ドーモプラスが注目の男子を紹介する連載インタビュー「レコメン図」。今回登場していただくのは、『ミュージカル「スタミュ」』辰己琉唯役や、『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』の紫之創役、浪漫活劇譚『艶漢』吉原詩郎役などを演じる俳優「櫻井 圭登(さくらい・けいと)」さん。


9月には『あんステフェスティバル』への出演が決まっている櫻井さんに、後編では役者の仕事を通して出会った大切な方々や、オフの日の過ごし方などについて語っていただきました!


インタビュー前編はコチラ

親友であり、ライバルでもある人とは


――これまでさまざまな共演者の方と出会ってきたかと思いますが、お互い高め合えるライバルのような方はいますか?


役者を始めてすぐの頃に、共演していた猪野広樹くんです。最近は全然いっしょのお仕事がなくて、それぞれ役者人生を歩んでいるんですけど、あの頃ぶつかり合ったライバルなので、今でもその意識はありますね。


「あいつは今、どうなってるのかな?」って、彼が出ている作品をよく観に行くんですが、「自分もまだまだかもしれない。負けたくないな」って考えたりするので、自分にとっては彼が一番ライバルであり高め合える人なのかなと思います。





――猪野さんとは、お互いの作品をチェックし合ったりしているんですか?


向こうはどうか分からないですけど(笑)、僕はよく観てますね。すごく刺激になるので、とてもありがたいです。最近だとプライベートでは2ヶ月くらい前に会ったんですけど、1年に1回会うくらいでも変わらない関係でいられるので、すてきな友達だなって。親友でもあり、ライバルでもある存在です。


――そのうちまた、共演できる機会が巡ってくるといいですね。


いつか、またいっしょに作品を作りたいです。お互いに成長して、舞台の上で再会できたらいいなって思いますね。





憧れるのは「冷静さと情熱を兼ね備えた、華のある役者」


――では次に、この人のようになりたいという、憧れの存在はどなたでしょうか?


『艶漢』でお兄ちゃんの役をやっていただいた、三上俊さんです。ミカシュンさんもいろんな武器を手にして、今あの場所に立っているんだと思うんです。ミカシュンさんに厚い信頼を寄せている役者さんってたくさんいますし。


あんなふうに“お芝居をしたら絶対間違いがない”っていう役者には、30代、40代までかかってもなりたいなと思います。今はそこを目標にして、20代のうちにどれだけ自分の武器を作れるかが勝負だなと、すごく刺激をいただいています。





――演技力の面でも、座組みの中での頼れる存在としても、尊敬できる方なんですね。


ミカシュンさんに「圭登が『艶漢』を辞めるのは、俺を超えてからだ」って言われているので(笑)。そんな熱いところがありつつ、冷静な心も持っていて、華もあって……そうやって周りもちゃんと見えているような情熱的な人間に、僕もなりたいなと思います。





――そんなふうに後輩に何かを渡してあげられる先輩って、カッコいいですね。


カッコいいですよね! 自分もなりたいなぁ……。最近後輩もできてきて、ちょっとまだ戸惑ってるんですけど。でも、宮崎湧くん(「あんステ」真白友也役)には一番愛情を注いでます(笑)。





――宮崎さんは、櫻井さんにとって後輩的な存在なんですか?


後輩というより、親友に近い感じですね。「あんステ」で出会ってから、ずっと仲がいいので。湧くんが生きてきた仕事の内容と、僕が生きてきた仕事の内容は、話してみると思ったよりちがっていたんです。


でも、湧くんから受け取るものもたくさんあるし、……おこがましいですけど自分の方が一応年上なので、僕で与えられるものや、伝えられるものがあったら渡したいなというのは、いつも思っています。


打ち上げみたいな感じで、いっしょに箱根旅行にも行ったことがあるんですけど。びっくりですよね、男二人でプールに行くっていう(笑)。いろいろヘンな目でも見られましたけど。





――すてきな関係だと思います(笑)。そうやって、お仕事を通して大事な友達と出会えるっていいですね。もうおひと方、北川尚弥さんともとても仲がいいとうかがったのですが、北川さんともお仕事の現場で知り合ったのでしょうか?


そうなんです。こう振り返ってみると、とてもいい人たちに恵まれてるんだなって。なおやとは「スタミュミュ」の時に出会って、役柄上一番近しい関係だったんです。なおやじゃなかったら今の自分はいませんし、その分、自分じゃなきゃなおやも今のなおやになれなかった。そう思えるくらいの自分になりたいなと思ってます。切磋琢磨しながら、いっしょに成長している感覚ですね。共に頑張れる仲間がいて嬉しいです。





「あんステ」紫之創が教えてくれた「根本的で大切なこと」


――9月には横浜と神戸での『あんステフェスティバル』が控えていますが、今の意気込みを聞かせてください。


2年半の間、“紫之創”を演じてきたので、創くんから学んだことをちゃんと僕自身が恩返しできるようなステージにしたいなと思っています。パートナーの湧くんといっしょに(笑)。湧くんにも伝えられることがあったら伝えていきたいですし、Ra*bitsの4人全員で輝くステージを作り上げられたらなって。





――役作りとして、今から始めていることはありますか?


