
バイトの面接官は一度にたくさんの履歴書を受け取ります。全員と面接するのは大変ですから、履歴書に書かれた内容や印象で書類選考を行うところも多いでしょう。
まずは面接に呼ばれることがバイト合格への第一歩。履歴書を書く際の注意事項をきちんと頭に入れておきましょう。
バイト履歴書の書き方 3つの最重要項目
以下3点は重要事項。細かいことを考える前に、このポイントはしっかりおさえてください。
1. とにもかくにも「丁寧に」
文字を丁寧に書くことはもちろん、写真の貼りかた、印鑑の向きなど細部に注意をむけましょう。誤字脱字や年号の間違いがないように何度も確認してください。手書きの場合、修正テープ等の使用はNGです。
2. 第一印象を与える写真は重要
多くの履歴書を受け取る採用担当なら、写真の第一印象で合否を決めることもあります。写真は視覚的で印象に残りやすいもの。清潔感・信頼感を大切に、ポジティブな印象を与える一枚を用意しましょう。
3. 空欄を作らない
バイト履歴書の場合、自己PR、志望動機、趣味・特技欄などを「特になし」などと書いていませんか? 履歴書の段階で、少しでもあなたという人間に興味を持ってもらえるまたとないチャンスです。かしこまったことや難しいことでなくてもかまいません。自分らしさを伝えられる項目ですので必ず書くようにしてください。
バイト履歴書 書き方注意点
実際に履歴書を書き始めると細かい疑問が出てくるもの。以下、バイト履歴書の書き方注意点をチェックしてから書きましょう。
―日付・名前・生年月日・住所・電話番号・学歴・職歴欄の注意点
① 写真
履歴書の写真は第一印象を決める重要な要素。前髪が目にかかっていない・えり付きシャツを着るなど、清潔感と信頼感が伝わる写真を準備しましょう。
② 電話番号
一人暮らしで固定電話がない人は携帯電話のみでよいですが、固定電話も携帯電話もある人はどちらもきちんと記載しましょう。
③ 年号
和暦でも西暦でもOK。大切なのは「どちらかで統一する」「省略しない」ということです。
万が一履歴書のフォーマットにどちらかの年号が書かれていれば、それに合わせましょう。
④ 学歴・職歴
まず1行目に「学歴」と書き、小学校卒業から書き出しましょう。学歴を直近のものまで書き終えたら次の行に「職歴」と書きます。職歴のない人は学歴のみでよいですが、アルバイト経験のある人は記載しておきましょう。すべて書き終えたら最後の行に「以上」と書きます。「以上」は欄の右側に寄せて書くようにしてください。
⑤ バイトは「入社」「退社」で統一
バイトの経験を職歴に書くとき、「A社 入社(アルバイト)」「A社 一身上の都合により退社」というように記載します。「退社」と書くか「退職」と書くかで迷う人は、以下の記事を参考にしてください。
―免許・資格、趣味・特技、長所・短所、志望動機、自己PR、本人希望欄の注意点
⑥ 免許・資格
履歴書の基本ルール「略さない」にのっとり、免許の名称は必ず正式名称で書くようにしましょう。「英検」や「自動車免許」は多くの人が書く免許・資格ですが、それぞれ「実用英語技能検定」「普通自動車第一種運転免許」と、正しく記載してください。
⑦ 特技
できれば応募する職種、業界と何かしら関連があればベストですが、そうでなくても大丈夫。特技とまでいかずとも、得意なことや継続していること等を書くとよいでしょう。
⑧ 志望動機
バイトの面接でも志望動機は重要です。「そんなに大した動機はないんだけど……」という人でも、数多くのバイトからそこを選んだ理由があるはず。志望動機欄を空白で出す人が多い中、きちんとかければそれだけでも一歩リードです。
⑨ 自己PR
志望動機と同様、空白で出したり「特にありません」などと書いたりするのではもったいない! どんな些細なことでも、あなたという人間性をわかってもらうよいきっかけと考えましょう。
⑩ 本人希望欄
履歴書の「本人希望欄」では必ず伝えておくべきことを記載しましょう。どうしてもシフトに入れない曜日や時間帯、通勤方法などがあれば記載しておくとよいですね。
まとめ
最後まで書けたら必ず最初から見直し、誤字脱字がないことを確認してください。目視だけでは見落としがちですから、声に出して読んでみたり、家族や友達に見てもらったりするとよいでしょう。
当日は履歴書をクリアファイルにいれ、それを封筒に入れて持参します。事前に郵送で送った場合でも、当日も提出用に一部、自分用に一部コピーを持っていくと安心です。
複数のバイト面接を受ける場合は、それぞれの会社にあわせた履歴書にすることが合格への第一歩。使いまわしの文章は相手に伝わってしまいます。熱意と誠意を履歴書にこめてみてください!
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