働く女性を対象に「年収の壁」についてのアンケートを実施。パートナーの長時間労働やや家事育児の負担などから働き方を変更できない…そんな様々な背景が見えてきました。


<「あなたの家族像が実現できる社会をつくる」をビジョンに掲げるコネヒト株式会社調べ

【調査概要】調査期間:2023年3月11日~12日 有効回答数:1,553件 調査方法:インターネット調査 調査対象:コネヒト社サービス利用者>



扶養範囲外で働く5人に1人が「扶養内で働きたい」


現在扶養の範囲外で働く人のうち、扶養内での働き方を希望している割合は19.9%。

つまり、5人に1人は勤務時間を減らすなどして、仕事をセーブしたいと考えていることがわかりました。



仕事と家事育児の負担がトリプルでのしかかる現状



続いて、扶養内で働きたい理由を聞くと、「時間や体力などの負担のない働き方をしたいから」が約7割、「家族と家事育児分担をするのが難しいから」が約6割に上りました。


回答者からのコメントを抜粋してご紹介します。

「正社員フルタイムで働いていますが、体力的にも精神的にも辛いです。実家の援助も求められないので自分で全てするしかありません。周りも共働きでてすし、将来の資金が心配なので夫にはフルタイム正社員のままでいてほしいと言われています」(30代女性、末子2歳、正社員・正規の職員(フルタイム))


「体力的にしんどいので扶養内で働きたいが、お金にも余裕が欲しいので今は扶養外です。ただ、できれば働きたくない。扶養内になれば保育園は転園の可能性もあるし、小学校の長期休みは職場の理解もいるし、悩みが絶えません」(30代女性、末子1歳、パート・アルバイト)


「子どもの病気や保育園行事のことで仕事を休むのはいつも母親の私。職場に迷惑をかけているので肩身が狭い。フルタイムではなくパートに切り替えて、子どもとの時間を増やしたい」(40代女性、末子4歳、正社員・正規の職員(フルタイム))



多忙な夫婦同士の上手な向き合い方とは


いま扶養の範囲外で働いている人たちが扶養内に抑えるとなると企業にとっては貴重な戦力を失うことになります。

家族間で家事育児負担のバランスが最適化されれば、今回「扶養内に変更したい」と答えた人たちも現在の働き方を維持できるでしょう。体力的・精神的な疲労が改善されることでパフォーマンス向上も期待できます。


では、家事育児に仕事に多忙を極める夫婦同士どう向き合えばいいのでしょうか。

忙しいと、休日のおでかけを控えてしまいがちですが、逆です。むしろ、忙しいときほど家族のイベントを作りましょう。

パートナーに、仕事だけでなく家族のことにも夢中になれるきっかけを作ってあげるのです。

「両立」と堅く考えず、家族のイベント=一緒に楽しめることと考えて「今週末は●●に行かない?」「この間テレビで見た■■食べたいね」など提案してみてはいかがでしょうか。


※コネヒト株式会社・高橋恭文氏に監修いただきました


2023年4月12日公開


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<執筆>

DOMO+編集部

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