帰省や旅行に出かけたとき、職場の人にお土産を買うことがありますよね。
2、3人の職場であれば、一人一人に声をかけてお土産を手渡すことが可能ですが、職場の人数が20人、30人となってくると、個別に配るのは難しいものです。


そんな時は、お土産を休憩室などに置いておくだけで大丈夫!
この記事では、お土産を置いておくときに失礼にならない方法などを解説します。


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お土産は配らずに置いておくのがベスト!


一人一人にお土産を配ることは確かに丁寧ではありますが、直接配られるともらった方が「断れない」というデメリットもあります。


「甘いものは苦手なんだけどな…」「せっかくもらったけど、ダイエット中…」などという人も中にはいるかもしれません。
個別に手渡されると断ることもできず、せっかくのお土産がゴミ箱行きになるなんてことも。


その点、休憩室や控室、スタッフルームなど、みんなが見えるところに置いておき、欲しい人がもらっていくスタイルなら、上記のような問題は起こりません。
何よりも、個別に手渡すタイミングなどを見計らわなくてもよく、気軽にお土産をふるまうことができると言えます。


お土産を置くときの注意点


お土産を置いておく時は、以下の点に留意してください。


・名前とメッセージを書いておく

休憩室にお土産が置かれていても、誰が、いつ置いていったのかがわからないと取りづらいものです。
何も書かれていなければ、「もらって良いかどうか」すらわかりません。
周りの人に気を遣わせないよう、必ず、自分の名前とメッセージを記載しておきましょう。


メッセージは「ご自由にどうぞ!」「実家、大阪のお土産です!」など、シンプルなものでOKです。


・多くの人が集まる昼休み、休憩時間前に出す

帰り際に置くよりも、人が多く集まる時間帯に置いておくとよいでしょう。
朝礼などがある職場なら、「昼休みにお土産を置いておきますので、甘いものがお好きな方はご自由に召し上がってください!」などと伝えられるとベストです。


・話題になりそうなエピソードをつけるのも◎

お土産を配るという行為は、人間関係を深める良いチャンスです。
メッセージに「初キャンプに行ってきました!キャンプ好きの方、一緒にいきましょう!」などと書いておくと、キャンプに興味のある他のスタッフから、「どこのキャンプ場に行ったの?」「おすすめのキャンプグッズ教えてください!」などと、共通の話題でより良いコミュニケーションにつながる可能性もあります。


・個人的なお土産は、みんなが見ていないところで渡そう

20人の職場でも、「特に仲の良い2人だけにお土産を買った」というケースもあるでしょう。
こういう時は、相手が一人でいる時を見計らって渡したり、ロッカーに入れておいたりと、なるべく目立たないように渡してください。


お土産を選ぶ時のポイント


お土産を選ぶ時には、色々と考えるべきことがあります。
以下のような点を頭に置いておきましょう。


・職場の人数を考えて個数を選ぶ

20人の職場なら20個入りのお菓子など、お土産の個数と職場の人数のバランスを考えます。20人の職場なのに、「3つ入り」などは選びません。


・「1人100円」を目安に定番のお土産を選ぶ

20人の職場の場合は、「20個入り、2000円程度のお菓子」などがおすすめです。
個包装されたクッキーやおかき、ティーバッグや一袋ずつ個包装されたドリップコーヒーなどが定番です。お土産には、食べてなくなるお菓子類を選ぶことが多いようです。


・手軽に食べられるもの

個包装されているお菓子などは、家に持ち帰ることもできますし、何より衛生的です。
ホールケーキなど、包丁が必要だったり、保管が難しかったりするものはできるだけ避けてください。


・2種類買えるなら「甘い物」と「しょっぱいもの」

20個入り2000円のクッキーを買うなら、「10個入り1000円のクッキー」と、「10袋入り1000円のおかき」にすると、「気が利いている!」と思われるかもしれません。


甘いものが苦手な人は意外といるものですから、味にバリエーションを持たせられるとベストです。もちろん1種類でも構いません。


・日持ちするもの

その日のうちに食べなくてもよいように、「消費期限は当日中」のような生菓子などは避けたほうが無難です。


・常温で置いておけるもの

休憩室の冷蔵庫が使える場合は別ですが、どんな状況でも品質を落とさず保管できるよう、できるだけ常温で保管できるものを選びましょう。


・匂いが強いものは避ける

職場に限りませんが、大勢の人がいる場所に「匂いの強いもの」を持ち込むのはNGです。
真空パックになっていればよいですが、置いておくときに匂いを発するようなものは選ばないようにしましょう。


そもそもお土産は買わなくてもOK!


そもそも、お土産は絶対買わなければならないというものではありませんから、買わなくても問題ありません。
どうしても気になる場合は、旅行や帰省について職場で話さないでおく、という方法もあります。


ただし、出勤当日に休みをもらうなど、他スタッフに負担をかけて休んだ場合や、有給休暇を使って休んだ場合など、感謝やお詫びを表す必要がある場合には、お土産を買っていくとよいでしょう。


色々と解説しましたが、あまり気負わずに、「楽しかった思い出をおすそ分けする」というスタンスで、無理なく購入するとよいですね!


2024年1月11日公開


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<ライター>

坂口弥生(さかぐち・やよい)
外資系企業、IT企業、ベンチャー企業などにおいて、採用・研修から人事制度設計まで、約10年にわたる人事全般のキャリアをもつ。現在はWEB系の会社を経営するかたわら、スペインにある学費が15万円/年~の公立大学や、1週間から留学可能な語学学校の紹介をするなど、子どもから大人までの学習支援を行っている。

WEB事業:https://dy-planning.net/
留学サポート Go Global:https://go-global.info/

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