一般的に事務職のアルバイトは、学生や若い人には比較的狭き門です。なぜなら、会社の事務部門では取引先の情報(社名や取引額)や社員の個人情報(給与など)や現金を取り扱うこともあり、経験や信用が問われる場合が多いからです。 ただ経理などの専門分野は経験が求められることも多いですが、一般事務に関しては、未経験者可能なことも多いため、パソコンが得意な人は技能を活かすチャンスでもあります。

質問1.どんな事務をしていましたか?(経験内容)



事務職には大きく分けて、会社のお金を扱う経理事務、営業さんのサポートや取引先に対する請求業務などを行う営業事務、社内の給与計算や営業と経理を除く事務処理全般を行う一般事務があります。

まず、経験のある事務分野を述べるとともに、毎日行っていた事務処理量を話すと良いでしょう。「営業事務で取引先への請求業務を行っていました」「毎日約300枚の伝票入力と20件くらいの電話応対をしていました」などです。

質問2.パソコンはどんなソフトを使えますか?



一般的に事務処理に必要なパソコンソフトは、Excel・Word・PowerPointです。ただ、経理事務では専用の会計ソフトを使う場合が多いようです。データベースソフトであるAccessまで使えると、高いアピールポイントになります。

回答としては、使えるソフトの名称やバージョン名、機能、活用した業務内容を説明すると良いでしょう。例えば、「Excel2010を使って売上の集計をしていました」や「Word2013で社内文書を作成していました」などです。

質問3.簿記はどんな資格を持っていますか?



普通、仕事内容は「何をどのくらいやっていたか」ということを問われることが多いですが、経理事務に関しては経験の前に、持っている資格を問われます。一般に経理事務を行うための前提知識として、日本商工会議所主催簿記検定3級以上というのがひとつの目安です。

資格を問われた場合には、主催と級を明確に回答するようにしましょう。「日商3級を持っています」とか「全経(全国経理教育協会主催)2級を持っています」という回答になります。

質問4.電話対応や接客は出来ますか?



事務職というと、パソコンに入力したり電卓を叩いたりというイメージが強いようですが、実は取引先や社内の他の部署からの電話応対をするのは事務職です。また、来客の応対をするのもほとんどが事務職です。

つまり、事務職は思った以上にコミュニケーション力が問われる仕事なのです。営業的なコミュニケーション能力まではあまり問われませんが、ビジネスマナーに則った、相手に不快感を与えないきちんとした対応は必須です。

一通りの対応が出来るという回答は必要になります。「取引先からの電話対応は毎日○○件ほどしていました」「お客様に対する応接室へのご案内、お茶出しなど行っていました」などで良いでしょう。

まとめ


事務職はアルバイトとしてはハードルが高いものの、業界を問わず必要な職種です。データ入力等のパソコン業務はアルバイトで募集することがあるため、それをきっかけにして実績を積み、より広い範囲の仕事が出来るようになると、多くの企業でのアルバイトが可能になります。将来の正社員入社や転職にも有利になる仕事であるともいえるでしょう。


関連するワード