
(編)地元静岡ってどんなところ?(永)やっぱり人が温かいよね! いろいろな人と出会ってそう思ったよ。
地元静岡で就職が決まった永田さんは、周りの優しさと温かみを感じながら、立派な幼稚園の先生を目指す笑顔絶やさない女子大生でした。
「世界が広がる、夢に向かう」
静岡県立大学短期大学部こども学科2年の永田結美です。出身は静岡県牧之原市で、小中学、一学年1クラスしかありません。高校に入ったら6クラスに増えて知らない人ばかりで不安もありましたが、たくさんの人と出会い私の世界が広がりましたね。
高校では保育系を学ぶ系列に入っていて、幼稚園などに実習に行く機会がありました。もともと幼稚園生の時から先生に憧れていましたが、実習で子どもと接するうちに保育職に就きたい気持ちが強まったのです。そのため、保育系を学べ、学費も安めなこの大学に進みました。
熱心に勉強を頑張っている姿
「幼稚園実習を通して」
大学では、主に子どもに関する資格を取るための勉強をしています。中には、おもちゃを作ったり、子どもの遊びを自分たちがやったりピアノを弾いたりと、楽しい授業もあります。
また、幼稚園実習として自分の母園に行ったこともあります。年中クラスを担当したのですが、そのクラスの中にわがままで少し問題児な子がいて、その子を友達の輪に入れてあげるのに苦労しました。なかなか言うことを聞いてくれず、うまくできない自分にもイライラしてしまいましたね。
そこで先生に相談したところ、「先生がこうしてほしいと言うのではなく、子どもが何したいのか私たちが考えて共感してあげると、先生が自分の気持ちをわかってくれた! と子どもたちは感じ、先生の言うことを聞いてくれるようになるよ」とアドバイスをくれたのです。
子どもがどういう気持ちでいるのか考えてそれを共感することが大事だと知り、いざ実践してみたらその子が私の言葉に耳を傾けてくれたのです! この実習では先生の言葉の支えにより、成長することができました。
授業で作ったオモチャ
私の目標
あと約2か月で卒業だなんて正直まだ実感がないです。私の学科は30人で、最初はみんなとやっていけるか不安でしたね。しかし同じ夢を持っているもの同士分かりあえることが多く、とても温かい雰囲気のクラスでした。今ではこのメンバーや先生と生活を共に出来て良かったと思えます。
3月から先生になりますが、子どもが私といて安心できるような存在になりたいです。幼稚園には子どもにとって一番頼れる親がいません。そこで私が園の中では一番頼れる人になることで、子どもたちに楽しく安心して来てほしいのです。不安も多いですが、立派な先生になれるように頑張ります!
私の大学風景