ホテルスタッフはおもてなしや接客マナーが大事になるため、アルバイトの志望動機も慎重に書きたいところ。

採用担当者に良い印象を与えるためにも、じっくりと考えたいですね。


この記事では、ホテルバイトの志望動機の書き方や例文を紹介します。ホテルならではの面接での注意点もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。


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【理由別】ホテルバイトの志望動機の例文



ここでは、ホテルバイトにおける志望動機の書き方を理由別に例文付きで紹介します。


・ホテル業界に憧れがあった

「かつてホテルに宿泊した際、スタッフの方の細やかな接客に感動し、私もいつかホテルで働いてみたいと思っていました。入社後はお客様一人ひとりの要望に応え、快適な滞在をしていただけるよう、心を尽くした接客をしたいと思います。」


ホテル業界に対する憧れからバイトを志望する方は多いのではないでしょうか。

ただし、「憧れだけで応募した」という印象にならないようにするのがポイント!憧れに加えて、入社したらどんな仕事をしたいか、どんなホテルスタッフになりたいかも付け加えるようにしましょう。


・ビジネスマナーを身につけたい

「御社を志望した理由は、社会人としてのビジネスマナーを身につけたいからです。ワンランク上のおもてなしや接客を学べるのは、ホテルバイトならではだと考えています。お客様に非日常の時間を味わっていただけるよう努めます。」


ホテルには様々なお客様が快適な時間を過ごすべく訪れるため、正しい敬語や挨拶などのマナーを身につける必要があります。入社前の研修や実務を通して、きちんとマナーを身につけられるのはホテルバイトのメリット!飲食店やコンビニなどの接客とは一味違う、一生もののマナーを身につけられるでしょう。


・語学力を活かしたい

「私は大学で外国語を専攻し、英語をはじめ中国語も日常会話レベルで使用できます。そのため、実践で語学力を活かせるアルバイトを探していました。アジア圏からのお客様も増えているなか、語学の面で即戦力として活躍できたらと思っています。」


様々な国のお客様が滞在するホテルでは、語学力のあるスタッフは歓迎されます。特に、英語だけでなく他の外国語も堪能な場合は、大きなアピールポイントになるでしょう。


・深夜·早朝のバイトを探している

「日中は学業に専念したいため、深夜や早朝のシフトに入れるアルバイトを探していました。御社の募集を拝見し、シフトが私の希望と合っていたため、応募させていただきました。早く仕事やマナーを覚えてがんばりたいと思います。」


ホテルは基本24時間オープンで、ホテルの規模にもよりますが、深夜・早朝でもフロントが営業しているところもあります。学業などとの両立のために、シフトの時間帯に魅力を感じたと伝えるのも一つの手です。


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【職種別】ホテルバイトの志望動機の例文



ホテルの仕事には、フロントや清掃などいくつかの職種があります。ここでは、職種別に志望動機の例文を紹介します。


・フロント

「多くのお客様と接する仕事に携わりたく、フロント業務に応募いたしました。数年前、旅行でこちらのホテルに宿泊した際、フロントの方の対応に感動いたしました。目的地までの経路をお尋ねしたのですが、加えて周辺の観光地やおすすめの飲食店などの情報もいただきました。私自身もお客様の助けになったり、プラスαの接客ができるように努力します。


フロント業務は未経験ですが、お客様の記憶に残る滞在となるよう、おもてなしの精神で満足いただけるサービスを提供していきたいと思っています。」


・客室清掃

「旅行やビジネスでホテルを利用する際、清掃が行き届いた客室だと気持ちが癒され、疲れもしっかり取れる気がします。客室の清潔さはホテルの印象を左右する大きなポイントだと思っています。


私自身、長年専業主婦として家事のスキルを磨いてきました。掃除においても家族がいつも快適に過ごせるよう、細かな部分にも目を行き届かせています。その経験を活かして、御社でも活躍できたらと思っています。」


・レストラン

「専門学校で調理の勉強をした経験を活かし、ホテルの調理場での仕事に携わりたいと思っています。こちらのホテルに以前滞在した際、朝食のメニュー数の多さや見た目の美しさ、接客に感動し、1日を気持ちよくスタートさせることができました。


料理を通じて、『お客様に特別な1日を過ごしてもらいたい』という思いから、応募させていただきました。」


ホテルバイトの面接における注意点



ホテルの仕事において、接客するスタッフはホテルの顔。面接においても話し方や身だしなみに気をつける必要があります。ここでは、ホテルバイトの面接で注意したい服装や話し方などのマナーについて紹介します。


・服装·身だしなみに要注意

フロントスタッフやレストランでの接客に応募する場合は、面接時にスーツやジャケットスタイルがおすすめです。実際に、応募先のホテルで働いている従業員の服装を参考にするのも良いでしょう。


また、髪型にも注意が必要です。髪色は8トーン以下の暗めのカラーにし、前髪が目にかからないようにするなど、接客時にお客様に不快感を与えない髪型を意識してください。


ただし、清掃スタッフなど、お客様との接点があまりない職種であれば、私服でもOK。

とはいえ、清潔感は重要です。普段着のTシャツやデニム、スウェットなどは避け、襟付きのシャツやブラウスに、スラックスなどのキレイめなパンツやスカートで臨みましょう。


・ハキハキと明るく話そう

面接の場面では緊張が伴いますが、背筋を伸ばして明るくハキハキと話すよう心がけましょう。話しながら、接客時にお客様に与える印象もチェックされます。また、お客様から何か質問されたときに、わかりやすく簡潔に説明できるかも見られています。


質問に対する回答にも、なるべく結論がわかりやすいように答えましょう。質問の回答になっていない長い回答は避け、回答に時間がかかる場合には「少々お時間をいただけますか」と一言添えることも大切です。


・挨拶・礼儀作法には十分気を遣う

ホテルではフロントでの接客時だけでなく、ロビーやエレベーターでお客様とすれ違ったときにも「いってらっしゃいませ」などの挨拶は欠かせません。そのため、相手が面接官でなくとも、ホテル内ですれ違ったスタッフにはきちんと挨拶をしましょう。


お辞儀に関しても首だけを曲げようとせず、腰からしっかりと体を曲げることが大切です。また、話しながらお辞儀はせず、「本日はありがとうございました」「失礼いたします」などと、話が終わってから最後にお辞儀をするのがマナーです。


緊張しすぎないことも重要!


ホテルバイトの面接では、「長く続けてくれるか」「他の従業員と仲良くなれそうか」などの一般的な基準だけでなく、「お客様にゆったりとした時間を過ごしてもらえるよう、失礼のない接客ができるか」も見られています。


とはいえ、緊張して萎縮し、話し声や挨拶が小さくなってしまってはもったいありません。ある程度の緊張感は保ちつつ、自分なりの志望動機を言えるようにしっかりと準備しておきましょう。


2023年3月15日公開



<執筆>

DOMO+編集部

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