
ドーモプラスが注目の男子を紹介する連載企画「レコメン図」。第10回は俳優として活動の幅を広げ、12月には出演中の「2.5次元ダンスライブ『ツキウタ。』ステージ」が第5幕を迎える「竹中 凌平(たけなか・りょうへい)」さんが登場! 前編では、お芝居に出会ったきっかけや、『ツキステ。』のステージに臨む心境をうかがいました。
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――現在、舞台を中心に俳優として活躍されていますが、まずはこの仕事を始めたきっかけについて聞かせてください。
大学の入学式で、スカウトの方に声をかけていただいたのがきっかけです。それより前から、漠然と「自分の感情を表現できる仕事に就きたい」とは思っていたんですけど、それが俳優という仕事なのか、ほかの何かなのかは特に決めてなかったんです。それが声をかけてもらったことで、少し現実味を帯びてきたというか。最初は「ちょっとやってみようかな」という感覚で始めたんですけど、今はもうどっぷり浸かっちゃってます。
――大学の入学式とは、意外な場所でスカウトされたんですね。
ですよね、そんなことあるんだなぁって。それから、名刺をくれた方から連絡があって、最初の仕事ではネットテレビのバラエティ番組みたいなものに出させてもらいました。
――ではお仕事デビューは映像からだったと。
そうなんです。そこから、舞台の案件をいただいたりとお芝居にも少しずつ携わるようになったんですけど、そのうち、思うような仕事ができてないなって気持ちも出てきてしまって。実は僕、一度役者の仕事から離れてるんですよ。
でも、普通に企業に就職して、スーツを着て仕事に行くっていうのは、たぶん自分には向いていないような気もする。どうしようかなと思ってる時に、表参道で美容師さんにヘアカタログのモデルにハントされたんです。その流れで読者モデルをやってるうちに、またちがう事務所さんに声をかけていただいて……それで今に至ります。
――かなり複雑な過程があったんですね。読者モデルをしていた時に声をかけられたとのことですが、そこからまたお芝居の世界に戻ったのはどんな理由があったんでしょうか?
運が良かったのかなと思うんですけど、東京ワンピースタワーで毎日公演している『ONE PIECE LIVE ATTRACTION』のモンキー・D・ルフィ役が決まって。そのまま1年くらい務めさせてもらって。
――ルフィ役というと主役ですよね。突然の抜擢で、やはり緊張やプレッシャーは相当あったのでは?
稽古が始まった最初のほうはよく分からないままにやっていたので、あんまりプレッシャーとかはなかったんですけど、だんだん本番の日が近づいてくるにつれて意識するようになりましたね。やっぱり世界中で人気のある有名な作品なので……。
それに、ルフィって普段の自分とあまりにもかけ離れていて、似たような部分があまりなかったので、そこでもけっこう苦労はしました。でも、この役をやったおかげで本格的に芝居をやりたいって思ったんですよね。
――お芝居と向き合う大きなきっかけになったと。
そうですね。その舞台では、 流れてくる声優さんの声に合わせて喋ってるように動くという感じだったんです。 観に来てくれてるお客さんの中には外国の方もけっこういらっしゃって、 多分その中に日本語が分かる人ってそんなに多くなかったと思うんですけど、それでもすごい盛り上がってくれて。 そういうのを見てたら「お芝居って素敵だな」って感じたんですよね。
そして東京タワーの仕事が終わった後、もっとお芝居を学びたいと思って、役者の先輩のところで1年近く通わせて頂きました。
そこでは俳優として、人として、ひとりの漢としてどうあるべきか、今の僕の核となる部分を作って頂いて、自分の人生と向き合うきっかけになりました。
――1年という長い間同じ役柄を演じられたわけですが、ルフィ役で得られたものはほかにも何かありましたか?
