ファッションが好きな人なら、アパレルのバイトは理想的な職場。

お客様のコーディネートをお手伝いしたり、新しい洋服をきれいに並べたりと、楽しく働けることでしょう。


この記事では、アパレルのバイト面接で聞かれる質問や回答例、面接時に役に立つ知識をご紹介します。

また、アパレルのバイトは面接の服装もほかの企業面接とは異なりますので、服装のマナーについても理解を深めておきましょう。


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アパレルのバイト面接で聞かれる質問と回答例


まずは面接でよく聞かれる質問と、その回答例をご紹介します。



質問1. なぜこのお店でバイトをしたいのですか?


バイト先としてなぜこの店を選んだのか、という質問は必ず聞かれると考えて、自分なりの答えを用意しておきましょう。


お店が扱っている服のテイスト、雰囲気、店員さんの接客など、お店の好きな点を整理してみると、自分がそのブランドを好きな理由が明確になります。

なぜそのお店が好きなのか、どんなところが好きなのか、なぜこの店がいいのかを書き出して、志望動機としてまとめてみてください。


【回答例】

他にはない個性的なデザインが大好きで、洋服はもちろん、小物なども愛用しています。

働いている方もおしゃれな方ばかりで、私にとっては憧れの存在です。

一緒に働くことを目標に、自分なりにファッションを研究したり、メイクの練習をしたりしてきました。

私が面接に受かったら、いつもスタッフの方が私に話しかけてくださるように、お客様に好感をもってもらえるような接客をしたいと思います。



質問2. 希望の曜日や時間帯はありますか?


アパレルショップは夕方以降や、土日などの休日が特に忙しいため、これらの時間帯に働ける人が歓迎される傾向があります。

募集内容に曜日や勤務時間の記載があるなら、できるだけお店の希望に沿えるとよいでしょう。

ただし「相談可能」と書いてあれば、自分の希望を伝えても大丈夫です。


いずれにしても、バイトに入るのが難しい曜日や時間帯は必ず伝えておいてください。

通学や習い事などがその理由であれば、配慮してもらえる可能性もあります。

無理をしない範囲で、「可能な限り調整する」というスタンスでいるとよいでしょう。


シフトの希望をいつ出すのか(何か月前に出すのか)、また、希望を出すのは月単位か週単位かなども確認できればベストです。


【回答例】

平日は16時まで授業がありますので、夕方は17時以降であればシフトに入ることができます。

ただし、水曜日と金曜日はサークル活動がありますので、できればお休みをいただけると幸いです。

セールなどの忙しい時期は、サークル活動を休むなど、調整することは可能です。

土日は基本的にどちらもシフトに入れますが、年に数回、家族旅行などがある場合にはお休みを頂けるとありがたいです。



質問3. アパレルバイトの経験はありますか?


過去のアパレルバイト経験を重視するかどうかはお店によって異なりますが、経験があるのであればアピールポイントになり得ます。

何年ぐらい働いていたか、どんな客層のお店だったかなど、あらかじめまとめておいてください。


また、どんなときにやりがいを感じたのか、大変だったことは何でどう乗り越えたか、ということも思い出しておきましょう。


アパレルのバイトでなくても、飲食店など「接客」のバイト経験があれば、そこで学んだことや経験したことをアピールしてください。


【回答例】

以前、静岡デパートにある10代女性向けのレディースブランド「ABC」で、2年間バイトをしていたことがあります。

お客様にぴったりな洋服をご紹介できるよう、新作が入ってきたときには素材やサイズ展開を確認しておくなど、自分なりに工夫をしていました。

来店したお客様が、お手伝いを必要とされているのか、あまり話しかけられたくないのか、どのぐらいの距離感の接客を求めておられるのかなどを察知し、一人一人のお客様に合った接客を心がけていました。

「自分だったら選ばなかったけど、アドバイスのおかげでコーディネートの幅が広がった」という言葉をいただいた時には、ファッションの楽しみを増やすお手伝いができたことをとてもうれしく思いました。



質問4. どんなファッション誌を読んでいますか?


愛読している雑誌を確認することで、その人の好みのテイストや興味の範囲を確認することがあります。

面接を受ける会社のテイストと似ている雑誌を取り上げるとよいでしょう。


また、今はインターネットやSNSなどでファッションをチェックできますので、雑誌とあわせてアピールしてみてください。


【回答例】

雑誌Aと雑誌Bは毎月欠かさず目を通し、最新のトレンドをチェックしています。

また、InstagramやPinterestなどを用いて、海外ファッショントレンドや、日本未入荷品をチェックすることも日課の一つです。



アパレルのバイト面接に着ていく服装のポイント



一般的な面接の服装は、白や黒、ネイビーなどのスーツやパンツ、シャツなどのコーディネートが求められますが、アパレルのバイト面接に関しては、ほかの業界と異なるポイントがあります。


清潔感はマスト

接客メインの仕事では特に「清潔感」が重視されます。

シワや汚れがないかなど、あらかじめ確認しておいてください。

お店のイメージに合わせる場合は別ですが、おしゃれであっても、ダメージ加工や露出の多いタイプは避けておいた方が無難です。


また、前日になって「穴が開いていた…!」などと焦ることがないように、1週間前ぐらいから用意することをお勧めします。


お店の雰囲気に合った服装

とびきりオシャレでなくても構いませんが、できるだけ、お店の雰囲気にあった服装を心がけましょう。

アパレルブランドも人気店になればなるほど、トレンドへのアンテナの高さなどがチェックされます。


どんな服装がいいか迷った場合は、あらかじめお店に行き、店員さんが着用している服装をチェックしてみてください。

自分が持っている洋服で、同じようなコーディネートをしてみましょう。


髪型やメイク、バッグなども気を抜かないで!

洋服が決まったからといって安心してはいけません。

ヘアカラーは明るくても大丈夫ですが、あきらかに手入れができていないヘアスタイルはマイナスポイントです。

アクセサリーやバッグなども、洋服とのバランスをみながら選びましょう。



まとめ


アパレルバイトは華やかなイメージがありますが、仕事内容は接客だけではありません。

お店の掃除、服や小物の整理整頓、お金を扱うレジ回りの仕事も同時にこなします。

立っている時間が長いことも特徴で、体力仕事でもあります。


好き、憧れだけでなく、仕事の内容を理解して臨みたいものです。


2017年1月17日公開/2024年8月19日更新


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<ライター>

坂口弥生(さかぐち・やよい)
外資系企業、IT企業、ベンチャー企業などにおいて、採用・研修から人事制度設計まで、約10年にわたる人事全般のキャリアをもつ。現在はWEB系の会社を経営するかたわら、スペインにある学費が15万円/年~の公立大学や、1週間から留学可能な語学学校の紹介をするなど、子どもから大人までの学習支援を行っている。

WEB事業:https://dy-planning.net/
留学サポート Go Global:https://go-global.info/


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