話題の静岡グルメ情報ブログ「はらぺこリズム」を運営しているはなげっくすさんのグルメ連載。第2回は、静岡で人気の日帰り温泉施設「おふろcafe bijinyu(美肌湯)」をご紹介!


「人間をダメにするカフェ」とは?


静岡で人気の日帰り温泉施設「おふろcafe bijinyu(美肌湯)」。以前に「人間をダメにするカフェ」として、Twitter上でも話題になりました。



人間をダメにするとはどういうことか、それは「もう何もしたくない!」と思うくらいくつろげるということです。

今回は、おふろcafeの重要部分であるカフェにスポットライトを当てながら、どれだけダメになれるのか調査していきたいと思います。


こだわりのカフェ


読者の皆さん、日帰り温泉のごはんのイメージってどんな感じですか? カレー、ラーメン、そば、チャーハン。たぶん、あまり良い印象ではないと思います。

「おふろcafe bijinyu」は、自社開発のメニューで、とにかくおしゃれ。「どうせラーメンとかだろ?」と油断してると度肝を抜かれます。

2017年6月に、静岡の里山おばんざい「shizuri〜しずり〜」としてリニューアル。主に既存メニューのマイナーチェンジということだったのですが、見た目も内容もグレードアップ。




「おふろcafe」という名前ですからね。やはりカフェを充実させて、数ある温泉施設の中から、お客さんが選ぶ動機をつくりたい。そんな思いがあるそうです。

「shizuri」はこんなところ


一風呂浴びて向かったのはカフェスペースである「shizuri」。

清潔感のあるテーブル、ほどよくムーディーな照明、景色を望める窓際席、さりげなく置かれたiMac。「これほんとに日帰り温泉の食事処?」と思いますよね。





メニューがどう変わった?


「shizuri」になってメニューがどう変わったかというと、さまざまな豆皿を使い、京都のおばんざいっぽさを表現しているんです。

もともと「桜えびの焼きむす」という既存メニューも豆皿とワンスプーンが加わり、御膳としてリニューアル。見た目がかなり華やかになりました。




豆皿のアイデアは良いですよね。豊富な種類を少しずつ味わえるのは、お客さんにとって、すごく嬉しいことです。


カフェメニューを実食


「shizuri」では、菊川の日本茶専門店「san grams(サングラム)」監修のお茶も味わうことができます。こういった話題のお店とのコラボも「おふろcafe bijinyu」の特徴のひとつ。




「深蒸し茶」はすごく飲みやすかったです。店員さんがお茶のいれ方を教えてくれましたし、たっぷり4杯分あってシェアできるのも嬉しいですね。




お茶でほっこりしてなんかダメになっちゃいそうな予感。

さて、お目当ての「桜えびの焼きむす御膳(1,480円)」が運ばれてきました。彩り豊かでいいですね。




桜えびの焼きむすに出汁をかけて食べます。






うむ! カリカリの桜えびが香ばしくて美味しい! 夢中で平らげました。




こちらは「自家製ポークジンジャー御膳(1,280円)」。先ほどの「桜えびの焼きむす御膳」と豆皿の内容が少し違うようです。




見よ、この全身にタレを浴びたテッカテカの照り! 食欲をそそりますね。




「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくる一反もめん並みに長い豪快なポークジンジャーは、甘じょっぱくてごはんに合うこと間違いなしです。




美味しいごはんでお腹が満たされて、なんか本格的にダメになりそう。

流行に敏感な「おふろcafe bijinyu」では、静岡市内初のクラフトビール醸造所「AOI BREWING」のボトルビールまで飲めちゃう。そう、ここは天国。




あれ、アルコール入ったら本格的にダメになってきた。


とことんダメになろう


お風呂に入って、お腹が満たされたら、あとはのんびりするだけ。「おふろcafe bijinyu」のライブラリは、魔の安息地帯。



ユニークなバスタブソファに入ったら、しばらくは抜け出すことができないでしょう。




コミックや雑誌は1万冊以上。ボードゲームもあるし、1人でも複数人でも楽しめちゃう。




静かにハンモックに揺られてお昼寝するのもいいですね。




1階のおしゃれスペースでは、コーヒー(無料)やビールを飲みながらぼーっとできます。




ああ、何このおしゃれな音楽。選曲が絶妙。実は、1階・2階カフェ・2階ライブラリの3箇所で音楽を変えているそうです。

お客さんが気づかないところまでさりげなくこだわって、気づかないうちに快適な気分にさせられていたとは……参った、もう降参です。




ああ、ここに住みたい……。





「おふろcafe bijinyu」は進化していく


今のレベルでも充分に人間をダメにする「おふろcafe bijinyu」ですが、それでもまだ広報の葉山さんは「3時間の滞在が限界」と考えているようです。

「これだけ人間をダメにしておいて3時間!?嘘やろ!?」

最初は仰天しましたが、こういう考え方の人がいれば、きっと進化は止まらないんだろうなとワクワクした気分になりました。

朝9時まで営業していますが、カフェは23時で終了してしまうので、深夜帯にバーを営業するのはどうか、などそんな話も出てきました。

お風呂に入って、お酒を飲んで、ゆっくり朝まで滞在。それもいいですね。確実にもっと面白くなっていきますね。今後が楽しみです。

まとめ


「おふろcafe bijinyu」は、静岡の人たちにとって、日帰り温泉施設のダサいイメージを覆した貴重な存在だと思います。

現に、週末の高校生~大学生くらいの若者の多さにびっくりしました。それゆえ、問題点もあるかと思いますが、きっと大丈夫! 誰にとっても快適な空間をつくってくれることでしょう。

そして、この調子でもっともっと人間をダメにしてほしいなと思いました。

ぜひ、読者の皆さんもフリータイムで一日かけて滞在してみてください。とことんダメになりましょう!


【お店の情報】

【店名】おふろcafe bijinyu(美肌湯)
【住所】静岡県静岡市葵区籠上15-15
【TEL】054-252-1126
【営業時間】10:00〜翌朝9:00(和カフェ・11:00〜LO 22:30)
【定休日】第3火曜日
【料金】60分:580円、90分:780円、120分:980円、朝風呂:580円、
    フリータイム…1,380円、深夜追加料金(翌1:00~):1,200円

  ※小人(3歳~小学生)は半額。深夜不可。
  ※フリータイムは館内着とタオル付き。
【駐車場】あり

おふろcafe bijinyu(美肌湯)ホームページ



<ライター>

はなげっくす
ブロガー・グルメライター
静岡グルメ情報ブログ「はらぺこリズム」運営。グルメのほか、静岡のイベントや観光情報も執筆中。月間最高アクセスは10万PV。外部メディアでライターを担当。地元のSBSラジオに出演経験あり。ビールと温泉が好き。https://hanagex.com/

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