面接で意外と悩みがちなのが「服装」です。
求人情報で指定がない場合や、自分で判断しなければならないような表記に戸惑うケースも少なくありません。


本記事では、シニア世代の男性のみなさんに向けて、服装が相手に与える影響や、面接に適した服装について解説します。
スーツやシャツなど、パーツごとに注意すべきポイントをまとめているので、面接の服装にお困りの方、面接官に良い印象を与えたいとお考えの方はぜひ参考にしてください。


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結論:指定がある場合はそれに従い、迷う場合はスーツが無難


「企業側からの指定がある場合はそれに従う」というのが大前提ですが、企業や求人によって内容が異なるため、服装の正解はその都度異なるというのが実情です。


一方で、求人によっては「服装の指定なし」や「カジュアルな服装」などと書かれている場合もありますが、迷う場合はスーツが無難です。


わざわざ面接のために新調する必要はありませんが、サイズ感や色合いなどによって相手に与える印象が大きく変わってしまいます。
「スーツなら何でも良い」というわけではありませんのでご注意ください。


・第一印象の55%は見た目で決まる

「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。
心理学における法則の1つで、人と人がコミュニケーションを取るうえで、相手に与える影響の55%は見た目や表情などの「視覚情報」であるという定説です。


ちなみに、残りの45%は口調や話し方などの「聴覚情報」が38%、話した内容はわずか7%といわれています。


服装は面接で話した内容よりも遥かに大きな影響を与える「視覚情報」にあたるため、統計的な観点からも配慮しておいて損はないといえます。


・雇用形態による服装の違いは?

正社員やアルバイトなど雇用形態が変わっても、面接における服装の考え方は変わりません。
相手に与える印象が大切なのはどの面接でも同じであり、「アルバイトの面接だからラフな格好で良い」という合理的な理由はないからです。


雇用形態が何であれ、「原則、企業側からの指定がある場合はそれに従う」「迷ったらスーツが無難」と覚えておくと良いでしょう。


・面接官が見ているポイント

実は服装が何であっても、面接官が見ているポイントはそう大きくは変わりません。
面接官が見ている具体的なポイントとして、以下のような点が挙げられます。


• 清潔感はあるか
• 場に適した服装を選べているか
• 相手に不快感を与えない配慮ができているか


服装だけですべてが決まるわけではありませんが、服装が合否や印象に影響を与えているのは確かです。
実際に、面接での服装から入社後一緒に働く仲間として、またはお客様の前に出るスタッフとして恥ずかしくない人材かどうかをチェックしている面接官は少なくありません。


細かな点で判断に迷った際は、上記の「面接官の視点」を指標にすると良いでしょう。


好印象を与える服装のチェックポイント


ここからは、パーツごとに好印象を与えるための具体的なチェックポイントを紹介します。


・スーツ

スーツは派手なものは避け、落ち着いたダークカラーのものが望ましいといえます。
細かなところでは、以下をチェックしておきましょう。


• サイズは体に合っているか
• ほつれや取れかかっているボタンはないか
• シミ・シワはないか
• タバコなどの匂いはついていないか


だらしない印象を与えないよう事前に状態を確認し、できる限りクリーニングに出しておくことをおすすめします。


・シャツ

シャツは長袖・無地の白が無難です。
色が薄ければ白以外でも問題ありませんが、柄物やストライプなどは人によって印象が大きく変わるため避けた方が良いでしょう。


シャツのチェックポイントも基本的にはスーツと同じですが、スーツよりはずっと安価なため、シャツだけ新調するのもひとつの方法です。


・ネクタイ

ネクタイはシンプルな色やデザインのものを選びましょう。
冠婚葬祭用のネクタイや、派手すぎるネクタイは避けた方が無難です。


なお、事前にクールビズやノーネクタイの指定がなければ、夏場でもネクタイは着用するのが基本です。


・靴・靴下

靴はスーツに合った革靴、靴下は黒・紺・グレーなどダークカラーのソックスを着用しましょう。


靴はしっかり手入れをしておき、光沢感を出しておくと全体が引き締まって見えます。
また、着席した際に素足が見えるような短い靴下は印象が良くないため注意が必要です。


・髪型・ひげなど

白髪・黒髪は問いませんが、清潔感のある長さでしっかりセットしましょう。
その際、整髪料は匂いが強くないものがおすすめです。


無精ひげはもちろんのこと、普段整えているひげであっても人によって与える印象が異なるため、きれいに剃っておくのが無難です。
あわせて、鼻毛や爪などの細かな部分もしっかり整えておきましょう。


・アクセサリー

腕時計・結婚指輪以外のアクセサリーはつけないようにしましょう。
ポケットチーフやカフスなども面接の場にはあまりそぐわないため、身に付けないのが一般的です。


スーツが無い場合の対処法


スーツが無い場合でも、場に適した清潔感のある服装であれば問題ありません。


たとえば、正装のスーツを少し着崩した「オフィスカジュアル」や、「カジュアルスーツ」などは、スーツとさほど変わらない印象を与えられるうえ、新品のスーツに比べて比較的安価に揃えることができるためおすすめです。


例外として、応募職種によっては、作業着などでの面接参加が許可されている場合もあります。
この場合も面接官がチェックしているポイントを意識し、できるかぎり清潔感に配慮することが大切です。


まとめ:適切な服装で面接官に好印象を与えよう


企業や求人によって正解が異なる面接での服装。
指定がある場合はそれに従い、判断に迷う場合はスーツの着用が無難です。
ただし、スーツを着用していても、ちゃんと着こなせていないとかえって良くない印象を与えかねないため注意が必要です。


本記事のチェックポイントを参考に、適切な服装で面接官に好印象を与えましょう。


2024年9月11日公開


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<執筆>

DOMO+編集部

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