もうダイエットと腹筋は始めました。おなかが見える衣装なので、そこはちゃんと大事にしたいですね(笑)。





――具体的な部分はこれから稽古が始まってからになるかと思いますが、楽しみですね。また舞台とはちがったステージになりそうですし。


何より、ライブですしね。「あんステ」の本編はもう終了したので、あとはただ楽しむことが一番かなって思います。お客さんといっしょに笑顔になれたらいいなぁと。全ユニットが出演する豪華なステージで、本当にもう男子校みたいな感じになりそうです(笑)。面白いなぁと思いますし、なかなかこういう経験はできないので、大切にしたいですね。





――男性キャストが30人揃ってライブを繰り広げるのは、圧巻の景色になりそうです。2年半演じた創くんからは、どんなものを受け取ったと思いますか?


不器用で弱虫なところがあって、客観的に見たら正直アイドルには向いていないのかなと思った時もあったんですけど。ストーリーに触れながら役作りをしていくうちに、自分の壁にがむしゃらにぶつかって、泣いて、そんな自分を変えたくてっていう、すごくリアルな人間だなと思ったんです。


僕も人見知りなので、人との付き合い方を徐々に学びながら、いっしょにここまで歩いてきた感じもあって。その過程で自分の武器をちゃんと見つけて今、アイドルとして立っている創くんを見ると、自分もいろんなことに挑戦して失敗して、それでも役者をやりたいから自分の武器を探して……そういう、根本的で大切なことを学んだなって心底思いました。創くんを演じられてよかったです。





――Ra*bits4人揃ってのライブも実現してよかったですよね。



いやー、本当に。ひとりぼっちだった1作目の時には、開演前にみんなはユニットで集まって円陣してるのに、僕だけひとりで円陣してましたから(笑)。あれはもう絶望でした。4人揃った時にはその分めっちゃ楽しかったです。





「作品の中で光となるような存在」を演じてみたい


――それでは今後について、挑戦してみたい役柄や、やってみたいお仕事について聞かせてください。


今まで元気な役をあんまり演ったことがないので、挑戦してみたいですね(笑)。作品の中で光となるような存在っていると思うんですけど、そういう役はこれまで回ってきたことがないので、いつかポジティブに考えられるような人間を演じてみたいなと思います。これまで経験した役だと、明るいけどどこか影があったりする落ち込み系の役が多かったので。


たとえば明星スバルくんみたいな、仲間を照らしてあげられるような役をやってみたいです。またそれだけ、演技の幅も広がるかもしれないですし。





――映像のお仕事も経験されたことがあるそうですが、そちらの仕事もまたトライしてみたいという気持ちはありますか?


映像のお仕事はまだ、ちょいちょいやらせていただいている感じなので。いつかはがっつりやってみたいですね。映画にはいつか出演したいとずっと思っているので、いつかタイミングが合ったらぜひ携わりたいなと。


それから個人的には、周りがどんどん写真集を出すので、いいなぁと……(笑)。「どうやって作ってるんだろう?」と、そこにも興味があります。





――写真集は海外で撮影されている方もいたりと、凝っていてすごいですよね。櫻井さんは、出すならどんなものにしたいですか? 妄想でもOKです。


うーん……すごいスタジオでセットを作り込んだりしながら、いつもの自分ではない自分の姿を、いろいろと撮ってほしいなって。普段の自分が出さない一面を切り取ってもらいたいです。





インドアだった櫻井青年の、最近の休日の過ごし方


――では話題はがらりと変わるのですが、オフの時間の過ごし方について、楽しみにしていることや、気分転換にしていることはなんですか?


高校生の頃や2年前くらいまでは、ずっとゲームをしたり、アニメを観たりしていたんですけど。20代半ばになった最近は、外に出かけて映画館で映画を観るようになったり、高尾山あたりの身近で登りやすいような山に登るようになったりしました。


それから、近頃すごく「人としゃべりたい」と思うようになって。インドアから、ちょっとアウトドアに成長しましたね。家族とも最近すごく仲よくなって、お姉ちゃんとゲームをしたり。ひとりでいるより、仲のいい人としゃべったりしながら誰かといる時のほうが楽しいし、心が落ち着いてリラックスできるなと思うようになりました。





――年を重ねて変わってきたんですね。


前は内に内にこもって、ひとりで布団をかぶってずっとゲームをしてたんですけど。ちょっと世界を広く見ようと思って(笑)。


――映画がお好きということですが、特に好きな作品や印象的だった作品はありますか?


