高校生になってバイトを始める人は多くいます。


しかし、最初は何もかもが初めてで、そもそもバイトはいつから始められるのか、どんなルールがあるのかなどわからないことだらけという人も多いのではないでしょうか。


本記事では、最速でいつからバイトができるのか、法律上で決められているルールなどについて解説します。
高校生が応募できる具体的なバイトや、バイトをする際の注意点もまとめているので、ぜひ参考にしてください。


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知ってる?バイトを始められる日は法律で決まっている!


実は、未成年がアルバイトを始められる日は「高校に入学してから」ではなく、「中学卒業後の4月1日」からと法律で決められています。つまり、4月1日を過ぎてさえいれば、高校入学前の春休み中からバイトを始められるということです。


例外的に、13歳以上で指定の機関に届け出れば、新聞・牛乳配達員として働けるというルールもありますが、これはあくまでも例外。
一般的には「中学卒業後の4月1日から」と覚えておくと良いでしょう。


ちなみに、早生まれの最後にあたる4月1日生まれの人も、同じタイミングでバイトを始めて問題ありません。


18歳未満の禁止事項


中学卒業後の4月1日を過ぎていても、18歳未満には法律でさまざまな制限がかけられています
。ここでは、18歳未満に定められている法律上の禁止事項を解説します。


・深夜帯(22時~翌朝5時)のバイト

労働基準法により、18歳未満は夜22時〜翌朝5時までの時間帯は働くことが禁止されています。
応募時に高校生OKとしているコンビニや飲食店であっても、上記の時間帯はシフトに入れません。


また、「青少年育成条例」では、18歳未満は深夜(時間帯は自治体によって異なる)の外出自体が禁止されており、違反すると保護者に罰金が課せられるため注意しましょう。


・危険がともなう仕事

18歳未満は、業務内容的に危険がともなうバイトも複数の法律で禁止されています。
具体的には以下のようなものです。


• 有害物・危険物を扱う仕事
• ボイラー・クレーンなどの大型機械を扱う仕事
• 高さ・深さが5mを超える場所で行う仕事
• 警備員


・風俗営業に関する仕事

18歳未満は、ガールズバー・キャバクラなど、風俗営業に関するバイトも禁止されています。


ちなみに、法律的には禁止されていないものの、高校生は原則NGとしているバイトもあります。
たとえば、パチンコ・パチスロ店は18歳未満は客としての入店を禁止していることから、バイトもNGとしている場合が多いようです。


そのほか、個室での接客があるカラオケ店なども、会社側が高校生の応募・就業をNGとする傾向にあります。


・上限時間を超える勤務

高校生に限った話ではありませんが、働ける日数や時間も法律で上限が決められており、その上限を超えて勤務することも禁止されています。
18歳未満が関係するルールは以下の通りです。


• 1日の労働時間の上限は8時間
• 休憩なしで連続で働ける時間の上限は6時間
• 1週間で働ける時間の上限は40時間


細かな決まりが多く分かりにくいかもしれませんが、ここで紹介したものはいずれも18歳未満を守ることを目的として法律で定められているルールです。


バイトをするということは「社会に出る」ということでもあります。
バイトをきっかけにこのような責任や義務がともなうことも理解しておきましょう。


高校生でもできるバイトの具体例


法律上の制限がなく、高校生の応募をOKとしているバイトは、主に以下のようなものが挙げられます。


• 飲食店(ホール・キッチン)
• ファストフード店
• コンビニエンスストア
• スーパー
• 引っ越し屋
• フードコート



高校生が応募できるバイトは、多くの求人サイトで「高校生OK」「高校生歓迎」などと記載されています。
住んでいるエリアによって募集されている求人や条件は異なりますが、自宅や学校など、無理なく通える範囲内で探してみると良いでしょう。


高校生がバイトする際の注意点


高校生がバイトをする際は以下の2点に注意しましょう。


・親や保護者の承諾を得る

求人に応募する前に、必ず親や保護者に相談してあらかじめ承諾を得ておきましょう。
採用になった際、「保護者の承諾書」の提出を求められるケースがあるためです。


法律上は保護者の承諾がなくてもバイトはできますが、保護者が「本人にとって良くない」と判断した場合は、本人の許可なくバイトを辞めさせることができます。


いずれにせよ、バイト先とのトラブルを防止するためにも、親や保護者の許可は得ておいたほうがスムーズです。


・学校の校則をチェックする

バイトに応募する前にもうひとつやっておかなければならないのは、学校の校則をチェックすることです。
親や保護者が許可してくれた場合でも、校則でバイトが禁止されている場合はその校則に従う必要があるためです。


トラブルを防止するために、保護者の承諾書と一緒に「学校の許可を得ている証明書」の提出を求める企業もあります。
校則違反となった場合は、内申点に響いたり、停学・退学処分につながったりする可能性もあるため、十分注意が必要です。


まとめ:ルールを守ってバイト生活を楽しもう!


高校の入学式を待たなくても、中学を卒業して最初の4月1日からバイトは始められます。
ただし、法律や条例などでさまざまな制限がかけられていることを理解するとともに、保護者や学校からも許可を得ておく必要があります。


「何だか分かりにくい」と思う場面もあるかもしれませんが、このようなことも含めてバイトは社会経験になり、学校以外であなたの世界が広げてくれる良い機会です。


最近は人手不足のお店や会社が多く、高校生も歓迎される傾向にあります。
自分に関係するルールをしっかり理解しつつ、ルールを守って新たなバイト生活を楽しんでください。


2024年6月11日公開


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<監修>

杉本雄二 社会保険労務士法人ローム静岡 所長
求人情報誌発行・人材派遣の会社で広告審査や管理部門の責任者を18年経験。在職中に社会保険労務士試験に合格し、2005年に社会保険労務士杉本事務所を起業。その後、2017年に社会保険労務士法人ローム(本社:浜松市)と経営統合し、現在に至る。静岡県内の中小企業を主な顧客としている。顧客企業の従業員が安心して働ける環境整備(結果的に定着率の向上)と、社長(人事担当者含む)の悩みに真摯に応えることをモットーに活動している。

<保有資格>特定社会保険労務士社会保険労務士法人ロームhttps://roum.info/


<執筆>

DOMO+編集部

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