履歴書には長所・短所を書く項目があります。あなたの長所・短所はもちろんですが、自分のことを客観的に捉えられる人かという点も見ています。履歴書のスペースは小さいため簡単にまとめる必要がありますが、いかに少ない文字数でポイントを伝えられるかが肝要です。
履歴書に書くときは数ある長所から優先順位をつけて
履歴書にいきなり書き出す前に、まずは自分の長所・短所をよく考えるところから始めましょう。たくさん長所が出てきたら、応募するバイトに役立つものを優先的に選ぶとよいでしょう。
上記のように、面接を受ける会社で必要とされそうな長所を伝えてみてください。
長所の書き方例:エピソードと共に書く
では実際に長所を書いてみます。単に長所を羅列するのではなく、長所がいかせたエピソードを加えてみるとよいでしょう。
居酒屋のアルバイトを例にしてみましょう。
これは一例ですが、単に「元気が取り柄です」と書くのではなく、元気なことがいつ、どう生かされたかということに触れると、ストーリーが生まれます。
短所を履歴書に書くときは補足を付け加えること
次は短所の書き方です。まず初めに理解しておくべきことは、「短所も裏を返せば長所につながる」ということ。率直に「短所はこれです!」と書くのもよいですが、書類や面接ではできるだけいい印象を残したいものです。短所の後に、短所に対する改善案・アクションを付け加えてみてください。
短所を正直に書くことは素直な印象を与えますが、単に素直なだけではNG。短所を克服しようとしていること、そして短所は長所でもあることを伝えられると合格に一歩近付けます。
短所の書き方例
「短所⇒裏返した時の長所⇒克服しようとしている努力」の順に書くと、話がまとまります。今度は軽作業バイトを例にとってみましょう。
軽作業の例では、以下の3つを長所にあげていました。これらの裏側にある短所の例を挙げてみます。
自分の長所・短所がわからない時は友達や家族に聞いてみよう!
長所・短所は日ごろあまり考えないことですから、初めて書く人は思いつかないかもしれません。そんなときは家族や友人に聞くのが一番。他人は意外とあなたのことをよく理解してくれています。
「ぼく/私の長所って何だと思う?」
「短所というとどんなところだろう?」
と聞けば、たくさん答えが返ってくることでしょう。
自分のことを他人に聞くことを「他己分析」と言います。面接で自己紹介をする時に、「仲の良い友人は私のことを頑張りやだと言ってくれます」というように伝えれば、客観的な意見としてよいアピールになります。
また、「今まで人から言われたこと」を思い出してみてもよいですね。「正義感が強いよね」「お前って本当に真面目だね」「君の言うことは信頼できるよ」というように、過去を振り返って思い出してみてください。小学校の先生やおじいちゃん・おばあちゃんに言われたことなど、忘れているだけで色々思い出せるかもしれません。
自分の長所・短所を考える=自己分析
単なるバイトの履歴書作成と思われがちですが、こうやって自分を振り返ることはとても重要なチャンスです。ぜひこれを機に、自分について周囲の人にインタビューしてみてください。思いがけない言葉があなたの可能性を開いてくれるかもしれません。