見せ方だったりもですけど、よく笑うようになったって言われますね。「表情が豊かになった」と。あとはやっぱり、人との繋がりみたいなものも得られたかなと思います。キャストのみんなとはずっといっしょにやってたので、今でもごはんに行ったりしますし。
――『ONE PIECE LIVE ATTRACTION』は1年のシーズンごとにストーリーや配役が変わるとのことですが、ちがうシーズンの出演者さんとも仲がいいそうですね。
そうですね。舞台を観に行ったりすると挨拶させて貰えるので、向こうもこっちもお互いに知ってますし。それに、同じ役をやるっていうことで意見を交換したり、悩みなんかも共有できる部分もあるので、自然と仲良くなったりはしますね。不思議な絆みたいなものが生まれるというか。
――同じ役柄の人同士ならではのエピソードですね。では今回「2.5次元ダンスライブ『ツキウタ。』ステージ」(通称:ツキステ。)に「卯月 新(うづき・あらた)」役で出演されますが、10月上演の第4幕、12月の第5幕に向けて現在稽古をされている最中かと思います。役作りでのこだわりや苦労した点、自分なりに工夫したポイントがあったら聞かせてください。(※取材は9月末に行いました)
うーん……苦労してる点で言うと、ダンスですね。今回シリーズ初のキャスト変更ということで、ほかのキャストのみんなは第3幕までの1年を既にやってきてるんですけど、僕はその分出遅れてるんで。覚えることの量もハンパないですし、みんなとも合わせなきゃいけないですし。もちろんキャラとしての個性でほかのメンバーとちがう動きをする分にはいいんですけど、きっちり合わせなきゃいけないところは合わせなきゃいけないので。とにかく、ダンスは今まで経験がなかったので。
役としては、新はルフィとちがって自分に似てる部分がけっこうあるなと感じてます。僕もマイペースなところがありますし、話す時のトーンや間の取り方も人それぞれあると思うんですけど、そういうのもどこか似てて。あとは自分も新も、あんまり熱くならないクールなタイプだと周りから見られてるところもですね。実際はそんなことないんですけど。だから役作りの上では、今回はあまり苦労は感じてないです。……関係ないかもしれないですけど、家族構成もいっしょで、良く食べるところも同じだったりするので。
――卯月くんに共感しながら役作りができているんですね。
すごくやりやすいと言うか、お芝居をしてるっていう感覚もそこまでないかもしれないです(笑)。でも、大変なポイントがあるとしたら、新はあんまり声のトーンを変えたりせずにゆっくりしゃべるキャラなので、どのセリフを際立たせるかとかですかね。やっぱり劇場の規模が大きいので、さすがにずっと同じボリュームでしゃべっててもその空間のサイズにはなかなか合わない気がして、そこは考えたりしてますね。どこで間を詰めるかや、どこでちょっとボリュームを上げるか。
――抑揚をつけるということでしょうか?
抑揚はつけないですね。もうほとんど(話し方に抑揚が)ないようなキャラなんで。だから、少しだけテンポアップしてみたりとか。役作りで苦労するところがあるとしたら、そういう部分ですね。
――ほかのキャストはずっと続投されていた方々とのことですが、相談をしたり、アドバイスをもらったりもされていますか?
もちろんありますね。基本的には一番はやっぱりダンスのことなんですけど。役としても相方(皐月葵(さつき・あおい))がいるので、その相方役の上仁 樹(じょうにん・たつき)くんに「こういう動きとかってどうかな?」みたいな相談はしますね。アドバイスももらったりしますし。
――前作までほかの方が演じていた役を引き継ぐということで、その重みもあるのではと思うのですが、いかがですか?
プレッシャーはめちゃくちゃ感じてます。でも、配役が決まってからキャスト発表されるまでの期間がわりとあったので、その間に不安とかプレッシャーは最初に比べると解消できたんですよ。まだ全然詰められるところがたくさんあるから完全に不安じゃなくなった訳ではないんですが、不安と楽しみとで言ったら、6:4くらいですかね。
――6が不安とは、慎重派な性格を感じますね。
いざ始まっちゃえば、またちがってくるとは思うんですけどね(笑)。
――そうですよね。では『ツキステ。』の見どころについてうかがいたいのですが、「ここを観てほしい」というポイントはありますか?
僕が初めて『ツキステ。』を見た時には、ライブパートがすごく衝撃的でしたね。みんなキラキラしてて、本当にカッコよくて。1幕ごとにストーリーはちがいますけど、ライブパートは毎回あるし、同じ曲でも振り付けが変わったりすることもあるので、そういうところを楽しんで見ていただきたいなとは思います。
ライブパートでは、声優さんが歌っている曲に合わせて、僕たちキャストが踊るんですけど、ちゃんと僕たちが歌ってると思ってもらわなければならないですし。それにもやっぱり難しさはありますね。とにかく頑張ります。
――実際に歌ってるように見せないとならないですもんね。配役が決まってから、ダンスレッスンに通われたりもしましたか?
