いよいよ新しいパートがスタート!

何歳になっても、新しい環境に足を踏み入れることはドキドキ、ワクワクするものです。


言うまでもなく、初出社日は第一印象を決める大切な日。

大人ならではの準備やマナーをおさえ、自信をもって初日を迎えましょう。



その① パート初出勤の準備は前日から



どんな人でも新しい環境に対して緊張し、ストレスがかかるもの。

緊張することがわかっている時は、事前の準備が大切です。


「パンストがない!」「アイロンがかかったハンカチがない!」などと、出かける前に慌てて余計なストレスを感じることがないように、段取りよく用意するのが大人の知恵。


また、前夜にしっかり睡眠がとれるよう、数日前から生活のリズムを整えておいてください。

前日は持ち物を早めに準備。着ていく服やハンカチ、バッグなどは、できるだけ早めに揃えておきましょう。



その② 初出勤日はパート前の「朝カフェタイム」がオススメ



初日には予想もしないことが起こる可能性は大いにあります。

会社最寄りの改札口が工事で使えなくなっていたり、面接に行った場所と勤務先が違うことに到着してから気がついたり。


慣れないことにはトラブルがつきものと心得て、早め早めの行動で余裕を持っておきたいものです。


30分ほど早く着いたら会社に直行するのではなく、近くのカフェでちょっと一息。

この一杯が、時間と心に余裕を持たせてくれます。会社には10分前ぐらいに入るのがちょうどよいタイミングでしょう。



その③ コミュニケーションが苦手な人は初出勤用の質問を用意して



「初対面の人にどう話しかけたらよいかわからない」という人は、初めから話すことを決めておけば気持ちが楽。例えば


・もう長くお勤めなのですか?
・どんなお仕事を担当されているんですか?
・皆さんお昼ごはんはどうされているのですか? ご一緒してもよいですか?


等々、当たり障りのない質問で構いません。


ただし、「気が合いそうだ」という人が見つかったからといって、家族構成や住まいについてなど、初めからプライベートに深く立ち入るような質問は避けたほうが無難です。



その④ 初出勤日の必須アイテム「メモ帳」を持参



パートが学生バイトと違うところは、「オトナである」ということ。

人としての経験や一般常識などが求められていることを自覚しておきましょう。

そんなオトナのマストアイテムが「メモ帳」。ノートではなく、メモ帳というところがポイントです。


初出勤日は社内案内を聞いたり、他部署をまわってご挨拶や部署の説明を聞いたりすることもあるでしょう。

そういうシーンを想定すると、移動するときや立って説明を聞くときにも書き取りやすい、リング式のメモ帳がオススメです。


大きさはなるべく小さく、いつでも身につけていられるようなサイズがベスト。昼休みでもアフターファイブでも、いつでもポケットやカバンに忍ばせて、すぐにメモできるようにしておくと小さな情報もキャッチして記憶できます。


仕事の内容だけでなく、同僚の名前や趣味、出身地などもメモしておくと、より早く打ち解けられて仕事がしやすくなりますね。



その⑤ パート初出勤日の服装は?



制服がある会社ならスカートとシャツなど、着脱しやすい服装で行きましょう。私服の場合は業務内容を勘案し、「仕事がしやすい服装」に配慮します。


軽作業がある仕事ならヒールのない靴や、階段などを上り下りしやすいパンツスタイル。

接客業であれば、清潔感と信頼感のある白いシャツや優しい色合いのトップスなど。

どんな仕事かわからないという場合は、パンツスタイルにバレエシューズ、トップスはシンプルなシャツやカットソーなどが無難でしょう。


髪形や化粧も重要なポイント。ネイルも仕事の邪魔にならないよう、清潔感を重視してください。最近では「香害」という言葉も聞かれますが、香水は控えめに。


一般的なことばかりですが、改めて客観的にチェックしておくことをお勧めします。



その⑥ 初出勤日は特に注意! これまでのパート経験を持ち出さない



経験あるオトナだからこその注意点。

初出勤日は色々と説明を受ける機会が多く、中には疑問に思うこともあるでしょう。

しかし、今までの職場で常識だったことが、新しい会社でもそうだとは限りません。

時代の変化もあり、昔正しかったことが変わってきているということもあります。


色々と思うところがあるかもしれませんが、まずはその会社のやり方を受け入れ、やってみることが大切です。

もちろんより良い仕事をするために頭を使うことは大切ですが、自分のやり方を押し通さないことにも配慮してください。


経験を重ねてくると、新しい考えを受け入れづらくなったり、知らず知らずのうちに変なプライドがついていたりすることもあります。

そのことを自覚し、努めて素直にいるようにすれば職場にもなじみやすく、より良い仕事ができるようになるでしょう。



とにもかくにも「挨拶」から


これはパートに限ったことではありませんが、第一印象はとにかく大切。

声をかけられるのを待っているのはNGです。


「今日からお世話になります、パートの三島花子です。よろしくお願いいたします!」と自分から明るく挨拶をしてください。自己紹介を兼ねて少し世間話などができれば、早く馴染めてなおよいですね。


2019年7月16日公開/2024年2月15日更新


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<ライター>

坂口弥生(さかぐち・やよい)
外資系企業、IT企業、ベンチャー企業などにおいて、採用・研修から人事制度設計まで、約10年にわたる人事全般のキャリアをもつ。現在はWEB系の会社を経営するかたわら、スペインにある学費が15万円/年~の公立大学や、1週間から留学可能な語学学校の紹介をするなど、子どもから大人までの学習支援を行っている。

WEB事業:https://dy-planning.net/
留学サポート Go Global:https://go-global.info/


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