「明るい声」というと、どんな声を想い浮かべますか?

声のトーンでしょうか、話し方でしょうか、もしくは声質でしょうか。


「明るい」と感じる声で多くの方がイメージするのは「高い声」。

しかし、ただ「高い声」を出しても「明るい声」ではなく、キャピキャピや騒がしいなどのイメージになってしまうこともあります。


良い印象の明るい声とは、トーンが高すぎず、それでいて重みがあり聞きやすい声です。今回は、これらが備わった「良い印象の明るい声」について解説します。



良い印象の明るい声を作るために


先にも述べたように、明るい声には「トーンが高すぎない」「重みがある」「聞きやすい」ことが必要になります。

ただ、それぞれ自分の声を自分で判断することは難しいですよね。


一番良いやり方は、自分の声を録音して聞いてみることです。

自分の声は、いつも聞いている声とは違うので、最初は誰しもが衝撃を受けますがそのうち慣れてきます。

根気よく、繰り返し録音した自分の声を聞いてみてください。

そこで、トーン、重み、聞きやすいかどうかをご自身で感じてみてください。



「トーンが高すぎない」声を作るには


まず、自分の一番楽な声で「あ―」と声を出してみましょう。

鍵盤楽器(ピアノ等)があれば、その声と同じ音を探してみましょう。

もし、鍵盤楽器がなければ、ピアノアプリをダウンロードしてみてください。


音を確認したら、その音から二つほど上の音を出してみてください。

二つほど上の音とは、白い鍵盤・黒い鍵盤含めて順に二つです。

その音が、あなたにとっての「良い印象を与えられる明るい声」となります。



「重みがある」声を作るには


前述したように、ただ高い声を出すだけでは、キャピキャピと耳障りになってしまいかねません。

高い声で重みのある声にするためには、「響き」をプラスしましょう。


響きを出すためには「共鳴」が必要です。

共鳴感覚を身体に感じる練習をしていくと良いでしょう。

その練習法とは…胸に手を当てて「ゴォー」と低い声で発声してみることです。

掌にビリビリとした感覚があると思います。感じられない方は、なるべく脱力して力みのないようにしてみてください。

また、発声したときに、部屋の四隅にビリビリとした感覚があれば良いでしょう。(実際にやってみると多くの方が感じることができます)



「聞きやすい」声を作るには


まずは、滑舌に関係のある部位のトレーニングをしましょう。

唇全体に力を入れて、口輪筋(唇の周囲を輪っかのように取り囲む筋肉)の筋力をアップします。口の周りの筋肉に力を入れたり、抜いたりしてみてください。


舌のトレーニングも重要です。アッカンベーして舌根からしっかり力を入れてみましょう。


滑舌の発声練習も効果的です。

「あいうえお」の母音は全ての日本語の基礎となりますので、遠くの人に向けるような意識をもって大きな声で発声してみましょう。



明るい声を色々なシーンで活用しよう


上記の3点の練習を行った後、実践練習として「印象の良い明るい声」を日常でも使ってみてください。


まずは、比較的とっかかりやすい挨拶から。

朝起きて最初に会った人に試してみましょう。

いつもと違う発声をすることが恥ずかしい場合は、練習相手を決めて前日にその方に伝えておくことをおすすめします。

そうすれば、気兼ねなく明るい声で発声できるはずです。


印象さえも変えられる「声」は、自分の心がけひとつでできる、素晴らしいコミュニケーションアイテムの一つです。

是非、職場や面接などの場面でも明るい声を使い、与える印象を変えてみてくださいね。


2024年1月22日公開


<おうたむボイストレーニング主宰>

榊亜紀子(さかき・あきこ)
静岡県藤枝市出身、静岡市在住。発声に必要な筋肉トレーニング、基礎発声練習をメインとし、目標達成に対してのレッスン内容に定評あり。現在は、静岡朝日テレビカルチャーにて「声の悩み解決講座」の講師を13年間継続中。ストアカやモチベーション&コミュニケーションスクールにて講師経験あり。
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<所持認定証>
日本ボイストレーナー連盟ボイストレーナー認定証
はなしことば検定免許
USボーカル講師免許
VMTA公認ボイストレーナー認定証


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