キャリアコンサルタントの資格をもつママが独自の視点で質問に応えます!
平均世帯年収以下が60%超。余裕がある家庭のほうが少ない
「2019年国民生活基礎調査の概況」(厚労省)によると、2018年時点における日本の平均世帯年収は約552万円ナリ。
あれ?こんなに高いの?と思った方も多いはず。
そう、平均値って極端な値も込みで割り算するので、”全体の中で一番多い値=中央値” とは乖離することがあるんだよね。
その中央値は約437万円。
そして、平均世帯年収552万円を下回る世帯が全体の61.1%にもなるから、平均で考えず中央値を見た方が周りと比べてウチはどうなの?の参考になりやすいといえるね。
中央値の437万円や、平均を下回る世帯が61%という数値を見てみて、どう感じたかな?
余裕がある状態でやりくりしている家庭の方が少ないってことがわかって、ワタシはちょっと安心したな^^
大きな負担となるのが、子どもがいたら避けて通れない教育費
2017年「教育費負担の実態調査結果」(日本政策金融公庫)によると、自宅外通学での進学による平均仕送り額は年間で約145万円、4年間で600万近くなる。
月にして約12万円が4年間だよん、ゾゾゾ〜っ(恐怖)。
時給1000円のパートでそれを全てまかなうとしたら労働時間は月に120時間。気が遠くなるよね。
それにプラスして、4年間の学費が国立で約240万円、私立文系で400〜500万円。1人あたり1000万以上かかるって計算に。
我が家も大学生二人を抱えてまして、働けど働けど教育費&仕送りに消えていく〜って現実ですわ(泣)。
何かを得れば、何かを失う等価交換。優先順位をつけてみよう
ここまでの流れだと「ああ、ワタシの老後はどうなっちまうのかい?」と、お金の不安が日々膨らんでいくというのは、仕方のないことなのかな。
程度の差こそあれ、人生100年時代をどう生き抜くか?経済的に破綻せず生活していくのか?っていうことは誰しもが抱えてる悩みなんだよね。
で、この悩みを解決するのに手っ取り早いのは、あなたが考えているように1稼働の労働力を2稼働=つまり共働きにして、世帯収入を増やすことなのは確か。
ただし、収入が増える代わりに失うモノもある。
子どもとゆったり関わる時間だったり、ご飯を丁寧に作る時間だったり。お金に換算できない価値、後から取り返そうとしても取り返せない時間って確実に存在する。
お金に余裕があることで生まれる時間もあるけど、お金を生み出すために失う時間もあるってことかな。
ワタシが人生を振り返ったとき、あの時に戻れたら...って思うのは、子育てに関することだけ。
今になって、優先順位をちょっとつけ間違えたのかも?と思ったりもするけど、あのとき仕事を死に物狂いで頑張ったから仕事に自信がついたし、シングルマザーでもなんとか大学生2人&高校生の生計を維持できているのかな?って思う。捉え方次第なんだね。
今だけでなく、数年後、数十年後も見据えたとき、あなたが今優先すべきことは何か、考えてみて。正解はないから。
気づいた日から少しずつ。できることから始めてみよう
優先順位を考えてみて、どうだったかな?
仮に、やっぱり今は子育て優先、家族のゆとりのある寛ぎ時間を作り出すのが自分のミッションって結論が出たとする。
だけど、お金に関して何にも対処しないというのは、どこか不安が残るよね。
将来の資金シミュレーションを出してもらったってことだから、何歳のときにいくらあればいいのか?は明確になってるはず。
支出を減らす&収入を増やすの両輪で、目標額達成に向け、できることから始めてみよう!
「支出を減らす」ために、利用頻度の低いサブスクを検討して絞り込むとか、飲み物を買うのをやめて水筒を持ち歩くとか、すぐにできる節約ってかなりあるばず。
できることから始めて、少しずつ積み重ねていくと自信がつくし楽しくなってくると思う。
ママが楽しみながら節約&収入UPに取り組んでいると、一緒にいる家族が影響されないはずはない!良い循環が生まれて家族も協力してくれるようになるよ。
不安はね、ストレスと同じでゼロにはならんし、ゼロでないのがむしろ普通のこと。
不安を過大評価しないで、見える化しちゃえば、あとは日々行動するだけなんです^^
お互い、楽しみながらがんばりましょうね♪
2023年4月28日公開
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