
もはや夏の風物詩『スイカ』。カレンダーなどの季節を表すものには、「麦わら帽子にひまわりにスイカ」なんてイラストが描かれていることも多いですよね。夏の食べ物として最もポピュラーな果物。
……ん? 果物? ちょっと待って! スイカは野菜? 今回はそんな甘くて美味しい、スイカの魅力に迫ります。
スイカは果物? 野菜?
スイカを漢字で書くと『西瓜』。西の瓜と書くのだから、野菜なのでは? でも、英語だと『Watermelon』。メロンなのだから、果物でしょ。そう悩んだこともある方もいるのでは?
それでは、どちらが正しいのでしょうか。実のところ、スイカは野菜に分類されています。しかし、一般的に果物としての利用が多いことから、「果実的野菜」として扱われることが、農林水産省から定められているのです。メロンも同じく、これに分類されています。
知られざる栄養素と働き
例年にも増して暑い今年の夏。熱中症対策が叫ばれていますが、水分補給は大事なポイント。スイカは約90%が水分で出来ているので、まさに夏には最適の食べ物です。でも、水分ばかりで栄養が少なそう?
いえいえ、侮るなかれ。意外にもスイカの栄養は機能性が高く、含有量は少ないですが、ビタミンCやカリウム、赤い果肉のものにはβカロテンやリコピンなども含まれており、抗酸化作用がバッチリ。
夏バテの解消や疲労回復にも良いといわれています。塩を振って食べると、より効果を高めるのでオススメです。
食べ方いろいろ? 皮にも栄養が!
食べるのは赤い部分だけ。皮? 美味しくないから食べられないし、捨てちゃうよ。という方に知って欲しい! 実はスイカの皮の白い部分には、果肉の2倍もの量のシトルリンという栄養素が含まれており、捨てるのは本当にもったいないところなのです。
アミノ酸の一種であるシトルリンには腎臓の働きを助け、老廃物も一緒に排出してくれる利尿作用などがあり、また、血圧を下げる作用もあるので、とても注目されています。
この白い皮の部分は、漬け物として加工すれば美味しく食べることができるのですが、手早く摂りたいときにはスムージーなどの材料として利用するのがオススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 今回は筆者も大好きな『スイカ』について、主にカテゴリーや栄養の部分を掘り下げてみました。最近ではコンビニやスーパーでもカットフルーツが販売されていますので、スイカなどの大型フルーツを丸ごと1個購入しなくても、手軽に食べられるようになりましたよね。みなさんも是非、スイカを食べて酷暑を乗り切りましょう!
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