友達にバイトを紹介してもらうのは安心がある反面、「紹介だと辞めにくいのでは?」などの心配もあります。
また、紹介してもらった場合、応募電話の際や志望動機でそのことをどう伝えたら良いかと悩む人もいるでしょう。
この記事ではバイトを紹介してもらうメリット・デメリットや、面接での対応方法をお伝えします。
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バイトを紹介してもらう「メリット」
まずは紹介でバイトをする場合のメリットを見てみましょう。
・実際の雰囲気を理解してから働ける
職場の雰囲気は実際に働いてみなければなかなか分かりません。
求人広告やホームページから読み取ったり、面接の場で聞いたりすることもできますが、実際に働いた側の立場でのリアルな情報を聞けるのは安心材料です。
ただし、紹介する友人も「誘いたい」という思いがある手前、悪い情報があっても積極的には教えてくれないかもしれません。
そこで、「あえて悪い点や大変なことを挙げるなら、どういう点があるか」など質問をしてみると良いでしょう。
・新しい環境でも知り合いがいると安心できる
新しいバイトを始める時は、誰でも緊張するものです。特に初日は尚更でしょう。
しかし、バイト先に友達がいれば、それだけで心強いもの。
不安な気持ちや疑問に思ったことを、後で確認することができるのも、大きなメリットです。
・友達と一緒だと相談しやすく、バイトが楽しくなる
友達がバイト先にいると、辛いことや困ったことを相談しやすいこともメリットです。
職場の状況を知っている相手なので、話を聞いてもらえるだけでも救われるということもあるでしょう。
また、バイトに行くのが面倒だと思う日でも、友達と一緒ならと思うことで楽しく続けられるかもしれません。
・面接で採用されやすい
すでに働いているスタッフの紹介ということで、ある程度のお墨付きをもらっているとも言えます。
もちろん紹介者との関係性にもよりますが、面接を受ける前から店長などに印象付けをすることができているため、面接で採用されやすい傾向があります。
特に、友達が「私の友人は接客経験があります」「とても真面目な人です」などという情報を伝えてくれていると、さらにプラスになります。
バイトを紹介してもらう「デメリット」
バイトを紹介してもらうと、以下のように思わぬデメリットもあるので確認しておきましょう。
・紹介された手前、きちんとしなければというプレッシャーがある
友達がレクチャー担当であればよいですが、働く現場が違ったり、シフトが異なったりすることもあるでしょう。
他の人に教えてもらう場合は、「しっかり仕事を覚えて、紹介してくれた友達に迷惑をかけないようにしなければ」、などというプレッシャーを感じることがあるかもしれません。
・バイトを辞めづらい
「思っていた仕事と違った」などの理由でバイトを辞めたいと思っても、友達に紹介してもらった手前、辞めづらいという状況に陥ることもあります。
特に、採用されてすぐに辞めたい場合などは、友達の顔に泥を塗るようなことがないように注意が必要です。
・友人との関係がぎくしゃくすることも
仕事となると、友人との関係が変わってくる可能性もあることは理解しておきたい点です。
例えば、仕事に向き合うスタンスの違いからお互いイライラしたり、先に働いている友人が仕事を教えてくれているときに「上から目線だ」と感じてしまったり、プライベートでも仕事の話ばかりになってしまい、今までのように楽しい時間が持てなくなった、ということはあり得ます。
バイトを紹介してもらった場合の応募電話のかけ方
友人・知人に紹介してもらい、バイト先に初めて電話をかける時には、紹介された旨と紹介者の名前を先に伝えるようにしてください。
可能であれば、友達から採用担当者の名前をあらかじめ聞いておいたり、「バイトを紹介した友達に、採用担当の山田さん宛に電話するよう伝えました」などと、伝達しておいてもらったりするとスムーズです。
【応募電話 例文1.】
わたくし、静岡花子と申します。御社でアルバイトをしている山田太郎さんからの紹介でお電話させていただきました。アルバイトに応募したいと考えておりますが、採用ご担当の方はいらっしゃいますでしょうか。
【応募電話 例文2(採用担当者の名前が分かっている場合)】
わたくし、静岡花子と申します。御社でアルバイトをしている山田太郎さんからの紹介でお電話させていただきました。面接についてお伺いしたいことがあるのですが、採用ご担当の秋葉様はお手すきでしょうか。
紹介してもらった場合の面接時のあいさつ
バイト面接で部屋に入った時には、以下のように挨拶をするとよいでしょう。
先にこちらが部屋に入っている場合、面接官が入ってきたら立ち上がって挨拶をしてください。
【例文】
山田太郎さんにご紹介いただきました、静岡花子と申します。本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。
バイトを紹介してもらった場合の志望動機
実際の志望動機は「友達に誘われたから」ということが多いかもしれませんが、そのまま応募の理由にしてしまうと「誘われたから来ただけで、仕事に興味はないのか?」とネガティブに捉えられてしまうかもしれません。
会社やお店側が志望動機を聞く理由は、求める人物像に合っているか、どんな人柄なのかを確認するためですから、あなた自身の想いや仕事に感じた魅力などを自分の言葉で伝えてください。
【例文】
友人の山田太郎さんが職場の話をとても楽しそうに話していました。どんなバイトをしているのかと質問したところ、学校近くのレストランだと聞き、実際に足を運んでみると、スタッフの方々がとても生き生きと働いておられました。
「ホスピタリティの高い職場で、スタッフのモチベーションも高い」と聞いていた通りの印象を受け、私もお客様に喜ばれるような接客をしてみたいと思い、応募させていただきました。
まとめ
友人・知人の紹介でバイトをすると、都合の良いこともあれば、やりづらくなることもあります。
紹介で楽に入社できるから、ということではなく、本当にそのバイトがやりたいのかどうか、友達がいなくなっても続けられるかどうかという点もふまえて応募するとよいでしょう。
2024年11月15日公開
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