キャストの方がダンスの先生もやっている方で、1ヶ月みっちり基礎を教えてもらいました。それから、今回の舞台の振り付けをされてる方にも教えていただいて。あとは自分でDVDを見て、振り入れ(=振り付けを覚えること)をしたというか、こんな感じかなってやってみたりしてました。
――では初挑戦したダンスにも、ぜひ注目してもらいたいですよね。
そうですね、たしかにダンスは見てほしいです。それから、ライブパートでは客席がサインライトですごくキレイに見えるって聞いたので、それもすごそうだなって思います。
――グループやキャラに合わせて、ライトのカラーが変わったりするそうですね。
変わるみたいですね。12人のキャラにそれぞれイメージカラーがあるんですけど、自分の“推し”(=ひいきのキャラ)の色のライトを持ってたりとか。あとは6人ずつで「Six Gravity」と「Procellarum」の2グループに分かれていて、その中でもデュエットソングでは2人ずつで歌ったりもするんですけど、その時の歌っているペアの色――例えば、僕(=卯月 新)と上仁くん(=皐月 葵)だったらオレンジと水色――に変えてくれたりもするみたいで。
――いいですね、自分のカラーにしてくれているのを見たら気持ちが高揚しそう。
かなり嬉しいと思いますよ。共演者のみんなからも「あれはもう超テンション上がる」って聞いてて。ファンのみなさんが合いの手も入れてくれるらしくて、「それがすごく元気をくれる」って言ってました。僕も楽しみにしてます。
『ツキステ。』では舞台上からの景色を楽しみに、ライプパートの練習に励んでいるという竹中さん。12月上演の第5幕では、さらに磨きがかかったダンスを披露してくれそうですね! 後編では、大きな影響を受けたというシンガーや、アルバイト経験についてのエピソードをうかがっていますのでお楽しみに。
文:古原孝子
Photo:高村 勇一郎
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今はもうどっぷり浸かっちゃってます。
――現在、舞台を中心に俳優として活躍されていますが、まずはこの仕事を始めたきっかけについて聞かせてください。
大学の入学式で、スカウトの方に声をかけていただいたのがきっかけです。それより前から、漠然と「自分の感情を表現できる仕事に就きたい」とは思っていたんですけど、それが俳優という仕事なのか、ほかの何かなのかは特に決めてなかったんです。それが声をかけてもらったことで、少し現実味を帯びてきたというか。最初は「ちょっとやってみようかな」という感覚で始めたんですけど、今はもうどっぷり浸かっちゃってます。
――大学の入学式とは、意外な場所でスカウトされたんですね。
ですよね、そんなことあるんだなぁって。それから、名刺をくれた方から連絡があって、最初の仕事ではネットテレビのバラエティ番組みたいなものに出させてもらいました。
――ではお仕事デビューは映像からだったと。
そうなんです。そこから、舞台の案件をいただいたりとお芝居にも少しずつ携わるようになったんですけど、そのうち、思うような仕事ができてないなって気持ちも出てきてしまって。実は僕、一度役者の仕事から離れてるんですよ。
でも、普通に企業に就職して、スーツを着て仕事に行くっていうのは、たぶん自分には向いていないような気もする。どうしようかなと思ってる時に、表参道で美容師さんにヘアカタログのモデルにハントされたんです。その流れで読者モデルをやってるうちに、またちがう事務所さんに声をかけていただいて……それで今に至ります。
俳優として、人として、ひとりの漢として
――かなり複雑な過程があったんですね。読者モデルをしていた時に声をかけられたとのことですが、そこからまたお芝居の世界に戻ったのはどんな理由があったんでしょうか?
運が良かったのかなと思うんですけど、東京ワンピースタワーで毎日公演している『ONE PIECE LIVE ATTRACTION』のモンキー・D・ルフィ役が決まって。そのまま1年くらい務めさせてもらって。
――ルフィ役というと主役ですよね。突然の抜擢で、やはり緊張やプレッシャーは相当あったのでは?
