
バイトの履歴書には「通勤時間」を書く欄があります。あまり気にせず記入している人が多いかもしれませんが、実は意外な書き方のルールが。通勤時間欄の書き方を改めて確認し、次回から気をつけて書くようにしてください。
履歴書に通勤時間を書くのは何のため?
1.通勤時間で通いやすいさをチェック
バイトを雇って困るのが遅刻や欠勤です。通いやすいからと言って遅刻・欠勤がないとは言えませんが、遠方から通う場合、渋滞や通勤ラッシュなどで、遅れてしまう可能性が高まります。
また、居酒屋などのバイトでは「できるだけ遅くまで働いてほしい」というのが会社の本音。片道2時間もかかるようでは、遅い時間のシフトに入れられない、という問題が発生します。
2.交通費の負担を確認
通常バイト先までの交通費は企業が負担することが多く、企業としてはできれば交通費は安くおさえたいと考えています。通勤時間だけでは明確な交通費はわかりませんが、通勤時間からおおよその見当をつけることが多いようです。
「通勤時間欄」の書き方
「通勤時間 約_時間_分」という欄がありますが、書き方に気をつけるべきことがあります。
1. 記入する時間は片道にかかる時間
時々往復の時間で記入する人がいますが、一般的に、自宅からバイト先までの片道時間とされています。ただし、「バイトは必ず学校帰りに行く」という場合は、通勤時間の上段に「学校からの片道時間」と追記するとよいでしょう。
2. 最短ルートの時間を記入する
通勤ルートが複数ある場合は、通常最短ルートを記入します。例えば最短ルートだと交通費が倍以上かかる、最短ルートでなければ定期券の範囲で通えるなどという特別な理由がある場合は、通勤時間とは別の欄にその旨を書くとよいでしょう。
ただし、特急電車や新幹線など、追加料金がかかるルートは含まないようにしてください。
3. 5分単位で記入する
乗り換えアプリなどで調べ、所要時間が「43分」などと出る場合は「45分」と書きますが、「42分」であれば2分を切り捨てて「40分」と書いてもOKです。
4. 勤務地が不確定の場合
チェーン店のバイトなど、どの店舗で働くことになるかわからない場合、「静岡店まで」などという注釈を「通勤時間」の上に記入してください。自分が希望する店舗を書いておけば、採用担当者も「静岡店なら行きやすいんだな」と捉え、空きがあればそこに入れてくれる可能性もあるでしょう。
まとめ
通勤時間の欄は小さくて、あまり重要でないようにも思えますが、多くの採用担当者が重要な判断材料としてチェックしています。必ず正確な情報を書くように心がけましょう。
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