静岡のローカルWEBマガジン「miteco」からこんにちは、ライターのKajoです。


三島や沼津から函南経由で伊豆方面へ車でアクセスする際、建物の上に鎮座する明太子の特大モチーフ、皆さん見たことありますよね?


道の駅・ゲートウェイ函南の横、建物の屋上で存在感を発揮する15メートルの明太子の正体は、明太子の老舗「かねふく」のマスコットキャラクターである「タラピヨちゃん」です。


今回お邪魔したのは、2018年12月にオープンした(株)かねふくが運営する「めんたいパーク伊豆」。オープン後の初回の週末には2万人が来場したこちら、なんと明太子専門のテーマパーク


それでは早速・・・初めまして、お邪魔します!



SNS映え空間! 明太子を学ぶギャラリー「つぶつぶランド」へ





玄関を入ってすぐ、直売店エリアのショーケースに並ぶ数々の明太子製品やフードコーナーのこだわりメニューに目を奪われながら向かうのは、明太子のふるさとや作り方が学べる見学ギャラリーの「つぶつぶランド」です。


なんというか・・・とっても、つぶつぶ! 入口を入ってすぐの「めんたいシアター」はSNS映え必須の水玉空間です。





「つぶつぶランド」では、イラストや音や仕掛けの施されたギャラリーで明太子に関する豆知識を楽しく学ぶことができます。


個人的に豆知識内で驚いたことは、明太子の親である「スケソウダラ」が求愛や威嚇のために鳴く、ということです。この事実には立ち尽くしました。


明太子のつぶつぶの数を数えてみたり、上手な解凍方法を教えてくれたり、皆さん足を止めてじっくり閲覧されてました。





また、「つぶつぶランド」内には見学ギャラリーだけでなく、撮影スポットとしてインパクト大な明太子モチーフを使用したトリックアートや、気軽に遊べるゲームコーナーもあります。


お子さんにも楽しんでもらいたいというおもてなしの気持ちから、ゲームコーナーも充実させたそう。



無料で工場見学! 間近で見られる明太子の製造工程





「つぶつぶランド」を抜けると突如現れるのは、タンクの中でじわりじわりと低速で回る、塩漬けにされた明太子。ガラス一枚をへだてた向こう側で、計量・選別・包装などの製造工程が行われています。


日によって変わる「本日の生産量・作業員数」が貼り出され、どのゾーンでどういった作業がされているか間近で見られるのは貴重な体験。





そしてこちらでは専門店ならでは、出来たてを購入できます。


当日漬け上がったばかりの明太子・・・鮮度が高く、そのプチプチの密度や色合いに、うっとり。





一切れの大きさに驚きながら試食をさせていただくと(いつもこの大きさでご準備されているそう、大きい!)、口の中で弾けるプチプチの存在感、食べ応えとできたての美味しさに圧倒されます。


見学から試食までを一貫してさせてもらえることで、明太子がぐっと身近になります。30〜40種類ほどの明太子関連商品は、お土産にオススメです。



フォトジェニックなエレベーターに乗って、2階のリラックスゾーンへ





皆さんにぜひ乗っていただきたいこちら、エレベーターの内装です。


明太子への愛や本気度が徹底して伝わる・・・いたるところにこだわりを感じます。
一つひとつのキャラクターのデザインがキュート、ぜひじっくり眺めてみてください。





エレベーターを降り2階に到着すると、メインの大型休憩コーナーがあり、右手のガラス戸からテラスに出ると目の前に富士山が!


ここには足湯が設置されており、富士山を一望しながら足湯に浸かれるんです。旅の始まりにも終わりにも、足湯でリラックスができるのは嬉しいこと。


一息をついて室内に戻り、休憩スペースの先にある子供向け広場「キッズランド」を覗いてみましょう。





子供たちがのびのびと遊べる「キッズランド」には、富士山をかたどったすべり台やプレイマット、ボルダリングがあり、この日も彼らの元気な声が響き、賑わいを見せていました。



腹ペコキッズも大満足、できたて明太子を使ったフードコーナー





もう一点、絶対に見逃せない「フードコーナー」。ここでしか食べられないメニュー、あります!


出来たての明太子を、たっぷり詰めた明太子おにぎりや明太パスタ、明太ぶたまんに明太フランス・・・





テイクアウトで食べた明太おにぎりの、贅沢な明太子使用率・食べ応えにリピーターになりました!





そしてこちらは「明太ソフトクリーム」です。ぜひにとオススメいただいたものの、少し疑いつつ口に運ぶと・・・おや?


思いのほか舌の上でツブツブとしっかりとした食感を感じ、その味わいはクリーミー。後味のピリリ感は、甘みとのバランスの良さからか、クセになる味〜(そして一瞬で完食)。


いらっしゃっているお客様は、親子3世代・カップルやお子さん連れ、団体のバスも入れ替わり立ち替わり・・・と、どの年齢層でも楽しめる充実した内容のテーマパークでした。


「出来立ての美味しさを、皆さんにお伝えしたい」


明太子に向き合う姿勢、お客さんへのまっすぐな思いに、筆者もすっかりファンになってしまいました。できたての明太子の味が忘れられない!


そしてずっと頭の中でオフィシャルテーマソングが流れています、きっと皆さんもトリコになることでしょう、この感覚をご共有いただきたい。


旅のメインにも、ちょっとした休憩や寄り道にも。伊豆の新しい観光名所、皆さんもぜひ行ってみてください。


【めんたいパーク伊豆】
【住所】〒419-0124 静岡県田方郡函南町塚本753-1
【電話番号】055-928-9012
【営業時間】9:00〜18:00
【工場稼働時間】9:00〜16:30
【定休日】なし
【駐車場】180台収容可

めんたいパーク伊豆公式ホームページ


<ライター>

kajo
静岡県・伊豆出身。重度の放浪癖あり、直感と好奇心をもとに、純粋に観察し大胆に発信をする。趣味は料理とキャンプ。引きこもり属性のアウトドア。

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