ドーモプラスが注目の男子を紹介する連載企画「レコメン図」。第8回は、恋愛バラエティ番組『恋んトス』シーズン6に出演し、モデルとしても活躍する「宮澤 佑(みやざわ・ゆう)」さんが登場! 前編では、この仕事を目指したきっかけや、番組収録のこぼれ話をうかがいました!

小・中・高とずっとサッカーをやってて



――現在、モデルをされたりバラエティー番組に出演されたりしていますが、このお仕事をされるようになったきっかけを聞かせてください。

19歳の時ですかね、静岡から関東に出てきて。その時に最初は小さな芸能事務所にスカウトしていただいて、俺自身もこういう仕事にすごく興味があったので、いろいろなレッスンだとかを受けたりしてたんです。(歌ったり踊ったりする)ボーイズユニットもやってましたね。

それから2年くらいは、事務所を変えたり、業務提携もしたりしながら続けていて。まぁ、一番最初のきっかけとなるとやっぱり、声を掛けていただいて、それでやり始めたっていう感じです。

――スカウトがきっかけだったんですね。もともと、芸能のお仕事をやりたいという思いはあったんでしょうか?

あったんですけど、まだやり方すら分かんなかった状態で悩んでたというか。俺、小・中・高とずっとサッカーをやってて、一応高校の時には副キャプテンで全国大会とかも行かせてもらったんですよ。大学もサッカー推薦で行くこともできたんですけど「いや、ちょっとちがうな」と思って。プロを目指してやってたんですが、ケガが多かったこともあって、高校に入ってから断念しました。それでも高校ではサッカーはずっとやろうと思ってたので最後まで続けて、それで一度打ち切りという形にしたんです。

当時、身近な知り合いが東京でモデルをしたりする仕事をしていたんですが、自分自身も「そういう表舞台に立つ仕事っていいな。ちょっとやってみたいな」と思ってて。こっちに来て(そこへの糸口を)探そうかっていうタイミングに、まだ何も分からない状態でスカウトをしていただいたんです。



やっぱりお芝居がやりたいって思ったんです。



――俳優を志望されているとのことですが、俳優を志すようになったのはどういった理由からですか?

最初はただ「表に立ちたい」っていう気持ちだけで、モデルとかも興味があってやってたりしたんですけど。そんな中で前の事務所の時に、映画の現場や稽古、芝居のレッスンを見に行ったり、自分でもやってみたりするうちに「お芝居面白いな」って思うようになって。でも当時所属していたボーイズユニットは、ダンスと歌がメインだったんです。それもキライではなかったんですけど、大学にも通ってることも考えると、このままじゃ卒業できないなと。

今は4年生なんですが、3年生の時に1年間(芸能活動を)何にもやらずに大学に専念したんです。で、就職活動とかもあるじゃないですか。その時に「このまま就職活動しても絶対つまんねぇわ」って思って、やっぱりお芝居がやりたいって思ったんですよね。これまでどっぷりお芝居に浸かるってことがなかったんで、それを今度はやりたいなと考えてます。

――お芝居はレッスンの過程で興味が湧いたのでしょうか?

実際にやってみて面白かったんです。これまではボーイズユニットのほうがメインになってたのでお芝居はあまり経験できなくて、それで自分のやりたいことはちがうんだなと思って。大学に専念してた1年間っていうのは、考える期間でもあったんですよ。どうするのかを自分に問いかけた時に、やっぱり(俳優を)目指したいなって思って。今年の1月からまた新たにやらせてもらっているっていうところです。



――いろいろ経験したからこそ見えてきたんですね。

そうですね。事務所も変わったりして、いろいろ考えて自分で出した結果なので。今は全力でやるっていう感じです。

――アクションやダンスもレッスンしているとのことですが、今後はどんな仕事をしていきたいですか?

殺陣とかアクションとか普通の芝居だったりとか、今だからギリギリできる学園モノも、いろいろ挑戦したいっていう気持ちはあって。それが映画でも舞台でもドラマでも、全部やっていきたいなって思ってますね。

――フィジカルがとても強そうなので、殺陣やアクションが似合いそうです。背も高いですし、舞台でも映えそうですよね。

ありがとうございます。アクションと殺陣は今、頑張ってやってます。



励まし合いながらやれたのはすごくよかった



――先日まで恋愛バラエティ番組『恋んトス』シーズン6に出演されていましたが、これはいつ頃ロケに行かれてたんですか?

6月の中旬から後半にかけてと、7月の中旬から後半にかけて、2回に分けて行ってました。帰って来たばかりで、それから大学行って、テスト受けて……。

――なかなか大変な日程でしたね。けっこう日焼けもされてるようですが、それはやはり宮古島(沖縄県)でのロケ中に?