稽古が始まった最初のほうはよく分からないままにやっていたので、あんまりプレッシャーとかはなかったんですけど、だんだん本番の日が近づいてくるにつれて意識するようになりましたね。やっぱり世界中で人気のある有名な作品なので……。
それに、ルフィって普段の自分とあまりにもかけ離れていて、似たような部分があまりなかったので、そこでもけっこう苦労はしました。でも、この役をやったおかげで本格的に芝居をやりたいって思ったんですよね。
――お芝居と向き合う大きなきっかけになったと。
そうですね。その舞台では、 流れてくる声優さんの声に合わせて喋ってるように動くという感じだったんです。 観に来てくれてるお客さんの中には外国の方もけっこういらっしゃって、 多分その中に日本語が分かる人ってそんなに多くなかったと思うんですけど、それでもすごい盛り上がってくれて。 そういうのを見てたら「お芝居って素敵だな」って感じたんですよね。
そして東京タワーの仕事が終わった後、もっとお芝居を学びたいと思って、役者の先輩のところで1年近く通わせて頂きました。
そこでは俳優として、人として、ひとりの漢としてどうあるべきか、今の僕の核となる部分を作って頂いて、自分の人生と向き合うきっかけになりました。
――1年という長い間同じ役柄を演じられたわけですが、ルフィ役で得られたものはほかにも何かありましたか?
見せ方だったりもですけど、よく笑うようになったって言われますね。「表情が豊かになった」と。あとはやっぱり、人との繋がりみたいなものも得られたかなと思います。キャストのみんなとはずっといっしょにやってたので、今でもごはんに行ったりしますし。
――『ONE PIECE LIVE ATTRACTION』は1年のシーズンごとにストーリーや配役が変わるとのことですが、ちがうシーズンの出演者さんとも仲がいいそうですね。
そうですね。舞台を観に行ったりすると挨拶させて貰えるので、向こうもこっちもお互いに知ってますし。それに、同じ役をやるっていうことで意見を交換したり、悩みなんかも共有できる部分もあるので、自然と仲良くなったりはしますね。不思議な絆みたいなものが生まれるというか。
不安と楽しみとで言ったら、6:4くらいです。
――同じ役柄の人同士ならではのエピソードですね。では今回「2.5次元ダンスライブ『ツキウタ。』ステージ」(通称:ツキステ。)に「卯月 新(うづき・あらた)」役で出演されますが、10月上演の第4幕、12月の第5幕に向けて現在稽古をされている最中かと思います。役作りでのこだわりや苦労した点、自分なりに工夫したポイントがあったら聞かせてください。(※取材は9月末に行いました)
うーん……苦労してる点で言うと、ダンスですね。今回シリーズ初のキャスト変更ということで、ほかのキャストのみんなは第3幕までの1年を既にやってきてるんですけど、僕はその分出遅れてるんで。覚えることの量もハンパないですし、みんなとも合わせなきゃいけないですし。もちろんキャラとしての個性でほかのメンバーとちがう動きをする分にはいいんですけど、きっちり合わせなきゃいけないところは合わせなきゃいけないので。とにかく、ダンスは今まで経験がなかったので。
役としては、新はルフィとちがって自分に似てる部分がけっこうあるなと感じてます。僕もマイペースなところがありますし、話す時のトーンや間の取り方も人それぞれあると思うんですけど、そういうのもどこか似てて。あとは自分も新も、あんまり熱くならないクールなタイプだと周りから見られてるところもですね。実際はそんなことないんですけど。だから役作りの上では、今回はあまり苦労は感じてないです。……関係ないかもしれないですけど、家族構成もいっしょで、良く食べるところも同じだったりするので。
――卯月くんに共感しながら役作りができているんですね。
すごくやりやすいと言うか、お芝居をしてるっていう感覚もそこまでないかもしれないです(笑)。でも、大変なポイントがあるとしたら、新はあんまり声のトーンを変えたりせずにゆっくりしゃべるキャラなので、どのセリフを際立たせるかとかですかね。やっぱり劇場の規模が大きいので、さすがにずっと同じボリュームでしゃべっててもその空間のサイズにはなかなか合わない気がして、そこは考えたりしてますね。どこで間を詰めるかや、どこでちょっとボリュームを上げるか。
――抑揚をつけるということでしょうか?
