ドーモプラスが注目の男子を紹介する連載企画「レコメン図」。第一回目は、様々な舞台やドラマで活躍し、5月からは舞台『ALL OUT!! THE STAGE』への出演も決定している「大原 海輝」さんが登場! お仕事観から学生時代のバイトのことまで、様々なお話を伺いました。前編では役者を志したきっかけや、お仕事観についてのお話をお届けします!
――このお仕事を始めたきっかけはなんですか?
大原:もともと小学生の頃からダンスをやっていて、最初はダンサーを目指していたんです。でもダンスを続けているうちに、それは後ろで踊るバックダンサーであって主人公じゃないなと思って。役者だったら、役としての大原海輝でいられるし、自分がやったからこそある意味脇役だとしても主人公でいられるなと。それに気付いた瞬間ですね。
――本当に自分の意思で役者の道に進まれたということなんですね。
大原:はい。見ている側に伝えたり、露出するには、役者が一番強いなと思ったんで。
――今までダンサーなどいろいろと経験をしてきて、やっぱり自分は役者だなとしっくりきた感じですか?
大原:見せるだけでもなく声も演じられるじゃないですか、そういった自由性がいい面だなと思いましたね。
――役者なら、踊りやアクションがあったりもするので、今までの経験も活かせますしね。
大原:そうですね。役者であれば今まで自分がやっていたものが全部活きるなと思います。
――お芝居をするうえで何か心掛けていることはありますか?
大原:失敗する勇気じゃないですけど、ハートを忘れずに、芝居をやり続けたいと思っています。言葉を大事に。ただそのセリフを言うだけではなくいつでも自分の気持ちで言える言葉であり続けたいなと思いますね。
――やっぱり舞台になると毎日のように稽古がありますよね。日々成長しているなという感覚はありますか?
大原:そうですね。やはり満足したらそこで止まってしまうと思うので。目標に到達した瞬間にまた違うやらなきゃいけない部分が見つかるので、どんどん目標を到達していって広げていく感じですね。
――演出家の方にアドバイスを聞きつつ、自分の意見も取り入れて役作りをしていくという感じですか?
大原:実は舞台をやるごとにノートを作っていて、上手くできた部分とか、直さなくちゃいけない部分を自分でけなしたり褒めたりしながら毎日書いてます。演出家さんから言われたことと、自分の意見をミックスして次の稽古に臨むっていう毎日の繰り返しですね。
――そのノートを毎日見返して次の稽古に臨んでいくっていう感じなんですね。
大原:そうですね。ある意味それが自分の自信にもつながって芝居にも活きているので。
――書くことって大事ですよね。
大原:そうですね。頭の中だけだと忘れちゃったりもしますし、自己満足で終わらない部分っていうのも自分の手で書くとあらためて感じるものが違ったりするので。
――今いわゆる2.5次元系という、アニメや漫画が原作の舞台も多くやられていると思いますが、原作がないオリジナルのものと、人気漫画やアニメが原作の作品では、演じる上で何か違いはありますか?
大原:原作があるものは、元々演じている方や原作を忠実に研究した上で自分の今までの経験を照らし合わせてキャラクターを作っていくんですが、オリジナルの場合は、この前バイオハザードの舞台をやっていたんですけど、それは完全にオリジナルストーリーだったので、この人が何でこのセリフを言っているんだろうって考えて、今までやってきた人生を考えて組み立てるような感覚で役作りをしますね。
――原作があるものとオリジナルのものでは役作りする上では、どちらの方が難しいですか?
大原:極論、原作があると設計図があるので、設計図を読みながら読解していくんですが、原作がないものは、本当に何もないところからパズルを作ってはめていくので、やはり難しいとは思いますね。
――原作がない作品に関しては、役作りを0からしっかりやるというイメージなんですね。
大原:そうですね。
――原作があるものはある程度キャラクターに自分を当てはめていけるっていう。
大原:その役に選ばれたっていう意味では、原作を完全に研究したからこそ自分で言える言葉っていうのが確実にあるので。
――やっぱりイメージもあるので、あまり大きく崩してキャラ設定はできないですよね。
大原:そうですね。役者心もくすぐりながら。でも役作りしていくうえで、そのキャラクターが分かるにつれて自分とは離れていくんですよね。だからそれもある意味心地よく感じつつ、その役だからこそ言える言葉を伝えていきたいというか。役としての言葉を、見ているお客さんに伝えたいっていうのが一番ですね。
――自分と180度違うようなキャラクターの方が演じていて面白いですか?
