「きつい」と噂されることもある飲食店バイト。
しかし、今も昔も変わらず根強い人気があるのも事実です。


飲食店バイトに興味があるものの、どんなところがきついのか、本当にきついのかなどが心配で、なかなか足を踏み出せないという人もいるのではないでしょうか。


本記事では、飲食店バイトのきつい面、加えて根強い人気がある理由を掘り下げて検証しているので、ぜひ参考にしてみてください。


結論:飲食店バイトがきついと感じるかはひとそれぞれ


結論、飲食店バイトそのものがきついとは一概にいえません。
ある要素についてきついと感じる人もいれば、別の見方をしてメリットに感じている人もいるなど、感じ方は人それぞれだからです。


それでも常に一定の人気があるのは、きつさを上回るメリットがある証拠ともいえます。情報に左右されず、ここから紹介する実際の仕事内容やメリット・デメリットを知って、自分なりに判断すると良いでしょう。


飲食店バイトがきついと感じる部分とは?


実際に飲食店バイトがきついと感じやすい部分を6つ解説します。


・長時間の立ち仕事

飲食店バイトの肉体的・体力的な疲れをきついと感じる人はいます。


飲食店は基本的に立ち仕事であり、混雑時には接客や食事の提供で常に動き回る必要があるため、単純に疲れを感じやすいといえます。


一方で、ある程度の期間続ければ適応できるケースがほとんどで、効率的な動き方も身に付いてきます。
そのせいもあってか、「運動不足の解消になる」「ダイエットになる」などポジティブに捉えている人もいます。


・覚えることが多い

飲食店バイトは、他のバイトに比べて覚えることが多く、精神的にきついと感じる人もいます。


たとえば、ホールスタッフならメニュー・価格・席番号・ハンディの使い方・挨拶・会計など、確かに覚えることの種類や範囲は多いといえます。
キッチンであっても、メニュー名・材料・調理手順・器具の場所など、やはり覚えることがたくさんあります。


とはいえ、大変なのは慣れるまでの最初のうちだけで、一度覚えてしまえばきつさを感じることも少なくなるでしょう。


・テキパキ動かなければならない

忙しい時間帯はとにかくテキパキ動くことが求められるため、このスピード感が体力的・性格的にきついと感じる人もいるようです。


お客さんを待たせたり対応が遅くなったりするとクレームに繋がることもあるため、常にスピーディに動くことが求められます。
テキパキ動くのが苦手な人や、普段からおっとりした性格の人にとってはリズムが合わず、疲れを感じやすいかもしれません。


とはいえ、これも「慣れれば自然と動けるようになる」という声が多く聞かれます。


・ピークタイムが本当に忙しい

ランチや夕飯時や週末・連休など、ピークタイムの忙しさが体力的・精神的にきついと感じる人もいます。


実際、店舗によっては目が回るほど忙しい時間帯・時期があるのも事実で、次々と仕事が追加され終わりが見えない感覚は、最初のうちは特にきついと感じるでしょう。


一方で、「暇な時間の方が苦手」という人もいれば、「忙しいからこそ達成感がある」と考える人もいて、やはり捉え方は人それぞれといえそうです。


・クレーム対応が大変

お客さんからのクレームやその対応がきついと感じる人は多くいます。
普段生活しているなかで「クレームを言われる」場面はほとんどないため、免疫がないためです。


こちらに落ち度がある場合はまだしも、酔っ払った勢いで絡んでくる人や、理不尽な要求をしてくる人もいて、対応に困るケースも稀にあります。


とはいえ、手に負えない場合は先輩や上司がカバーしてくれますし、こちらに落ち度があった場合でも原因を反省して次に活かせば問題ありません。


・店長や先輩が厳しい

飲食店バイトに限った話ではありませんが、店長や先輩の対応が厳しいと、その人間関係がきついと感じるケースもあります。


人間関係がうまくいかなかったり、職場の雰囲気が良くなかったりすると、居心地が悪く出勤している時間のすべてを苦痛に感じてしまいます。


人間関係の悩みは実際に働いてみないとわからない場合が多く、運要素が強いと言わざるを得ません。
もしそのような人に遭遇した場合は、同じ土俵に立たず「こういう人もいるんだな」と学びやプラスに変えるのが賢い方法です。


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それでも飲食店バイトが人気の理由とは?


飲食店バイトはきつい面がありながらも、長年人気が高いのはなぜでしょうか。
代表的な5つの理由を紹介します。


・人脈・交友関係が広がる

スタッフ同士やお客様など多くの人と関わる仕事柄、人脈や交友関係が広がることをメリットに感じる人は多いようです。


スタッフ同士で協力し合いながら仕事をする飲食店では、交友関係が広がることに加えて関係性も深まりやすく、きつさを上回る楽しさややりがいがあります。


常連のお客さんと仲良くなってさらに人の繋がりが増えるなど、一層仕事が楽しくなるような思わぬ出会いに恵まれることもあるでしょう。


・学べることが多い

飲食店バイトは学べることが非常に多く、自己成長に面白さを感じている人もいます。


たとえば、キッチンであれば調理方法や材料などを知り、料理のスキルが身につきます。
ホールの場合はさまざまな人間模様を見られたり、飲食店というビジネスがどう回っているのかを知れたりなど、アンテナを立てていればさまざまな情報が入ってきます。


「収入を得ながら多くのことを学べる」と考えると、きついことばかりじゃなくメリットも多いと思えるかもしれません。


・コミュニケーション力が上がる

コミュニケーション力が上がることをメリットと捉えている人もいます。
飲食店では同僚・先輩・後輩・店長・お客さんと、立場の異なるさまざまな人たちと関わりながら仕事をするためです。


年代や立場の違う人と会話をするには、使う言葉や言い回しを変える必要があります。
接し方の違いに苦労するかもしれませんが、その分さまざまな人と渡り合えるコミュニケーション力が身につきますし、クレーム対応では傾聴力・忍耐力・共感力なども磨かれます。


・スピード感・判断力が身に付く

飲食店バイトはスピード感や判断力も養われます。
日常的に素早く仕事をこなし、マニュアル化できないことはその場その場で臨機応変に判断する必要があるためです。


日々仕事を回すのに必死ですが、そこで身に付くスピード感や判断力は幅広い仕事・ポジションで求められる重要なスキルであり、この先のさまざまなシーンで役立つでしょう。


・まかないがおいしい

まかないがおいしい、またはお店のメニューを割引で食べられることに価値を感じている人もいます。


美味しい食事ができるのは飲食店バイトならではであり、それだけでもモチベーションに繋がるもの。
加えて、学生であれば食費を節約できて一石二鳥と考えている人もいるようです。


プライベートではあまり口にしないものや、値段が高く食べに行かないものであれば、なおさらメリットに感じるでしょう。


まとめ:「飲食店バイトはきつい」といわれながらも根強い人気!


比較的覚えることが多く、長時間テキパキ動き続ける必要がある飲食店バイト。
きつい面がある一方で、いつの時代も根強い人気があるのも事実です。


その理由は人脈や交友関係が広がったり、学べることが多く自己成長できたりすることであり、「感じ方は人それぞれ」というのが実情です。


得るものも多い飲食店バイト、あなたもチャレンジしてみてはどうでしょうか。


2024年1月18日公開


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<執筆>

DOMO+編集部

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