
60代になり、年金を補完するためや健康維持のために「パートをしてみようかな」と考える人も多いでしょう。
いざ面接となった場合、「どんな服装で行くべきか」と悩むかもしれませんね。
ブランクが長い場合などはなおさらです。この記事では、60代以上の方が知っておきたい面接時の服装・小物選び、メイクなどのポイントや注意点を解説します。
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シニア歓迎の求人をさがすパート面接で好印象を与える服装のポイント3点
見た目は人の第一印象を決める大きな要因ですから、好印象を与えるためのポイントを押さえておきましょう。
1.清潔感
どんなに高いスーツを着ていても、清潔感がなければ好印象を残すことはできません。
汚れはないか、シャツやハンカチにきちんとアイロンをかけているか、生地がくたびれていないかなど、清潔感があるかどうかを確認してください。
服装だけでなく、爪や髪、靴などのお手入れも見られています。また、タバコや香水の匂いがしないように、注意してください。
2.華美でないかどうか
華やかであることは悪いことではないのですが、あまり派手な格好で面接に臨むと「一般常識がないかもしれない」「他の人と協調できないかもしれない」などと、マイナス評価につながりかねません。
全体的に、装飾やアクセサリーはないほうが無難です。
メイクも派手な色を避け、なるべく素肌に近いナチュラルなメイクを心がけてください。
3.自分にあったサイズを選ぶ
何年も前に買ったスーツを着ようというような場合は特に、サイズが合わなくなっている可能性があります。
ブカブカだとだらしなく見えますし、小さすぎると自分自身が窮屈で、リラックスして面接を受けられないかもしれません。
前もって試着をし、サイズが合わないようなら新調することも検討しましょう。
パート先によって異なる服装の基準
基本的には「その会社で働く人と同じような服装をする」というのが基本的な考え方ですが、パート先の業種や職種などによって、面接で着ていくべき服装が違ってきます。
以下に、「スーツで行くべきところ」「私服でOKなところ」などを解説します。
スーツで面接に行くべきパート職種
企業の事務職やコールセンターなど、オフィスワークの場合はスーツが無難です。
スーツの色は黒・紺・グレー・ベージュなど、落ち着いた色味を選んでください。
上下セットのリクルートスーツなどではなく、パンツとジャケットの組み合わせなどもOKです。
私服で面接に行ってもOKなパート職種
工場や介護職などの場合は、きれいめの私服で面接に臨んで構いません。
どんな服装がよいか迷ったときは、黒やグレーのパンツに淡い色のカーディガンを合わせたり、ベージュのチノパンに黒いシャツやトップスを合わせたりするなど、シンプルかつ上品な色合わせがオススメです。
◎シャツ・アンサンブル・ジャケット・カーディガン・スラックス・チノパン・スカート
×Tシャツ・カジュアルなトップス・ジーンズ・ミニスカート・ハーフパンツ
「服装自由」なパート面接でも限度をわきまえて
面接のお知らせに「服装は自由です」と書かれていたり、「当社で働く場合、服装は自由です」などというお知らせがあったりする場合でも、カジュアル過ぎる服装は避けたほうが無難です。
もし、その会社で働く人がジーンズにTシャツだったとしても、あくまでも面接をしてもらう立場であることをわきまえ、パンツにカーディガンを合わせるスタイルなどをお勧めします。
面接時のバッグ・靴は清潔感ときちんと感を意識する
パート面接に行く際にもっていくバッグは、履歴書などA4が入るサイズを選びます。
面接中は床にカバンを置くことも想定し、自立するよう、マチがしっかりしたタイプがオススメ。
トートバッグのように中身が見えてしまうタイプのカバンよりも、チャックやボタンできちんと閉められるもののほうが面接むきと言えます。
バッグの色は黒や紺など、落ち着いた色を選びましょう。
◎革やキャンバス地でA4サイズが入るビジネス用バッグ/きちんと感があるリュック
×エコバッグ/くたびれたカバン/派手なデザイン/A4が入らない小さいバッグ
靴はスニーカーやサンダル、ブーツなどカジュアル過ぎるものは避けてください。
ヒールが苦手な方は、バレエシューズやローファーなどはOKです。
ヒールが高すぎるものも華美な印象を与えますので、5センチ以上のヒールは避けたほうが無難です。
また、派手な色や光沢がある素材も避けたほうが良いでしょう。
◎ローファー/バレエシューズ/3~5センチぐらいのパンプス
×光沢や派手な装飾があるもの/ブーツ/スニーカー/サンダル
どうしてもスニーカーしかないという場合は、最低限、汚れていないか、カジュアル過ぎないかという視点でチェックしてください。
髪型のチェックポイント
強風などで乱れないように、面接時にはヘアクリームなどを使って整えておくとよいでしょう。
普段スタイリング剤を使っていない人は、わざわざ購入しなくても、ハンドクリームなどで代用可能です。
また、年を重ねるにつれて白髪が気になりますが、面接のために白髪を染める必要はありません。
ただし、清潔感は重要ですので、きちんととかして整えてください。
また、前髪やサイドの髪が顔にかからないように気を付けましょう。
髪のセットが苦手な方は、サイドの髪をピンでとめたり、カチューシャをつけたりするだけでも、スッキリとした印象になります。髪が長い人はまとめておいてください。
メイク・ネイルのチェックポイント
メイクもネイルも、派手なデザインや色は避けましょう。
何もお手入れをしないと、顔色が悪く見えたり、爪が荒れていたりと、不健康な印象を与えかねません。
年齢と共に、爪に筋が入ったり乾燥したりしがちですから、オイルやクリームなどで手入れをしておくと清潔感が出ます。できれば、透明や薄いベージュ・ピンクなど肌色に近いネイルをしておくと好印象です。
濃いメイクはもちろんNG。基本的にはナチュラルメイクを心がけ、薄いチークで血行を良く見せたり、肌なじみのよい口紅をつけたりしてみてください。
スカートじゃなくてもOK!
かつては「女性はスカートにヒールのあるパンプス」という時代もありましたが、今は女性でもパンツスタイルで全く問題ありませんし、スニーカーなどでない限り、ヒールがない靴もOKです。
事前準備をしっかりと!
洋服や靴は数日前までに出してみて、実際に着てみましょう。
何年も前に買ったものだと、体形が変わってサイズが合わなかったり、靴が汚れたままになっていたりすることがあります。
また、カバンも汚れていないかをチェックし、持ち物をいれてみてください。A4サイズの履歴書やノートが入るかどうかも確認しましょう。
ハンカチ、ティッシュ、履歴書、会社についての情報など、面接に必要な物もあらかじめ入れておけば安心です。老眼鏡や補聴器などが必要な方はお忘れなく!
2023年12月12日公開
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