エロ本を所持する次男という、聞いただけではわからない、謎な役を演じた佐藤さん。長男なのに次男の役ばかりだという彼は、アーティスティックな街、三島を愛する男子大学生でした。
劇団員 佐藤公泰
常葉大学造形学部造形学科ビジュアルデザインコース2年の佐藤公泰です。よく「キミヤス」と読まれるけど、「こうだい」です。よく間違えられるけど、最近は訂正せずそのままにしています。桜海老で有名な由比出身です。よく言えばレトロ、悪く言えばさびれている漁師町、かな。
中学の時放送委員で、女子に「顔は中の下だけど、声だけはいいよね」と言われたことをきっかけに、高校では演劇部に入り、三島と静岡の劇団で今も活動しています。高校卒業後、東京に行くことも考えましたが、演劇で食べていけるのかと思い、現在は大学でアプリのサービスのデザインなどを学んでいます。
三島を愛する男
入学当初、東京に行った友達が輝いているようで、静岡が好きになれませんでした。東京に行って演劇を続けなかったことを後悔することもありましたが、大学1年の9月に大学の先生に紹介してもらった、清水の商店街を活性化するためのワークショップに参加したことで気持ちが変わりました。
このワークショップは、清水に元からあるものを使って、ビジネスに繋げようというもの。僕は商店街の一角に無法地帯を作るというプレゼンをしました。この活動を通して、静岡にもいいところがたくさんあるのだとわかり、好きになりました。
三島の高校に進学したこともあって、三島には僕の青春の思い出が詰まっています。以前は、東京で仕事をすることに憧れを持っていたけど、東京に行った時、「進んでるからっていいもんじゃないな」と感じ、やっぱり住みやすい三島がいいと思いました。
地元である由比は、近くのコンビニまで歩いて1時間、とても不便ですが、三島は美術館が多く、水路や公園などから自然が身近に感じられる、アーティスティックな街です。とてもキレイで、僕には街全体が輝いて見えます。三島は好きだけど、三島コロッケはあんまり。
25歳までに結婚
今でもたまに、東京へ行って演劇をしなかったことを後悔することもありますが、静岡で生きていこうと思っています。昔からなんとなく25歳までに結婚!と思っていました。あと5年!理想は、優しく話を聞いてくれる人と大好きな三島で暮らすことです。
今したいことをするように、自分に嘘をつかないようにしています。でも、熱しやすく冷めやすいので、長続きしません。これがこれからの課題です。子供たちに何をしているか聞かれて、「すごいね」って言われるような、胸を張れるような人間でいたいと思います。