バイトに応募する際の履歴書は、本当のことをありのまま書くことが求められます。「どうしても採用されたいから、内容を少し盛っておこう」などと考えるのはやめておきましょう。


本記事では、これからバイトに応募する人のために、履歴書に嘘を書くと何が起きるかを徹底解説します。


バイトの履歴書に嘘を書くとどうなるの?


最初に、バイトに応募する際の履歴書に嘘を書くと何が起きるのか、いくつかのパターンを想定して解説します。


結論からいうと、嘘を書くことは、基本的に刑法上の犯罪にあたる可能性が高いです。例えば、以下のようなパターンが考えられます。


経歴実際はアルバイトだったのに、正社員として勤務したなどと書いた
学歴実際はA大学卒業なのに、B大学卒業と書いた
所有資格実際に保有しているのは日商簿記2級なのに、日商簿記1級合格済と書いた
経験実際は実務経験がないのに、あるような書き方をした

犯罪にはならない場合でも、勤務先との信頼関係が崩壊してしまうため、嘘を申告するのはタブーです。


また、「何かの書類を偽造する」ことは、公文書偽造罪(刑法第155条第1項)または有印私文書偽造罪(刑法第159条第1項)による処罰の対象となる可能性があります。


大学の卒業証明書を改ざんした
実際は合格していない資格の合格証明書を偽造し、不正に資格手当を受給した


状況次第では逮捕・起訴される可能性があるため、絶対に止めましょう。これはパート・アルバイトであっても変わりません。


嘘がバレてしまう原因


嘘をついて入社できたとしても、思わぬところでバレてしまう可能性はあります。


特に、以下の出来事がきっかけでバレることは珍しくありません。


年金手帳・源泉徴収票など勤務先へ提出する書類の情報から発覚した
入社後に自ら申告した内容と矛盾する発言をした
資格や経歴から見て難しくない内容の業務の完成度が低かった


些細なことであっても、察しがよい人なら気が付くこともあります。「きっとバレないだろう」と慢心するのは避けましょう。


嘘がバレたらどうなるのか


嘘がバレたらどうなるのかは、状況次第といったところです。卒業年度が1年違っていた程度の軽微なものであれば特にお咎めがないかもしれません。


しかし、本当は合格していない資格を合格しているように見せかけたなど、重大性が高ければ懲戒解雇や普通解雇に至ることも十分に考えられます。勤務先に損害を与えた場合は、勤務先から訴えられることもあるでしょう。


何より、他の従業員との信頼関係が崩れる以上、同じ勤務先で働き続けるのはかなり難しくなります。同じ業界の他の会社に転職する場合も、どこかで噂が出回り、採用されない可能性も出てくるかもしれません。


また、自分の能力・経歴以上の内容を提示することにより、採用側の期待・見立てに沿うことができず、双方苦しい状況に陥ってしまうことは目に見えています。


まとめ


バイトに採用されたいからといって、大小問わず履歴書に嘘を書くのは絶対に止めましょう。


ただちに犯罪にはならないものの、勤務先との信頼関係が崩れ、結局辞めなくてはいけなくなる可能性は十分にあります。合格証書を偽造したなど、内容次第では逮捕・起訴されるかもしれません。


また、大半の人にとっては嘘をつき続けるのは多大なストレスがかかります。等身大の自分で臨んだ上で縁があった勤務先で楽しく働くほうが、周囲にとっても自分にとってもプラスになると考えましょう。


2023年8月25日公開


<監修>

杉本雄二 社会保険労務士法人ローム静岡 所長

求人情報誌発行・人材派遣の会社で広告審査や管理部門の責任者を18年経験。在職中に社会保険労務士試験に合格し、2005年に社会保険労務士杉本事務所を起業。その後、2017年に社会保険労務士法人ローム(本社:浜松市)と経営統合し、現在に至る。静岡県内の中小企業を主な顧客としている。顧客企業の従業員が安心して働ける環境整備(結果的に定着率の向上)と、社長(人事担当者含む)の悩みに真摯に応えることをモットーに活動している。
<保有資格>特定社会保険労務士
社会保険労務士法人ローム https://roum.info/


<執筆>

DOMO+編集部

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