくのも不安ですよね。
そこでこの記事では、長期休暇を乗り切る方法や子どもの長期休暇に休みやすい仕事をご紹介します。
子どもの夏休み・春休みはパート勤務を減らす人も
一日中子どもだけで留守番をさせておくのは心配ですが、パートを休むべきかどうかも悩ましいところ。
世の中のママさんたちはどうしているのでしょうか。
こどもの休み期間中、まったく休みをとらずに乗り切るという人もいれば、数日~2週間の有給休暇やシフト休みを取るという人もいるようです。
思い切ってパートを休み、子どもと一緒に過ごすという選択肢はもちろん理想的。
しかし、人手不足の職場や休みのときこそかき入れ時という職場では「休みたい」と言いづらい雰囲気がありますし、春休み・夏休みなどの長期休暇は、出費が重なる時期でもあります。
収入減少により、家計を圧迫してしまうことも不安要素となりパートを休むことについては悩みどころです。
パート面接で交渉!春休み・夏休みは柔軟なシフトで働く
完全に休んでしまうのではなく、シフトで調整できるのが理想ではないでしょうか。
これからパートの面接を受ける方なら、面接時に幼い子どもがいることをきちんと説明し、長期休暇には柔軟にシフトを調整してほしいことを予め伝えておくとよいでしょう。
DOMOでパートを探す場合には、「シフト自己申告制」という検索条件を設定してみてください。
シフトの希望は半月程度のサイクルで提出することが多く、自分でスケジュールをコントロールできるメリットがあります。
これなら、長期休暇も乗り越えやすいといえるでしょう。
春休み・夏休みは学生の短期バイトを募集することもできるので、あらかじめ休みたいことが分かっていれば、会社やお店としても対策をとることができます。
子育てに理解を示してくれる会社かどうかを見極めることも大切。
同じ境遇にある主婦層が多く働いているかという点も一つの判断軸になるでしょう。
長く働きたいという場合には、特に重要なポイントです。
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子どもの長期休暇に休みやすい仕事に転職するのも一つの方法
低学年の間は特に、子どもを優先したいという親御さんは多いのではないでしょうか。
「一人では心配」という思いの他にも、子どもとの貴重な時間を過ごしたいという考えもあるでしょう。
一緒に長期休暇を過ごしやすい仕事であれば、仕事も家庭も両立しやすいもの。
以下に、比較的長期休暇が取りやすい仕事を紹介します。
1.スクールサポーターやICT(パソコン)サポートスタッフ
教員の働き方改革のため、近年、先生にかわって事務的な仕事をする「スクールサポーター」という仕事ができてきました。
テスト解答用紙の準備や採点など、様々な仕事があります。
また、パソコンが得意な方は「パソコンサポートスタッフ」という仕事もあります。
2.フリースクールや公文のスタッフ
様々な理由で、学校に行かない子どもたちが通うフリースクール。
条件にもよりますが、長期休暇の間は、自分の子どもを連れていけるスクールがあるかもしれません。
募集を見つけたら、「長期休暇の間、仕事に子どもを同行させて良いか」と聞いてみるとよいでしょう。
同様に、公文式教室などであれば、子どもを同行させられるかもしれません。
もし同行がNGでも、自分が働く教室に子どもを生徒として通わせるという手もあります。
3.人数が多く休みやすいコールセンター
コールセンターは多くの人が働いているため、シフトの融通がききやすい仕事の一つ。
面接時に子どもがいることを伝え、あらかじめ長期休暇をとることを前提に採用されれば休みやすい仕事です。
夏休み・春休みをきっかけに「在宅パート」をはじめてみる
子どもの長期休暇をきっかけに、「在宅パート」を検討してみてもよいかもしれません。
DOMOで「在宅勤務」や「在宅ワーク」と入力して検索すると、各種事務、パソコンサポート、データ入力、コールセンター業務、シール貼りなど内職のお仕事が表示されます。(2024年3月現在)。
未経験者の方でも、「今から学んで携わる」という選択肢にトライしてみてもいいですね。
パートが休めない人は子どもを上手に預けよう!
実家に子どもを預けられる人は、子どもを預けて働くという方法が最も現実的。
しかし、おじいちゃん・おばあちゃんの本音を聞くと、「j孫に会えるのは嬉しいけれど体力が……」という本音も聞こえてきます。
親族とはいえ、負担になりすぎないように配慮は必要。
以下のようなところであれば、気を遣わずに子どもを預けられます。
1.学童保育に預ける
学童保育なら、学校にいる友達と一緒にすごせるため子どもも楽しく過ごせますし、夏休みの宿題を見てくれるので、親としても助かります。
ただし、「低学年のみ」というところや、お弁当を持参させなければならないところも。
費用もバラバラで、市などの行政が運営している無償のところから、民間運営で月に数万円かかるところもあります。
近所の学童に、参加条件を確認してみると良いでしょう。
2.行政の「ファミリー・サポート」にお願いする
行政では子育て支援政策の一環として、「子育ての援助をしたい人」を紹介する「ファミリー・サポート」(通称、ファミサポ)というプログラムを提供しています。
自治体によって条件や費用は異なりますが、市役所などで確認してみるとよいでしょう。
仕事以外でも、「自分の時間を持つために依頼したい」などという理由でも大丈夫です。
3.ママ・パパ友仲間で順番に面倒を見る
同じような悩みを持つママ・パパ友がいれば、相談を持ちかけて順番に面倒を見るということもできるかもしれません。
その場合は皆が公平になるように、うまくルールを決める必要がありそうです。
4.サマープログラム・サマーキャンプ、山村留学などに参加させる
海外では、長期休暇に子どもたちだけが集まって共同生活をする「サマーキャンプ」が浸透しています。
ここ近年は、日本でも日帰りから数週間のものまで、国内各地で開催されています。
また、海外サマーキャンプに参加する人も増えてきました。
海外留学と聞くと大変高額な印象がありますが、物価の安いマルタ共和国などであれば、滞在費を含め、プログラム全体で7万円台からのものも。
海外は難しくても、国内のプログラムなら、より安価で気軽に参加できそうです。
国内外を問わず、普段は出会わない同年代の子どもたちと共同生活をすることは、子どもにとって貴重な体験となるはず。
親にとっても、時間や家事を気にすることなく過ごせるとあって、様々なメリットがありそうです。
夏休み・春休みのパートはみんなの悩み
子どもをうまく預けられたとしても、春休み・夏休みは宿題や自由研究を見てあげたり、学童に行く場合はお弁当を作ったりと、普段の生活よりも忙しい日々になります。
無理して体調を崩しては元も子もありませんから、親族やパートナー、ママ・パパ友たちの協力を最大限に得て、上手に過ごせるように工夫をしたいものですね。
2019年8月1日公開/2023年7月20日更新
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