静岡の大学生1人1人にスポットを当て、彼らの人生・学生生活を紹介する学生図鑑in静岡! 身近にいるのに意外と知らない、静岡の大学生の活動をご紹介します。

小さい頃から絵を描くのが大好きだった後藤秀貴くんは、ビジュアルデザインを専門に勉強するちょっぴりシャイな猫命の男の子です。


デザイナーに僕はなる!


常葉大学造形学部造形学科ビジュアルデザインコース2年の後藤秀貴です。ビジュアルデザインコースが何をするところかというと、主にアプリなどのサービスについて心理学も合わせたデザインの仕方を学ぶコースなんです。また授業と関連してより多くのことが学べる部活にも所属しているんですよ。

保育園の頃から絵を描くことが大好きで、時間があれば絵を描いていました。将来の夢はそれを生かしてデザイナーになることです。





いざ離島へ! デザイン合宿


僕の所属している部活「未来デザイン研究会」で、ついこの間合宿があったんです。香川県の離島、直島へ行ってきました。直島はアートの島として世界でも有名な島で、なんと、島のあちこちに様々なアート作品が置いてあるんですよ。

直島には地中博物館という博物館がありました。地中博物館では瀬戸内の美しい景観を損なわないように建物の大半が地下に埋設されているんです。また館内には色々な展示物がありましたがそのどれもが作品の魅力が最大限に生かす設計であったり、空調がお客さんに気づかれないように設置してあったり様々な工夫でデザインされていました。

僕はそれを見て、授業で学んだ「人間中心設計」という言葉を思い出しました。「人間中心設計」というデザインするときに大切な要素を実際に体感することができたんです。





旅とアートと+α


今回の合宿での目標は「旅とアートと+α」。この合宿でずっと考えていたことです。情報を事前に持っていても体験することにはかなわないことを知りました。

僕は将来静岡で就職しようと思っています。ただ、静岡では東京と違い、デザインに関する考え方が遅れがちなんです。例えば東京では社会人も休日にセミナーに参加していたりするのですが静岡にはあまりそれがないんですよ。だから僕は学生のうちにできる限りのことを学び経験したいと思ってるんです。





取材を終えて


今回の取材で後藤さんの将来に向けて積極的に学ぶ姿勢を見て、まだまだ大学で学べることはたくさんあり、社会人になるタイムリミットまで貪欲に学ぼうと決意を新たにしました。ただただ勉強をするのではなく、自分の足を使ってアクティブに体験し知識を強化していくことも大切だと改めて感じることができました。

<取材・執筆>

小澤風花(常葉大学3年※取材当時)
飼い猫とインコをこよなく愛する造形学部アート専攻の大学3年生。最近普通学科の方が忙しくて自分の作品作成のペースが落ちているのが悩み。

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