地方ならではのものは?と聞かれて頭に浮かぶものは方言、という方は多いのではないでしょうか。言葉の中にその地方の「らしさ」が表れており、旅行先で地元の人たちの方言を聞くとそれだけで改めて「ああ。○○県を旅しているんだなあ」と実感できることってありますよね。

静岡県も例外ではなく、静岡県民の温かい人柄や穏やかなイメージが方言の中に織り込まれています。今回はそんな静岡県民性満載の、日常で使っているかわいらしくて心がほっこりする方言、《ほっこり静岡弁》をいくつかご紹介していきましょう。

頻出頻度No.1!?「だもんで」



静岡県民と会話をする際、必ずと言っていいほどよく出てくるのがこの「だもんで」。~だからという意味で、「昨日夜更かししちゃった!だもんで今日の朝全然起きられなかったー。」といったように使われます。

一文の中で接続詞として使われる際は「だ」を入れずに「色々あったもんで~なんだよね」となりますが、こういった表現は標準語でも見受けられますね。”だから””、よりもまろやかな音の響きで優しい印象の《ほっこり静岡弁》です。

静岡ではほめ言葉!「ばか」



「ばか」、と言われると誰でも悲しくなったり腹立たしくなったりするもの。でも静岡ではこの「ばか」はほめ言葉として活用されるのです。”とても”、すごく”という意味で、「ばかかわいい」、「ばかおいしい」、「ばか嬉しい」などプラスの意味合いの言葉と一緒に使われます。(時には「ばかムカつく」なんてマイナスな表現で出てくることもありますが…。)

せっかくほめているのに「ばか」なんて付けるのは不思議なものですが、その独特な滑稽さにどことなく可愛らしさを感じられる《ほっこり静岡弁》です。

奥ゆかしいひっそり語尾方言「ら」



上記2つは文頭に付けて使うものでしたが、最後にご紹介するこの「ら」は語尾で活用される静岡弁です。「~でしょ?」という意味で「あなたもそう思うら?」というように相手に同意を求めるときに使います。

ばか・だもんでと比較するとそこまで頻繁に日常会話に出てくるわけではありませんが、長野県や山梨県などの方言にも登場し、広い地域で親しまれています。「~ら?」という響きには少々あどけないニュアンスがあり、思わずうんうん!と賛同したくなってしまう可愛らしい《ほっこり静岡弁》です。

まとめ


静岡県は山と海に囲まれ、のどかでのんびりした空気が流れています。優しい響きが特徴の静岡弁もこの空気感に非常にマッチした静岡らしさいっぱいの魅力あふれる方言です。今回ご紹介した他にも可愛らしい静岡の方言はたくさんあるので、みなさんもいつもより静岡弁に聞き耳を立てて、ついつい胸きゅんしてしまう瞬間を探してみてはいかがでしょうか。

《ほっこり静岡弁》ばかかわいいもんで皆さんも胸きゅんするら?
  *ほっこり静岡弁とってもかわいいから皆さんも胸きゅんするでしょ?

<ライター>

やぎぬま 飛鳥
季節の変わり目のにおいが好きです。
夕暮れの海を見るのが好きです。
静岡での暮らしが大好きです。
日常の中に大好きなものを散りばめることが
毎日をハッピーに過ごすコツです。

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