抑揚はつけないですね。もうほとんど(話し方に抑揚が)ないようなキャラなんで。だから、少しだけテンポアップしてみたりとか。役作りで苦労するところがあるとしたら、そういう部分ですね。
――ほかのキャストはずっと続投されていた方々とのことですが、相談をしたり、アドバイスをもらったりもされていますか?
もちろんありますね。基本的には一番はやっぱりダンスのことなんですけど。役としても相方(皐月葵(さつき・あおい))がいるので、その相方役の上仁 樹(じょうにん・たつき)くんに「こういう動きとかってどうかな?」みたいな相談はしますね。アドバイスももらったりしますし。
――前作までほかの方が演じていた役を引き継ぐということで、その重みもあるのではと思うのですが、いかがですか?
プレッシャーはめちゃくちゃ感じてます。でも、配役が決まってからキャスト発表されるまでの期間がわりとあったので、その間に不安とかプレッシャーは最初に比べると解消できたんですよ。まだ全然詰められるところがたくさんあるから完全に不安じゃなくなった訳ではないんですが、不安と楽しみとで言ったら、6:4くらいですかね。
――6が不安とは、慎重派な性格を感じますね。
いざ始まっちゃえば、またちがってくるとは思うんですけどね(笑)。
ライブパートがすごく衝撃的でした。
――そうですよね。では『ツキステ。』の見どころについてうかがいたいのですが、「ここを観てほしい」というポイントはありますか?
僕が初めて『ツキステ。』を見た時には、ライブパートがすごく衝撃的でしたね。みんなキラキラしてて、本当にカッコよくて。1幕ごとにストーリーはちがいますけど、ライブパートは毎回あるし、同じ曲でも振り付けが変わったりすることもあるので、そういうところを楽しんで見ていただきたいなとは思います。
ライブパートでは、声優さんが歌っている曲に合わせて、僕たちキャストが踊るんですけど、ちゃんと僕たちが歌ってると思ってもらわなければならないですし。それにもやっぱり難しさはありますね。とにかく頑張ります。
――実際に歌ってるように見せないとならないですもんね。配役が決まってから、ダンスレッスンに通われたりもしましたか?
キャストの方がダンスの先生もやっている方で、1ヶ月みっちり基礎を教えてもらいました。それから、今回の舞台の振り付けをされてる方にも教えていただいて。あとは自分でDVDを見て、振り入れ(=振り付けを覚えること)をしたというか、こんな感じかなってやってみたりしてました。
――では初挑戦したダンスにも、ぜひ注目してもらいたいですよね。
そうですね、たしかにダンスは見てほしいです。それから、ライブパートでは客席がサインライトですごくキレイに見えるって聞いたので、それもすごそうだなって思います。
――グループやキャラに合わせて、ライトのカラーが変わったりするそうですね。
変わるみたいですね。12人のキャラにそれぞれイメージカラーがあるんですけど、自分の“推し”(=ひいきのキャラ)の色のライトを持ってたりとか。あとは6人ずつで「Six Gravity」と「Procellarum」の2グループに分かれていて、その中でもデュエットソングでは2人ずつで歌ったりもするんですけど、その時の歌っているペアの色――例えば、僕(=卯月 新)と上仁くん(=皐月 葵)だったらオレンジと水色――に変えてくれたりもするみたいで。
――いいですね、自分のカラーにしてくれているのを見たら気持ちが高揚しそう。
かなり嬉しいと思いますよ。共演者のみんなからも「あれはもう超テンション上がる」って聞いてて。ファンのみなさんが合いの手も入れてくれるらしくて、「それがすごく元気をくれる」って言ってました。僕も楽しみにしてます。
『ツキステ。』では舞台上からの景色を楽しみに、ライプパートの練習に励んでいるという竹中さん。12月上演の第5幕では、さらに磨きがかかったダンスを披露してくれそうですね! 後編では、大きな影響を受けたというシンガーや、アルバイト経験についてのエピソードをうかがっていますのでお楽しみに。
文:古原孝子
Photo:高村 勇一郎