バイト探しで仕事内容や時給などとともに気になるのが「通勤時間」ではないでしょうか。


一般的には「通勤時間は短い方が良い」という声が多く、長い通勤時間は負担になりがちです。
一方で、通勤時間が長いことのメリットもあるため、「自分の場合はどうなのか」を一度考えてみることが大切です。


この記事では、通勤時間が長い場合と短い場合のメリット・デメリットや、自分にベストな通勤時間を判断するポイントを解説します。


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通勤時間が長い「デメリット」


バイトの通勤時間が長い場合に予想されるデメリットは、主に以下の4つです。


• 通勤するだけで疲れる
• シフトに入れる時間に制限が出がち
• プライベートの時間が削られる
• 交通費の上限を超えてしまう可能性がある


それぞれのデメリットについて、詳しく見ていきましょう。


・通勤するだけで疲れる

通勤時間が長いと、それだけで疲れて肝心のバイトに集中できないという可能性もあります。
「電車やバスで座っているだけだから楽なはず」とも考えられますが、必ずしも車内で座れるとは限りません。
また、座れたとしても、長時間の移動は意外と疲れるものです。


通勤の負担が大きく、早々に「やめたい」と思ってしまうかもしれません。


・シフトに入れる時間に制限が出がち

通勤に時間がかかると、早朝や深夜のシフトに入りにくくなりがちです。


例えば飲食店であれば夜遅くまで営業していることも多いですが、自宅が遠いと必然的に終電の時間が早くなります。
また、バイト先が防犯のため、帰りが遅くならないように配慮してくれることもあります。


こうした場合、深夜帯に働いて稼ぎたいと思っていても、シフトを早く上がらざるを得なくなってしまうことが考えられるのです。


・プライベートの時間が削られる

通勤時間が長いと、その分バイトによる拘束時間が長くなり、プライベートの時間をとりにくくなります。
例えばシフトが4時間でも、通勤に片道1時間かかると拘束時間は6時間にもなり、プライベートに支障が出やすくなるのです。


また、同じように拘束時間が6時間でも、そのうち2時間を通勤に使うのではなく、近場で約6時間しっかりバイトした方が稼げる金額も多くなります。


・交通費の上限を超えてしまう可能性がある

交通費が支給されるバイトであっても上限が設定されていることは多く、遠方から電車やバスで通勤する場合、交通費が上限を超えてしまうかもしれません。


この場合、超過分の交通費は自己負担となるため、実質的にバイト代が減ってしまいます。


また、交通費支給と言いながらもなるべく出費を抑えたいバイト先から、採用段階で敬遠されるリスクも否定できません。



バイトの通勤時間が長い「メリット」


バイトの通勤時間が長い場合、デメリットだけでなく以下のようなメリットもあります。


• 休日にバイト先の人やお客さんと会いにくい
• 近場よりもむしろ楽な場合がある
• バイトの選択肢が広がる


メリットについても、詳しく確認していきましょう。


・休日にバイト先の人やお客さんと会いにくい

通勤に時間のかかる遠方でバイトをすると、休日に自宅付近でバイト先の人やお客さんと出くわす可能性が低くなります。
また、バイト中にお客さんとして知り合いが来る可能性も低いでしょう。


こうした点は、バイトとプライベートをしっかり分けたい人や、知り合いに働いているところを見られたくない人にとってはメリットと言えます。


加えて、自宅とバイト先が離れていれば、バイトを辞めた後もバイト関係者と出くわして気まずい思いをするリスクが少なくなります。


・近場よりもむしろ楽な場合がある

例えば20分ほど自転車や徒歩で通勤するよりも、30〜40分程度電車に乗って最寄駅から5分歩く方が楽だという考え方もあります。


特に深夜の帰宅で防犯面が気になるときや天気が悪いときは、通勤にトータルでどれくらい時間がかかるかよりも、外を歩く距離や時間がどれくらいかの方が重要になりがちです。


バイト先や自宅が駅から近い場合は、こうした点も考慮して通勤時間を考えることがおすすめです。


・バイトの選択肢が広がる

たとえ通勤時間が長くなっても、遠方も含めてバイト先を探した方が理想的なバイト先は見つかりやすくなります。


特に地元が住宅街・郊外の場合は、少し足を伸ばして中心街まで出た方が、バイト先の選択肢は多くなるのです。


自分にとってつまらないと感じるバイトよりも、楽しいバイトをする方が良い、やりがいのあるバイトなら通勤時間が長くても苦ではないという人もいます。



通勤時間が短い場合の「メリット」「デメリット」も要確認


続いて、通勤時間が短い場合のメリット・デメリットも確認しておきましょう。


まずメリットは、以下の通りです。


• バイトとプライベートの予定を同じ日に入れやすい
• 柔軟にシフトを組みやすい
• 通勤が楽


通勤時間が短ければその分拘束時間が短くなるので、バイトがあってもプライベートを充実させやすくなります。
加えて、「すぐに行ける、すぐに帰れる」という点から通勤の負担も少なく、早朝や深夜、ちょっとした空き時間でもシフトに入りやすくなるのです。


一方で、通勤時間が短いと以下のようなデメリットも考えられます。


• 悪天候や体調不良で遠方の人が出勤できないとき、急遽代打を頼まれがち
• 休日でもバイト先が目に入ってしまい、リフレッシュしにくい


上記の点が苦ではないなら、短い通勤時間は魅力的です。



ベストなバイトの通勤時間を判断する要素


通勤時間が長くても大丈夫か、短い方が良いのかは人それぞれです。
そこでここからは、「自分にとってベストな通勤時間はどれくらいか」を判断するための要素を紹介していきます。


・週にどれくらい出勤したいか

もし高い頻度でシフトに入りたいなら、その都度時間をかけて通勤するのは負担になります。


早起きしたり晩ご飯や就寝が遅くなったりする日が続くと、疲れがなかなか取れない、体調管理が難しいといった状況になる可能性もあります。


頻度高く通勤したいなら減らせる負担はなるべく減らした方が続けやすいため、通勤時間は短い方がおすすめです。


・どのようなバイトがしたいか

明確に「こういうバイトがしたい」という考えがあるなら、通勤時間よりも「理想のバイト先かどうか」を重視することをおすすめします。


理想のバイト先は近場にあるとは限りませんが、遠方まで範囲を広げれば見つかりやすくなります。


「就活のためにこういうバイトをしていた方が良い」「将来のためにこういうバイトで経験を積んでおきたい」という場合も、通勤時間よりもバイトの内容を重視するようにしましょう。


・時間にどれくらい余裕があるか

例えば1人暮らしで家事や自炊もしないといけない、子供がいて送り迎えやさまざまなお世話もしないといけないという場合は、通勤時間が短いバイト先を探すことがおすすめです。


このように日々の暮らし自体が忙しい場合は、通勤時間以外にも「体力的・精神的ストレスのかかりにくいバイト」「覚えることが少ないバイト」などを意識的に探すと、バイトと暮らしとを両立させやすくなります。



まとめ


バイトの通勤時間は、長くても短くてもそれぞれメリットとデメリットがあります。
長い=マイナスばかりではないことが分かったと思います。


バイトに何を求めるのか、どれくらいシフトに入りたいのかなどを考えて、「そもそも自分にとって通勤時間は重要すべき項目なのか」から考えてみましょう。


なお、交通費支給の有無は求人票でもわかることが多いですが、上限額は面接時などで聞かないとわからない場合もあります。事前に確認するようにしてくださいね。


2024年7月9日公開


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<執筆>

DOMO+編集部

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