
応募したバイト先から「面接に来てください」という連絡をうけるのはとてもうれしいこと。しかし浮かれてばかりはいられません。ここからがいよいよ勝負ですから、気を引き締めて採用を勝ち取りたいものです。
メールは対応の仕方や文面から、人柄やマナーがわかってしまうもの。よい印象を与えるメールマナーを確認しておきましょう。
応募したバイトの面接候補日は複数出すこと
先方から面接希望日を聞かれたら、以下のように第三希望ぐらいまで候補を出すようにしてください。
1つしか候補を出さないと、「相手の都合を配慮しない人」という印象を与えかねません。また、各日程の時間帯もできるだけ幅広く提示すると、先方も調整がしやすくなります。
曜日も記しておいた方が、より親切でしょう。ただしくれぐれも日付と曜日に間違いがないように! 間違いがあると、せっかく設定した面接日程をお互いに誤解してしまうという恐れもあります。
メール返信時は「件名」に留意!バイト応募者であることも明記する
会社で働く人にとってメールは毎日何十通、何百通と受け取るもの。面接担当者としても注意はしているはずですが、メールを見落としてしまうというミスも考えられます。面接は通常何名も候補者と会うものですから、できるだけスムーズに面接日程の確約を取りつけられるように、メールの件名などでも工夫をしましょう。
上記のようにしておけば、たくさんのメールがあっても「面接に関するメールだな」ということが一目瞭然ですし、複数の候補者がいる場合、誰からの返信なのかもすぐにわかります。また、職種が複数ある場合は職種ごとに担当者が違うこともありますので、希望職種も書いておくと親切です。
返信メール本文は丁寧かつ簡潔に
メールの書き出しは会社名、担当者の肩書き、担当者氏名フルネームの順で書きだします。
内容は簡潔に、情報の部分は文章ではなく箇条書きにするとシンプルで読みやすくなります。また、最後は自分の名前と連絡先を記しておきましょう。
バイトでも知っておきたいメール返信時のプチテクニック
社会人になると新人研修を受けたり周りの人のやり方から学んだりすることですが、以下はバイトの時から注意しておくとよいポイントです。
1.改行を適切に入れる
メールはスマホから返信をすることも多いと思いますが、企業ではまだまだパソコンを使ってメールチェックをするところがほとんどです。スマホで読むときは改行が少ないほうが読みやすいのですが、パソコンだと一行が長すぎると読みづらいもの。相手はパソコンを使っていることも想定し、読みやすくする工夫をしてください。
2.返信2回目からは件名を変えない
パソコンメールでは、「件名」を変えると過去のやりとりが見づらくなることがあります。最初はわかりやすい件名を工夫することが必要ですが、2回目からは一連のやりとりが見返しやすいよう、件名を変更せず、過去の履歴をのこしたままやり取りすると担当者としては仕事がしやすいでしょう。
しかしメールマナーは「こうでないとだめ」、という絶対的なものはありません。個人によって若干異なる部分がありますので、やり取りが長く続くようであれば、相手のやり方に合わせるとよいでしょう。
もし相手が「常に件名を変更する」「過去の履歴を消している」「全く改行していない」というような場合は、一般的なマナーにとらわれず、相手がやりやすいと思われる方法にあわせていくことも心配りの一つです。
3.最後にダブルチェック!
自分のスケジュールが本当に空いているかどうか、記載した日付と曜日に間違いがないか、相手の名前を間違って書いていないか(漢字にも注意)など、メール送信ボタンを押す前に、内容に間違いがないかを重々確認してください。
メールのマナーは時代と共に変わります。
本文にも書いたように、応募者のほとんどはスマホでやり取りをしているでしょうが、会社側はまだパソコンが主流。しかしあと数年もすれば、会社側の状況も変わってくるかもしれません。
バイト応募時のメール返信は基本的なマナーをおさえつつ、どうするのがベストなのかとその都度自分で考えることも大切です。マナーとは「相手のことを考える」ということ。型にとらわれず、「本当のマナー」を意識していきたいものですね。
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