パートやアルバイトを探していて、気になる求人を見つけたらすぐに電話をかけて応募したいものです。

しかし、業種によっては「電話をかけないほうが良い時間帯」が存在することをご存じでしょうか。


業種の特徴ごとに、知っておきたい「電話する時間帯の一般常識」を確認しておきましょう。


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「営業時間内」でも注意すべき時間帯がある


営業時間内であっても、業種によっては電話を避けるべき時間帯があります。

職場ごとに注意すべき時間帯が異なりますので、パート・アルバイト先の種類ごとに見ていきましょう。



【全業種】ランチタイムを避ける

昼食時間はそもそも休憩で人がいないことが予想されるため、電話をかけても伝言を残すこととなり、相手にも手間をかけてしまいます。


二度手間になることも避けるためにも、昼食の時間は電話をしないほうが良いでしょう。



【全業種】深夜の時間帯は避ける

24時間営業であっても、21時を過ぎたら電話は控えたほうが良いでしょう。

夜遅くに電話をすると、一般常識がないと思われる可能性もあります。


どんな企業・職種であっても、営業時間外はもちろん、深夜の時間帯は避けましょう。

営業時間が過ぎても対応してくれる企業もありますが、あまり良い印象は持たれません。



【パート・アルバイト先別】電話に適していない時間帯


忙しい時間帯に電話がかかってくることは、あまり喜ばれることではありません。

できるだけ忙しい時間を避けて連絡するためにも、以下のように職種や業種ごとのポイントを覚えておいてください。


【カフェなどの飲食店】店舗ごとに忙しい時間を考えて

避けたほうが良い時間が明確なのが、飲食業です。


カフェやレストランであれば、ランチタイムやディナータイムなどは混雑が予想される時間帯です。

また、モーニングを提供しているお店であれば、午前中も避けるべき時間だと言えるでしょう。


飲食店の場合は、14時~17時ころに電話をするのが無難です。


【居酒屋など】掃除などが始まる16時ごろがベスト

居酒屋の場合、昼間は営業していないところが多いので、日中に電話をしても誰もいないということが予想されます。


居酒屋の開店は17時~18時ごろが一般的。

社員の出社は15時~17時ごろです。

営業時間以降はお客様が来店して忙しくなるため、電話は15時~17時の時間帯が良いといえます。

ただし、下ごしらえなどで忙しい場合もあるのでその点は配慮の一言を添えましょう。


【コンビニ】通勤ラッシュ時やランチタイムを避ける

コンビニも飲食店同様、ランチタイムの時間帯が混雑しますので、お昼休憩にあたる11時半~14時ごろの時間帯は避けましょう。

また、駅近くのコンビニでは、通勤ラッシュ時間も大変忙しい時間帯です。


なお、ほとんどのコンビニは24時間営業ですが、24時間営業している場合でも、電話は日中にかけるほうが無難です。


【スーパー】お昼前や夕飯前の時間帯を避ける

スーパーは、お昼・夜ごはんの準備で買い物に来る時間が最も忙しい時間帯です。

一般的には10時~12時、16時~18時ごろでしょうか。


スーパーのパート・アルバイトで電話をするときは、上記時間を避けるとよいでしょう。

また、スーパーによっては閉店時間が早い店舗もありますので、営業時間を確認しておくことも大切です。


【オフィスワーク】営業開始・終了時間を避ける

事務などのパート・バイトなどで、本社や支社などに電話をする場合は、営業時間に注意しましょう。

オフィスワークの職場では、朝礼や終礼など、全員が集まってミーティングをすることがあります。


営業時間として開示している以上、その時間に電話をかけても「失礼」と思われることはないでしょうが、ちょっとした気遣いとして心がけておくと良いポイントです。


同じように、営業終了間際の時間に電話をかけることも控えましょう。

少なくとも、営業終了時間の1~2時間前にはかけておきたいものです。



電話をかけるときの基本マナー


どんな時間帯でも、電話をかける時には「ただ今、お時間よろしいでしょうか。」「お忙しいところ失礼します。5分ほどお時間をいただくことは可能でしょうか」など、相手に対する配慮の気持ちを忘れないようにしましょう。


また、電話をかける際には手元にメモ帳・ペンを用意しておいたり、騒がしい場所でかけないようにしたりする等、スムーズに用件が済むように心がけることも大事です。


「電話は緊張して何を話せばよいかわからなくなる」という人は、パニックにならないよう、あらかじめ伝えること・聞くことを箇条書きで書いておくことをお勧めします。



まとめ


常識ある時間に電話をできるかどうかは、相手が感じる印象を大きく左右します。


企業や職種によって時間帯の業務量には差があり、どの時間がいいのか断定することは難しいですが、できるだけ相手の仕事状況を予想しながら、避けるべき時間帯を割り出してみてください。


お互いに落ち着いて話ができるよう、ちょうどいい時間帯がうまく見つかるとよいですね。


2016年9月19日公開/2024年7月11日更新


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<ライター>

坂口弥生(さかぐち・やよい)
外資系企業、IT企業、ベンチャー企業などにおいて、採用・研修から人事制度設計まで、約10年にわたる人事全般のキャリアをもつ。現在はWEB系の会社を経営するかたわら、スペインにある学費が15万円/年~の公立大学や、1週間から留学可能な語学学校の紹介をするなど、子どもから大人までの学習支援を行っている。

WEB事業:https://dy-planning.net/
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