
人が集まれば人間関係の悩みはつきもの。ましてや女性の多いパート先ならなおさらです。パート先の人間関係で悩む方のために、「少しでも楽になる方法」について考えてみました。
「明るい挨拶&ひとこと雑談」で良い関係づくり
挨拶はコミュニケーションをとる絶好のタイミング。ただ声をかけるだけでなく、相手の反応に注目してみてください。
「明るい声で挨拶が返ってきたから今日は調子がよさそう」
「なんだか元気がなさそう。そういえば顔色が悪いかも?」
「朝から慌ててるな。今日はこの人忙しいんだな」
などと、よく観察してみましょう。相手の表情からその日の気分や調子がわかるようになり、接し方も意識できるようになります。
また、挨拶時に一言会話を交わすこともお勧めです。
「おはよう! そういえば昨日授業参観だったよね。どうだった?」
「おはよう、今日も寒いねー! お弁当持ってきた? 持ってなかったらどこか食べに行かない?」
「お疲れ様です~! 今日は忙しくなりそうですね。昨日の書類、大丈夫でしたか?」などなど……。
言葉を交わす回数が増えれば、自然と親しみが湧いてくるものです。挨拶は人間関係を築く第一歩。たかが挨拶とあなどらず、毎日の挨拶を大切にしてみましょう!
「困った時はお互いさま」を口ぐせに! パート同士で助け合いの精神を
パート勤めの方は子育てや介護をしている方が多いのではないでしょうか。家庭の事情でパートを急に休まなくてはならないこともあるでしょう。人からお願いされたときに快く引き受けているという人は、自分が困ったときに助け舟が得やすいもの。
「困ったときはお互いさま」、と普段から率先して口にすることで、助け合うのが当たり前という雰囲気が職場に根付いていきます。また、自分が困っている時は遠慮せず、素直に助けを求めましょう。
「ありがとう、助かったわ!」という一言で、また一つ人間関係が深まります。
パート先の人間関係は時間をかけて見極める
パート先での出会いからプライベートでも長くつきあう仲に発展し、よい友人になることもあります。一方で、仲良くなりすぎたために面倒な人間関係問題に巻き込まれるということも。
第一印象は良くても、よく知ってみると性格が合わなかったとか、入社時はみんな仲良さそうに見えていても、実はその中にトラブルメーカーがいた等と、後々わかることもたくさんあります。
大人の人間関係は複雑です。自分の身を守るためにもゆっくり時間をかけて観察し、余計なトラブルを背負わないようにしましょう。
人間関係が悪くなったら「感情」を横においてみる
パート先では日々様々な問題が勃発します。「なぜあんな事を言うんだろう」と、自分の価値観に反するような状況に置かれることもあるでしょう。そんな時は「怒り・悲しみの感情」を一度排除して、「何が起こっているかという事実」のみに着目してみてください。
感情が出過ぎると、不要な憶測や思い込みで自ら人間関係を悪くしてしまうことにもなりかねません。目の前の事実や行動だけに集中すれば、物事がシンプルに見えてきます。
パート先はそもそも働いて収入を得る場所。ときにはドライに、割り切って考えることで楽になれることもあるかもしれません。
人を変えることは難しいが自分の言動は変えられる
人間関係が悪いからと言ってパートの職場を変えたとしても、全てが叶う職場はありません。自分がほんの少しでも気分良く働くために、最初は気楽に、自分ができることからやってみましょう。よりよい人間関係を作るのは自分から。できる範囲で少しずつ実行してみてください!
2018年12月27日公開/2022年10月21日更新