大原:そうですね。去年演じたものだと『DIABOLIK LOVERS』っていう舞台があるんですがその役は超ドSで吸血鬼なんですよ。だからかみついたりするシーンもあって、それはある意味楽しかったです。役者だからこそ楽しめるみたいな。
――普段優しい雰囲気なので、吸血鬼とか想像つかないですね。
大原:つかないですよね、現実世界は。話しかけないでくださいとかうるさいとか黙れとか、セリフが本当に暴言ばかりでしたね。
――すごいドSな感じですね。でも女の子はそういうの結構好きですよね。
大原:たまらないらしいです、ギャップみたいな。
――そうですよね、普段の大原さんのことを知ってる方だと、ギャップに驚きますよね。
大原:え?みたいな。大丈夫?できるの?みたいな感じですよね(笑)。
――でも実際、反応とか良かったですか?
大原:そうですね。どちらかと言えば、こうなるんだっていう驚きの声のほうが多かったですね。
――今さまざまな舞台やドラマなどで活躍されていますが、これからもっとチャレンジしていきたいのはどんなお仕事ですか?
大原:やっぱり一番やりたいのは映像なんですよ。でも可能性であったり、生で見てもらえるっていうのは舞台ならではの良さだと思っているので。自分だからできる役っていうのは確実にあると思うのでベースを舞台に置きつつ、今までそんなに経験としてはやっていかなかった部分ではあるので、今年来年にかけて映像を攻めていきたいなとは考えていますね。
――プロフィールなど拝見していると、結構多趣味なイメージがあるのですが、今みんなに一押ししたい、映画、音楽、アニメなどはありますか?
大原:何だろうな、今一番はまってるのはやっぱり次の舞台の『ALL OUT!!』になってしまいますね。もう研究し始めているので。
――やはりそうですよね。もともと原作も読まれていたんですか?
大原:いや、出演が決まった瞬間に漫画を読んで。今アニメがやっているので漫画を見てから、やっぱりアニメも違いがあるのでその違いを楽しみつつ、また原作を読んでの繰り返しですね。
――『ALL OUT!!』はラグビーのお話ですが、何かこう華奢な感じのイメージなので、ラグビー選手の役というのは意外な感じですよね。
大原:そうですね。でも指令塔というかキッカーで、比較的ぶつかるような役ではないので、そういう意味だと違う見せ方ができるのではないかなと思っていて。今から準備しつつ、体も5月末の本番に向けて作っていきたいなと思っています。
役者を志したきっかけや、自身の役者観について、ありのままに話してくれた大原さん。役者というお仕事に対しての強い意思がとても感じられました。後編では、豊富なアルバイト経験などのお話をお届けしますのでお楽しみに!
取材・文:ドーモプラス編集部
Photo:くさかべまき
役者であれば今まで自分がやっていたものが全部活きるなと思います。
――このお仕事を始めたきっかけはなんですか?
大原:もともと小学生の頃からダンスをやっていて、最初はダンサーを目指していたんです。でもダンスを続けているうちに、それは後ろで踊るバックダンサーであって主人公じゃないなと思って。役者だったら、役としての大原海輝でいられるし、自分がやったからこそある意味脇役だとしても主人公でいられるなと。それに気付いた瞬間ですね。
――本当に自分の意思で役者の道に進まれたということなんですね。
大原:はい。見ている側に伝えたり、露出するには、役者が一番強いなと思ったんで。
――今までダンサーなどいろいろと経験をしてきて、やっぱり自分は役者だなとしっくりきた感じですか?
大原:見せるだけでもなく声も演じられるじゃないですか、そういった自由性がいい面だなと思いましたね。
――役者なら、踊りやアクションがあったりもするので、今までの経験も活かせますしね。
大原:そうですね。役者であれば今まで自分がやっていたものが全部活きるなと思います。
芝居をやり続けたいって本当に思っているからこそ、言える言葉を大事にしています。
――お芝居をするうえで何か心掛けていることはありますか?
大原:失敗する勇気じゃないですけど、ハートを忘れずに、芝居をやり続けたいと思っています。言葉を大事に。ただそのセリフを言うだけではなくいつでも自分の気持ちで言える言葉であり続けたいなと思いますね。
――やっぱり舞台になると毎日のように稽古がありますよね。日々成長しているなという感覚はありますか?
大原:そうですね。やはり満足したらそこで止まってしまうと思うので。目標に到達した瞬間にまた違うやらなきゃいけない部分が見つかるので、どんどん目標を到達していって広げていく感じですね。
――演出家の方にアドバイスを聞きつつ、自分の意見も取り入れて役作りをしていくという感じですか?
大原:実は舞台をやるごとにノートを作っていて、上手くできた部分とか、直さなくちゃいけない部分を自分でけなしたり褒めたりしながら毎日書いてます。演出家さんから言われたことと、自分の意見をミックスして次の稽古に臨むっていう毎日の繰り返しですね。
――そのノートを毎日見返して次の稽古に臨んでいくっていう感じなんですね。
大原:そうですね。ある意味それが自分の自信にもつながって芝居にも活きているので。
――書くことって大事ですよね。
大原:そうですね。頭の中だけだと忘れちゃったりもしますし、自己満足で終わらない部分っていうのも自分の手で書くとあらためて感じるものが違ったりするので。
その役だからこそ言える言葉を伝えていきたい
――今いわゆる2.5次元系という、アニメや漫画が原作の舞台も多くやられていると思いますが、原作がないオリジナルのものと、人気漫画やアニメが原作の作品では、演じる上で何か違いはありますか?
