バイトや就職活動などで「面接後にお礼メールを送ること」という話を耳にしたことがあるかもしれません。結論から言うと、お礼は受け取った側もうれしいものですので、出したほうが良いと言えます。一昔前は手紙でお礼状を書くようなこともありましたが、今はメールでもOK。いつ、どのようにお礼メールを出せばよいのか、ルールや文章例を見てみましょう。
1. お礼メールは面接当日に出す
「お礼メールを送れば面接官の印象が良くなるから出したほうが良い」、とアドバイスを受けることもあると思います。しかし、そういう考え方を持っていると本当の感謝は伝わりませんし、第一、人の下心は透けて見えるものです。
バイトの面接とは、社員やバイトの先輩が仕事をやりくりしてあなたのために作ってくれた時間。「時間をとってくださってありがとうございます」と感謝の気持ちが芽生えるのは自然なことで、その気持ちを大切にするようにしてください。
一般的にお礼は「なるべく早く、その日のうちに」が鉄則です。バイトの面接も同じですので、面接後はなるべく早いタイミングでお礼メールを出すとよいでしょう。
2. お礼メールの書き方例
友達に送るメールとは違い、「相手は忙しい人である」ということを前提にしてメールを書き始めます。そのためにも、件名を読むだけで以下二点がすぐにわかるようにしておいてください。
・メールの発信者(学校名や氏名)
・内容が「お礼メール」であること
お礼を述べた後に、受かった際の「意気込み」を伝えるとよいでしょう。また、メールは先方の社名、肩書き、氏名を略さずに書き、最後には自分の名前、連絡先を記しましょう。
3. 面接の結果通知が来たら再びお礼メールを
晴れて「面接合格」となった暁には、お礼メールの中で確認しておきたい事項を質問してもよいでしょう。一方、面接が不合格だった場合はどうでしょう。ショックもありますし、特に返事を書かないという人も多いかもしれません。
しかし不合格の時もきちんと返事を出し、時間をとってもらったことに対してお礼を伝えるのがベスト。今後またどこでご縁があるかもしれません。不合格だったときほど人となりが問われる、ということも覚えておきたいものです。
バイト面接のお礼のみならず、日常のどんなシーンでも、「お礼を伝える」気持ちを大切にしていきたいものですね。
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