いやもう焼けましたねー、日焼け止め塗ってたんですけどね。モニカとのお姫さま抱っこ()とかでも、汗はかくし擦れるしでやっぱり全部取れちゃうんですよ。日差しもガンガンに照りつけてますし。でも6月に沖縄行ってた時は、最初の3〜4日間は晴れだったんですけど、それ以降はずっと梅雨で雨だったんですよね。それもけっこう大変でした。

(※番組内の企画でコイントスをした結果、水着のまま宮澤さんがモニカさんをお姫さま抱っこし、先に車で移動したメンバーの元まで約4kmを歩くチャレンジをしました)

お姫さま抱っこも、放送を見てくれてる友達から「本当にやってんの?」「マジで4キロも歩いたの?」とかってよく言われるんですよ。「いや、歩いたわ!」って(笑)。これはやった者にしか分からない。腕もパンパンになったし、スタートした時と最後ゴールしたところで、ホールドしてる腕の高さ相当ちがいましたからね。こんなんですよ。(胸のあたりから、腰あたりまで下がっているジェスチャー)

――自分の両手の指、組んでましたもんね。

これをやんないと、手が滑っちゃってずり落ちちゃうんですよね。汗もすごかったですし、帽子かぶってたんですけど、帽子も全部汗まみれでツバからしたたるみたいな。

――うわ、絞れる状態だったんですね。宮澤さんもモニカさんも2人ともジムインストラクターだったからこそ、協力してできたのではと見ていて思いました。

そうですね。楽しかったって言ったらアレですけど、彼女もすごくいい子だったんで、励まし合いながらやれたのはすごくよかったですね。



――共同生活で食事なども作られていたそうですが、ご自分でも作りました?

1回作りましたね。でも俺、料理はあんまり得意じゃないんですよ。ペンキを塗るだとか、そういう作業もあったんで「俺はどっちかというと作業の方で頑張るから、部屋に戻ったら頼む!」みたいな(笑)。高校生の時に塗装をやってたことがあって、外壁とか塗ってたりしたんです。『恋んトス』の中でもペンキ塗ったりすることがあって。DIYとかもやってました。

――塗装は、アルバイトをされていたんですか?


まぁ、アルバイトの一種なんですけど、僕のすごく仲がいい親友の家が塗装屋で。高校ではサッカー部を引退してからもアルバイトができなかったので、半年くらい親友の家のところにお世話になってて。いつも朝早く起きて、塗装の手伝いに行くっていうのを半年くらいやってました。なんで、ある程度のことは少ししたことがあったので。

――なかなか塗装の経験のある方っていないですよね。

(経験者が誰もいなかったら)本当にどうすんだろうって思って。インパクトとか使って打ち込みなんかもやることになって、それも龍之介がやったことがあったんでよかったんですけど。「もしいなかったら誰がやんだろう?」って、塗装とかも含めて思いましたね(笑)。

――視聴者側としては恋愛面が気になってしまいがちですけど、そのウラ側の生活がけっこう大変だったんですね。食事などの家事も、全部自分たちでまかなっていたんですか?

共同生活の中でメシを作ったり洗濯をしたりするんですけど、食材自体は番組側が準備してくれるんですよ。それ以外のものは自分たちで作ったりしてて。朝も起きたら自分たちで朝メシ作って食べて、歩いて職場まで行って。

最初は徒歩じゃなくてバスで、でもそのうち「歩いて行けるんじゃね?」ってなって、歩いて行ってみたら意外と近かったんですよね。それでも30分くらいかかるんですけど、共同生活しててその仲間と歩いて行くんだったら、やっぱり楽しいじゃないですか。だからみんな、そんなに苦じゃないみたいな感じでした。真夏でしたけど意外といけましたね。



「今回のシーズンは今までで一番仲がいい」って言われました。



――メンバー7人、みなさん仲よさそうな雰囲気ですもんね。

スタッフさん達やカメラマンさんも「今回のシーズンは今までで一番仲がいい」って言ってて。「男女もだけど、男同士も女同士も仲いいよね」みたいに言われました。

――Twitterではオフショットも公開されていて、皆さんわりとたくさんアップされてますよね。

そうですね。健一とトラヴィスがなんかもう、気持ち悪いくらい撮ってて。あっちにいた時も、その2人がじゃれあったりとかしてるのを、俺らが見て笑ってるみたいな。トラヴィスの方が年下なのに、健一のことを「おい弟!」とか言ってましたね(笑)。

――健一さんって末っ子っぽさがある気がしますよね。帰って来てからも交流は続いてる感じですか?