大原:原作があるものは、元々演じている方や原作を忠実に研究した上で自分の今までの経験を照らし合わせてキャラクターを作っていくんですが、オリジナルの場合は、この前バイオハザードの舞台をやっていたんですけど、それは完全にオリジナルストーリーだったので、この人が何でこのセリフを言っているんだろうって考えて、今までやってきた人生を考えて組み立てるような感覚で役作りをしますね。
――原作があるものとオリジナルのものでは役作りする上では、どちらの方が難しいですか?
大原:極論、原作があると設計図があるので、設計図を読みながら読解していくんですが、原作がないものは、本当に何もないところからパズルを作ってはめていくので、やはり難しいとは思いますね。
――原作がない作品に関しては、役作りを0からしっかりやるというイメージなんですね。
大原:そうですね。
――原作があるものはある程度キャラクターに自分を当てはめていけるっていう。
大原:その役に選ばれたっていう意味では、原作を完全に研究したからこそ自分で言える言葉っていうのが確実にあるので。
――やっぱりイメージもあるので、あまり大きく崩してキャラ設定はできないですよね。
大原:そうですね。役者心もくすぐりながら。でも役作りしていくうえで、そのキャラクターが分かるにつれて自分とは離れていくんですよね。だからそれもある意味心地よく感じつつ、その役だからこそ言える言葉を伝えていきたいというか。役としての言葉を、見ているお客さんに伝えたいっていうのが一番ですね。
たまらないらしいです、ギャップみたいな。
――自分と180度違うようなキャラクターの方が演じていて面白いですか?
大原:そうですね。去年演じたものだと『DIABOLIK LOVERS』っていう舞台があるんですがその役は超ドSで吸血鬼なんですよ。だからかみついたりするシーンもあって、それはある意味楽しかったです。役者だからこそ楽しめるみたいな。
――普段優しい雰囲気なので、吸血鬼とか想像つかないですね。
大原:つかないですよね、現実世界は。話しかけないでくださいとかうるさいとか黙れとか、セリフが本当に暴言ばかりでしたね。
――すごいドSな感じですね。でも女の子はそういうの結構好きですよね。
大原:たまらないらしいです、ギャップみたいな。
――そうですよね、普段の大原さんのことを知ってる方だと、ギャップに驚きますよね。
大原:え?みたいな。大丈夫?できるの?みたいな感じですよね(笑)。
――でも実際、反応とか良かったですか?
大原:そうですね。どちらかと言えば、こうなるんだっていう驚きの声のほうが多かったですね。
――今さまざまな舞台やドラマなどで活躍されていますが、これからもっとチャレンジしていきたいのはどんなお仕事ですか?
大原:やっぱり一番やりたいのは映像なんですよ。でも可能性であったり、生で見てもらえるっていうのは舞台ならではの良さだと思っているので。自分だからできる役っていうのは確実にあると思うのでベースを舞台に置きつつ、今までそんなに経験としてはやっていかなかった部分ではあるので、今年来年にかけて映像を攻めていきたいなとは考えていますね。
今一番はまってるのはやっぱり次の舞台の『ALL OUT!!』になってしまいますね。
――プロフィールなど拝見していると、結構多趣味なイメージがあるのですが、今みんなに一押ししたい、映画、音楽、アニメなどはありますか?
大原:何だろうな、今一番はまってるのはやっぱり次の舞台の『ALL OUT!!』になってしまいますね。もう研究し始めているので。
――やはりそうですよね。もともと原作も読まれていたんですか?
大原:いや、出演が決まった瞬間に漫画を読んで。今アニメがやっているので漫画を見てから、やっぱりアニメも違いがあるのでその違いを楽しみつつ、また原作を読んでの繰り返しですね。
――『ALL OUT!!』はラグビーのお話ですが、何かこう華奢な感じのイメージなので、ラグビー選手の役というのは意外な感じですよね。
大原:そうですね。でも指令塔というかキッカーで、比較的ぶつかるような役ではないので、そういう意味だと違う見せ方ができるのではないかなと思っていて。今から準備しつつ、体も5月末の本番に向けて作っていきたいなと思っています。
役者を志したきっかけや、自身の役者観について、ありのままに話してくれた大原さん。役者というお仕事に対しての強い意思がとても感じられました。後編では、豊富なアルバイト経験などのお話をお届けしますのでお楽しみに!
取材・文:ドーモプラス編集部
Photo:くさかべまき