バイト面接に持参する履歴書には必ず「職務経歴欄」がありますが、みなさんは正しく書けているでしょうか。初めてのバイトであれば職務経歴欄は「なし」と書けばよいですが、長期間バイトの経験があればぜひ書いておきたいもの。
履歴書を書き出すと、「退職・退社の違いってなに?」という疑問に行き当たる人もいるでしょう。
バイトの履歴書で使うべきは「退職」? 「退社」?
以下の例で「●●」に入るのは「退職」「退社」のどちらでしょう。
「平成25年2月1日 DOMO株式会社 入社
平成26年8月31日 一身上の都合により同社●●」
ヒントを得るために、「退職」「退社」をweblio辞書で調べてみると以下のように説明があります。
『退職-勤めていた職場をやめること。職を退くこと。↔ 就職』
『退社-会社員がその会社をやめること↔入社/日の仕事を終えて会社をひきあげること↔出社』
「退社」には「会社を辞めること」と「その日の仕事を終えて勤務先を離れること」の2つの意味があるようです。
結論! バイト履歴書には「退社」がベター
辞書の意味だけを見ると、どちらを使うべきかとやはり迷う結果となりました。しかし「↔」で反対語を見てみると「退職↔就職」「退社↔入社」となっていることに気づきます。
「平成25年2月1日 ●株式会社 入社」
と書いたなら、「入社」の反対語である「退社」を使えば間違いないと言えますので、バイトの履歴書では「退社」を使うとよいでしょう。
まだ退社していないバイト先がある場合の書き方
「次のバイトが決まったら今のバイトを辞めよう」という場合や、2つのバイトを掛け持ちしようという場合、上記のように「一身上の都合により同社退社」と書けません。この場合は以下の通り、「現在に至る」と表記します。
「平成25年2月1日 DOMO株式会社 入社
現在に至る」
これで「今もDOMO株式会社で働いています」という意味になります。
インターンは「退社」ではなく「期間満了」とする
最近は大学在学中に企業でインターンシップを経験する人も増えています。1週間程度の短期であればあまりアピールにならないかもしれませんので、職務経歴欄ではなく「自己アピール欄」に書き添えるとよいでしょう。
もしインターン経験が面接でアピールできるようであれば、話題作りのためにも職務経歴欄に書いておくとよいかもしれません。
インターンシップはバイトと違い、お給料の出ないことがほとんどで、「雇用関係」ではありません。そのため「入社」「退社」という概念はありませんから、以下のように記載するとよいでしょう。
「平成25年2月1日 DOMO株式会社 インターンシップ開始
平成25年3月31日 同社インターンシップ 期間満了」
バイト代のでるインターンシップであれば、職務経歴欄には以下のように書くとわかりやすいでしょう。
「平成25年2月1日 DOMO株式会社 入社(有給インターンシップ)
平成25年3月31日 同社 インターンシップ期間満了により退社」
まとめ
履歴書の職務経歴欄は悩むところが多いものですが、一度しっかり確認しておけば、将来の就職活動の際にも役立ちます。これを機に覚えておくとよいですね。
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