そこはまだなんですよ。番組の放映が終わるまでは会えないルールになってるので、それが終わったら、男同士は会ってもいいかなって思いますね。龍之介も役者を目指してるので、いつかは飲みに行きたいです。



次のステージに向けて頑張ってるって感じ



――では、現在ロケも終了して、改めて自分の生活に戻られたわけですが、自分磨きのために何かしていることはありますか?

今はもう完全にスキルアップを目指してやってますね。自分がやりたいと思っていることに関しては次のステージがあるので、そこに向けて頑張ってるって感じです。

――日々アクションやお芝居などのレッスンをされているとのことですが、ダンスや歌をされていたそうですし、お芝居の中でそういったシーンがあるものもやってみたいなという思いはありますか?

そうですね。今は舞台だとダンスも多いですし、ミュージカルだと歌もあるので。歌は全然上手くはないんで、使えるかはわかんないんですけど(苦笑)。ただ挑戦はしたいですよね。



――レッスン帰りでしょうか、同じ事務所の方といっしょにご飯をされてることがよくあるようですが、みなさん親しいんですか?

あぁ、捺希(=大崎 捺希さん)は仲いいですね。捺希とは、『恋んトス』のロケから帰ってきてからはまだ行ってないですけど、その前はしょっちゅうメシも行ってたりとかして。もう2年くらいですかね、俺が今の事務所に入る前からの知り合いなんです。それから今のところに入ったので、まぁ先輩にあたるわけなんですけど、もうあんま関係ないですね(笑)。

普通に仕事の話もしますし。アイツすげぇ熱い男なんで、俺はそういうのキライじゃないですし。だからいっしょに話したりとか、あとは友達同士の世間話をしたりとか。2人で飲みに行ったりもしますからね。

――公私に渡っての話ができるっていいですね。

そうなんですよ。この前もいきなりLINEが来て「何やってんの?」って言われて、「フツーに家だけど」って返したら、「カレー食べに行こうぜ」って。アイツ、めっちゃカレー好きなんですよ。俺もめちゃくちゃカレー好きなんですけど。『恋んトス』の時にもカレーを3回くらいメニューに入れてもらって。最後にモニカが作ったドライカレーがすごくうまくて。いや、もっと食ったなぁ……2週間のうち、4〜5回は食いました。

――それはけっこうな回数で(笑)。カレーって合宿料理の定番みたいなところがありますよね。

ですよね。家のカレーが好きなんですよね、店のというよりは。サラーっとしてるのより、トローってしてるほうがいいです。“じゃがいもデカめで、ニンジンと肉!”みたいな。



自分で全身コーディネートしてやってます。



――素朴な感じのカレーって何だか嬉しくなりますよね。それでは次に、宮澤さんはファッションもお好きということで、インスタグラムでも様々な投稿をされてますが、普段は、どんなファッションがお好きなんですか?

ファッションは好きで、けっこう何でも着るんですけど、ストリートとアメカジとカジュアルとか、いろいろミックスさせたりしてます。あとはアクセサリーも好きなのでつけたりとか。載せている服は、たまに衣装の時もありますけど、ほぼ私服です。自分で全身コーディネートしてやってます。

――ファッション誌のお仕事中にも、自分でコーディネートしたりすることはありますか?

ファッション誌の時は基本的にはスタイリストさんがいるので、お任せしてます。あとは、自分のコーディネート企画みたいなのがたまにあるんですけど、そういう時には自分の服をスーツケースに入れて持っていったりもしますね。

そう思うと、インスタっていいですよね。ファッションとかそういうものをいろいろ載せられるし、面白いです。

――写真がメインなところがいいですよね。

そうですね、ありがたいです。だから全身を撮ったりとか、お気に入りの靴や服を載せたりとか、楽しんで使ってます。



強いまなざしと、スポーツマンらしい爽やかさが印象的な宮澤さん。一度歩みを止めて自分の進む道を見つめ直したというお話からは、生真面目さがうかがえました。後編では、塗装の技術が大活躍したという『恋んトス』のさらなるエピソードや、アルバイト経験について語っていただいていますのでお楽しみに!

取材・文:古原孝子
Photo:高村 勇一郎

【プロフィール】
宮澤 佑(みやざわ・ゆう)
1995年4月3日生まれ、静岡県出身。趣味はファッション研究、歌う事。特技はサッカー、陸上競特技。Samurai ELOレギュラーモデルで活躍する他、恋愛バラエティ番組『恋んトス』シーズン6に出演。


【レコメン図 vol.08】宮澤 佑インタビュー(後編)
https://domonet.jp/plus/post?id=418

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