最近だと「未来のミライ」を観ました。ドラマチックな演出で見せるというよりは、リアルな日常を淡々と描いて、その中で大切なことをひとつひとつ学んでいくという印象の作品で。大きな波はないかもしれないですけど、本当に人間が大事にしたいことを伝えてくれるように感じたので、僕は好きですね。絵もきれいで、世界観もすごくよかったです。





――バンドを組んでいたこともあるとのことでしたが、最近はどんな音楽を聴いていますか?


それこそ「スタミュミュ」の曲を聴いたりしてます。自分たちの歌声がCDになったのは初めての経験だったので、みんなも「聴いてる」って言ってましたし(笑)。たまに思い出して聴いてみては、歌や歌詞に元気をもらってます。


自分の声を音源で聴くのは嬉しい反面、やっぱり恥ずかしさもあるので、ちがうチームの曲や自分の声が入っていないところを聴いたりしますけど。家族も聴いてくれていて嬉しいです。





スーパーのレジ打ちをしながら考えていたこと


――では、「DOMO」がアルバイト求人誌ということにちなんで、アルバイトのお話もうかがわせてください。今まで経験したアルバイトで、印象に残っているものや、今の仕事に生きているものはありますか?


高校生の時に地元のスーパーで働いていました。そのお店は布団やカーテン、スリッパなど、雑貨も多く置いているスーパーで、バイトの高校生は僕ひとりだったんです。たくさんのパートの方たちに囲まれながら働くのは、けっこう面白かったですよ。なかなか経験できない状況だなと思うし、少し田舎に行ったような感覚も味わえたので。


自分のお母さんもパートに行っていたことがあるので「こうやって働いていたのかな」なんて考えながら、いろんな人の話を聞いたりしてました。お金を稼ぐことってシビアなことのように感じますけど、楽しい部分もあるし幸せなことなんだなと、そのバイトを通して感じましたね。





――そのお店では、どんな業務を担当されていたんですか?


僕、レジ打ちが早かったので、商品の搬入はあまりしないで、基本的にレジを任されてました。レジを打つのが楽しかったので、閉店後にも「やらせてください」ってお願いして、練習したりしてたんですよ(笑)。


女性用の下着も売っていたりしたので、男性店員の僕がレジにいると会計がしづらかったらしく、「こちらにどうぞ!」って声を掛けたお客さんに「イヤです!」って返された時には、めっちゃ恥ずかしくてショックを受けました(笑)。今にして思うと、そうだよねって感じますけど。


あと、スーパーのほかには、ファミレスやアイスクリームショップでもアルバイトをしたことがあります。引っ越し業者とかもやりましたね。





――けっこう幅広く経験されているんですね。


バイト先にはいろんな方がいますけど、社会勉強にはすごくなるなと思うんです。今は、やれてよかったなと思います。お金に対しての接し方も分かったし、稼ぐってこういうことなんだなって。今、役者をやっていても通じることはたくさんあるなと思います。





――では最後に。今、夢に向かって頑張っている読者の方に向けて、応援のメッセージをお願いします。


最近、僕は哲学にハマっていて、ニーチェの本を読んだりしてるんです。それで心に残っているのが、人生は人それぞれで全くちがうということで。10代でも20代でも大変に感じることはあると思うんですけど、何を大変と思うかは人それぞれなんですよね。不安や悩みは、人間なら誰でも抱えているものだし、いつかの幸せのためだと思えば何でも乗り切れる気がしていて。


今ある環境の中で、自分が本当に大事にしたいことをちゃんと大事にしながら生活していれば、きっといつかは幸せになれると思うんです。逃げずに、でも前向きに頑張っていきましょう。僕も元はネガティブなんですけど、前向きに考えるようになったので。みなさんもぜひ、いっしょに頑張りましょう。





仲のいい役者仲間や先輩について、にこにこしながら語ってくださった櫻井さん。「自分は人に恵まれている」ということでしたが、そう感じられる彼だからこそ、いい巡り合わせで人と出会えているのではと感じました。最後の最後でニーチェを出してくるあたり、ふんわりした気配の中に、まだまだ魅力的な部分が隠されていそうです。そんな櫻井さんの今後の活躍に要注目ですね!


取材・文:古原孝子
Photo:青木早霞(PROGRESS-M)


インタビュー前編はコチラ

【プロフィール】
櫻井 圭登(さくらい・けいと)

1993年2月8日、東京都生まれ。
主な出演作に「あんさんぶるスターズ!オン・ステージ」紫之創役、ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」ワールドツアー うちはサスケ役、浪漫活劇譚・歌謡倶楽部「艶漢」主演 吉原詩郎役、ミュージカル「スタミュ」辰己琉唯役、映画「死んだ目をした少年」田中聡役、ドラマ「ファイブ」第4話 真人千和役など、映像や舞台など幅広い分野で活躍している。
今年は「RE:VOLVER」東京公演 10月18日~22日、大阪公演 10月27日~28日の出演が控えている。
official twitter:@SakuraiKeitoO


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