大学生・高校生3児の母であり、
キャリアコンサルタントの資格をもつママが独自の視点で質問に応えます!

※ 質問 ※
「子どもの長〜い夏休みが始まりました。休みが明けたらパートに応募したいなと思っています。だけど、履歴書や面接で聞かれる自己PRで何を答えたらいいのか全然わからなくて。学校と幼稚園がお休みだから、子どもの世話で一日中バタバタするけど、自分の復職準備もしたい!自分と向き合うコツとかあったら教えて欲しいです〜」



割り切って子どもとの時間にどっぷり浸かる。自分時間も不意にやってくるはず!


おおっ!夏休み!子どもは大喜びだけど、ママたちは本当に大変。

我が家は末っ子が高校生であまり手がかからないけど、小学生までは「頼む、早く学校始まってくれ〜」って毎日思ってたものだわよ。

愛する我が子、それは、もちろんそうなの。


でもさ、毎日毎日、何度もなんども

「今日の昼ごはん何?」

「今日の夕飯どうするの?」

「プールに連れてって」

「なにか面白いことない?」etc.

「あ〜〜〜〜っ!!!もういい、もういいわ。ちょっとママ家出していい?」って思ったし、実際言ってたわ。

保育園や学童に行くようになってずいぶん楽になったけど、自宅でみてるママたちは、毎日本当に大変よ。


3人を育てた体験談をお伝えしますと、「まずは、子育てをやりきる夏休みでOK!」って自分に許可を出してみると、ちょっと気が楽になるよ。

子どもが起きてる間は無理だもん。

スキマ時間は、たまに、不意に、やってくる。

時間がないない、って心配しすぎなくても意外と大丈夫なものよ!



自己PRとは、自分の中にある要素を整理して他者に伝えるってことです。


自己PRって、「より良く自分を見せる=盛ってナンボ」 みたいな印象を持っている人もいるかもしれないんだけど、ちょっと違う。

自分の中にある要素を、きちんと整理して、自分の中で分析して、人に伝えられる形にアレンジするってことが、自己PRだと思うんだ。


例えて言うならば、料理。

人参とかじゃがいもとか玉ねぎとか牛肉とかいろいろな食材があったとして、それらを使って「カレーを作って出すのか」「肉じゃがにして出すのか」そんなイメージ。

料理にしていくためには、これはじゃがいもだ、あれは牛肉だってそれぞれを理解することがまず必要だし、それぞれの食材の特徴を知ることも大事。

そして、どうしたらそれがおいしく食べられるか?どうしたら食べてもらう人に喜んでもらえるか?ってことを調べたり人に聞いたりしてレシピを選び、作っていくことも大切になるね。


例えば、「細かいことは気にしない」って性質を「おおらか」と捉えるのか「おおざっぱ」と表現するかで、印象は待ったく違うよね。それは視点の当て方、伝え方の違いなんだ。

ひとつのことが全く違った印象を相手に与えるから、まずは自分が要素を理解して整理するのが大事だね。


集めた情報や感覚をフル活用して、相手(応募先)が、カレーを求めてるのか肉じゃがを求めてるのかを想像してみよう。

イメージを脹めながら、相手の求めている味つけと調理法を定め、調理し、自分という素材を最高のメニューでテーブルにお出しする。自己PRってそんなイメージかな。



自分と仕事を3つの視点から考えてみよう〜


自己分析のフレームワークを紹介するね。

自分のキャリアを「WillーCanーMust」で考えてみる。

よく利用されているから過去にやったことがあるかもしれないけど、就きたい仕事内容によって結果は全然違うし自分も日々成長して変化してるから、再度チャレンジしてみるといいよ。


Will…やりたいこと(自分の求めること)

Can…できること

Must…求められること


ざっくりと、こんな感じになるかな。


Will…仕事のなかで実現していきたいこと、自分のあり方。求める勤務条件、仕事内容、働き方。

Can…自分の強み、できること、経験、資格。

Must…応募先の求めている人材像、勤務条件、仕事内容、働き方。


履歴書や面接の自己PRのために…ってだけでなく、自信にもつながって力が湧いてくると思う!やり方は以下で説明するね。



見える化するために、図にしてみるといいよ♪



頭で考えているだけだとなかなか整理がつかないから、図にして見える化してみよう!


まずは、円を3つ重なるように書いて欲しい。上図のようにベン図を書くの。ググってみてるといろいろと出てくるよ。

スケッチブックやノートを横に使って大きく書いてみて。

WillーCanーMustの3つの円を作る。重ならないエリア、2つ重なるところ、3つ重なるところと出てくるね。3つ重なったところの内容をもとに仕事を選ぶと、自分の満足度が高く、雇用する側の満足度=評価も高くなると言われているよ。

鉛筆とか消えるボールペンで書くか、小さな付箋で貼っていく。(消えないペンだと書いた内容を他のエリアに移動させる時にぐちゃぐちゃになっちゃうから)


応募先によって、重なる部分に入る要素が変わってくると思うから、長い夏休みの間に少しずつやってみるといいね。

ぎゅっと集中してやるものいいけど、意外とこういう自己分析って、子どもがお昼寝しているちょっとの間とか、おやつを食べているとき、散歩している時のスキマ時間に、ふと本質につながることが閃いたりするものだよ。


気長に、そして、楽しんでやってみてね^^


2023年7月31日公開


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<執筆>

かざみ侑布(かざみ・ゆう)

キャリアコンサルタント&AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)。大手金融機関で働く現役営業ママ。フルタイム→パート→主婦→パート→フルタイムと結婚&出産&育児&夫の転勤&離婚という女性のライフステージに合わせて働き方をシフトチェンジ。その経験を生かしフリーでカウンセリング中心に活動中。大学・高校・中学生3児の母。

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