こんにちは。静岡のグルメブロガー&グルメライターのはなげっくすです。
今回からドーモさんの超絶素敵なメディアに寄稿させていただくことになりました。鼻毛をいじりながら奮闘したいと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
静岡・清水エリアの雄、クレイファクトリー
静岡市清水区の食といえば、やっぱりマグロなどの豊富な海の幸ですが、今回はあえてイタリアンベースの創作料理を提供するクレイファクトリーさんを猛プッシュしたいと思います。
個人的に、2014年頃からおそらく10回以上は訪れていますが、なぜこんなにもわたしを惹きつけるのか。その謎を解明すべく、スキップしながらお店に向かいました。
クレイファクトリーはこんなお店
優しい灯りで迎えてくれるクレイファクトリーさん。見よこの外観! いい料理を出してくれる感がビンビンですよね。
扉を開けるとそこには落ち着いた空間が広がっていて、オーナーの望月さんが優しい声と笑顔で迎えてくれます。
1階はカウンター中心で、2階はテーブル中心。コンパクトではありますが、包まれているような安心感があって、すごくほっこりします。清水のほっこり代表に任命したいぐらい。
改装は望月さん一人で手掛けていて、手づくり感が満載。もともと物づくりが趣味だそうで、店内に飾られた仮面やオブジェなども手がけています。
お店をモチーフにしたミニチュアも望月さん作! このクオリティの高さ! すごくないですか? 1階のどこにあるかは内緒にしておきます。お店を訪れて探してみてくださいね。
なるほど! この手づくり感がお店のあたたかさに直結していて、芸術的センスは料理に反映されているんだな、わたしはそう確信しました。
「前菜の盛り合わせ」を頼めば間違いなし!
クレイファクトリーさんを訪れたお客さんに、必ず頼んでいただきたいメニューがあります。それが「前菜の盛り合わせ」です。
前菜の盛り合わせに関しては、お願いだから必ず頼んでください。わたしも毎回頼みますが、望月さんのテクニックが結集している至極のメニューです。
キャロット・ラペを中心に、まわりの料理は行く度に結構変わりますね。全く同じということはないので、毎回出てくるのが本当に楽しみ。
まあ、間違いなく美味しいので、つべこべ言わず食べましょう。
んまーーーーーーーーーーーーー!
素材の活かし方、味つけのバランス、盛り付けのセンス、食感の強弱、どれをとっても素晴らしく隙がないのです。粗探しをしても欠点がないんですよね。
冷たい前菜と温かい前菜を分けて出してくれるのも嬉しいですね。
結局どれでも美味しい!
もちろん、前菜の盛り合わせ以外の料理も美味しいです。これまでかなりの種類の料理を食べてきましたが、「あれ?これイマイチだな」と思ったことがありません。
常に安定して高いパフォーマンスを披露してくれるんですよね。印象にムラがないのが本当に素晴らしいです。
「メカジキ マッシュポテト カチョカバロチーズ焼(1,200円)」。食感が特徴的なカチョカバロをはじめ、複数の食感がバラつきなくきっちりまとまっている印象の料理。
「トウモロコシのフリット(700円)」は、衣のサクサク感とトウモロコシのシャキシャキ感が絶妙。なにこれ、完全にやめられないとまらないやつだ。手元に大量に置いてあったら永遠に食べちゃいそうなレベル。
「牛ホホ肉のシチュー(1,500円)」は、ホホ肉の柔らかさとジャガイモのホクホクがたまらない一品。味付けも申し分なし。
デザートでフィニッシュするまで、絶え間なく幸せを与え続けてくれました。ごちそうさまです。
このほかにも魅力的な料理がたくさんあるので、ぜひお店で確かめてみてくださいね。
店主は和食出身
望月さんにお話を伺ったところ、意外にもバックグラウンドは和食なんだとか。和食から洋食へ転向したのは「モテたい」という不純な動機(笑)
フォローしておきますが、望月さんを転向に駆り立てたのは、世間一般の「洋食のほうがモテる」というイメージのせいです。うん、きっとそう。
でもずっとこの味つけの巧さはなんだろうと引っ掛かっていたのですが、和食出身と聞いてすごく納得しました。和食ならではの繊細な味つけが今もしっかり活かされているのでしょう。
バックグラウンドに和食があるのは、望月さんの強みですね。
クレイファクトリーの魅力は「あたたかさ」
クレイファクトリーさんの料理を食べると、心があたたかくなります。お店の雰囲気もそう、望月さんやスタッフさんの人柄もそう、全てがあたたかいんです。
働いているスタッフの2人は、なんともともとお客さんだったとか。望月さんの腕に惚れ込み、そして人柄に惚れ込んだのかもしれません。
スタッフに話しかける望月さんの優しい口調はとてもあたたかく、客側の私から聞いてもとても心地良いです。このアットホームさこそ、クレイファクトリーさんの魅力なんですよね。
まとめ
クレイファクトリーさんがわたしを含め、多くの人々を惹きつける理由。
それは、望月さんの手先の器用さや芸術的センス、和食出身ならではの繊細な味つけ、お店と人のあたたかさなのだと思います。
みなさんもぜひクレイファクトリーさんを訪れて、極上の時間に身を委ねてみてくださいね。