春は、卒業式や入学式、入社式や人事異動など別れと出会いの多い季節です。

出会いにワクワクする人もいれば、新たな環境に馴染むことが苦手という方もいるでしょう。


本記事では、ボイストレーナーの榊亜紀子先生にその克服法を教えてもらいました。

長いマスク生活で表情にコンプレックスを持ってしまったという方にもおすすめです。



3つのトレーニングで自分のものにしていきましょう


新たな出会いの場面では「いつも下を向いていて話しかけにくい」人より「明るい印象で裏表なく、楽しそう」という人の方が、良い関係を築いていけそうですよね。


初対面で、人の印象を左右するのが
・明るい表情
・大きな声でのあいさつ
・聞き取りやすい発声

です。
そこで、すきま時間にも簡単にできる自己トレーニング方法をお伝えします。


※関連記事:榊先生のセミナーレポート
DOMO presents ~ コミュニケーション力向上セミナー第一弾レポート

「明るい表情づくり」のためのトレーニング


「表情筋」をうまく使えるようになると、自然に笑顔をつくれるようになります。

人は、目の前の人と同じ表情を作ろうとする心理が働きます。ですので、相手を笑顔にさせたいなら、自らが笑顔になる必要があるのです。

その際に笑顔が引きつってしまわないよう、日ごろから表情筋を動かす練習をしておきましょう。“笑顔”でなくても明るい表情でいられるようになりますよ。


【トレーニング方法】

「あ・い・う・え・お」と1分間で1秒ごとに一文字ずつ発声します。

声を出せない場合は、口を動かすだけでもOKです。表情を大きく動かすことに集中しながら、実践してみましょう。



「大きな声でのあいさつ」のためのトレーニング


朝いちばんの「おはようございます」はもちろん、「はい」などの返事も、小さい声でぼそぼそと言っていては、暗い印象を与えかねません。

近くにいる人だけでなく、少し離れた場所にいる人にも届くよう距離感を考えながらトレーニングしてみましょう。


【トレーニング方法】

具体的な距離感(5メートル先、10メートル先など)を感じながら発声練習をしてみましょう。

幅広い川の向こう岸に相手がいることをイメージしながら、「おーい」という発声から始めてみると効果的です。このとき、自分の声がおでこから抜けていくようなイメージを持つと良いでしょう。



「 聞き取りやすい発声」のためのトレーニング


大きな声で頑張って話しているつもりなのに、「えっ?」と何度も聞き返されたりすることはありませんか?

コロナ禍でマスク生活が長かったせいか、表情筋が動きにくくなっている可能性があります。

また、舌の筋力アップをすると良い滑舌につながるので、ぜひ取り入れてみましょう。


【トレーニング方法】

一つ目でお伝えした「あいうえおの1分間発声」とあわせて、アッカンベーで舌を思いっきり出すトレーニングを行ってみましょう。

舌のトレーニングを加えることで、舌の筋力UP→よい滑舌につながります。



繰り返しのトレーニングが大切


お伝えしたトレーニングはいわば「筋トレ」です。

繰り返し、継続的に行うことで効果を実感できるようになります。

出勤前など時間を決めて行うのも良し、ちょっとしたすきま時間や“ながら”で行うのも良いでしょう。


最初は難しいと感じるかもしれませんが、反復することによって徐々に身についていきます。

幼いころ逆上がりに挑戦したとき、繰り返し練習してしたらいつの間にかできていたという経験はありませんか?

お伝えしたトレーニングも同じです。諦めずに、毎日少しずつ、トライしてみましょう!


地道なトレーニングを重ねて印象アップを実現し、“友達100人”職場内や取引先でのあなたのファンを作りましょう!


2023年3月22日公開



<おうたむボイストレーニング主宰>

榊 亜紀子(さかき・あきこ)
静岡県藤枝市出身、静岡市在住。発声に必要な筋肉トレーニング、基礎発声練習をメインとし、目標達成に対してのレッスン内容に定評あり。現在は、静岡朝日テレビカルチャーにて「声の悩み解決講座」の講師を13年間継続中。ストアカやモチベーション&コミュニケーションスクールにて講師経験あり。
お問い合わせはこちらから<おうたむボイストレーニング>

<所持認定証>
日本ボイストレーナー連盟ボイストレーナー認定証
はなしことば検定免許
USボーカル講師免許
VMTA公認ボイストレーナー認定証


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