元気でアクティブなシニア世代、定年後に新たな仕事に就いて働き続ける人が増えています。また、再就職や転職に備え40代や50代のうちから資格取得を考える人も少なくありません。
本記事では、シニア世代が資格を取得するメリットと、シニア世代に役立つ資格についてご紹介します。
シニア世代が資格をとる「メリット」
「いまから資格を取得して役に立つだろうか」「果たして覚えられるだろうか」などと悩む人も多いでしょう。しかし、資格を取得することで新たな職種にチャレンジできるなどのポジティブな側面は多々あります。
また、取得のための勉強を通じて自分の世界が広がるというのも、シニア世代にとって嬉しいメリットです。資格を勉強するために学校に通えば、これまでのつながりとは違う新たな人間関係が生まれます。新しい知識を習得することがよい刺激となり、生活に張り合いも生まれるでしょう。
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シニア世代が資格を取る際に考えておきたいこと
一方、資格の勉強を始める前に考えておきたいこともあります。
まずは、なぜ資格を取得したいのか自分なりの理由を考えてみましょう。もちろん、かならずしも転職や再就職に直結する資格を取得しなければいけないということはありません。興味のある資格にチャレンジすることは、前述のように自分の世界を広げるよいきっかけになります。
ただし、資格によっては取得までの期間が長くかかることもあり、やる気が低下してしまう恐れもあります。また、資格取得のためにかかる費用も要注意です。高額な学習費用が発生する学校や講座を検討する場合には、資格取得後に得られるメリットについて考えたうえで、学習方法や取得する資格そのものを検討するといいでしょう。
シニア世代におすすめ!仕事に活かせる資格7選
では、以下に再就職や転職、シニア世代のキャリアを広げるために役立つ資格を紹介します。
・簿記
「簿記」は経理系の職種で活かせる資格です。経理の仕事は会社の基幹業務であるため、規模を問わず必要とされています。簿記の資格を取得していることで、再就職の可能性が広がります。
・登録販売者
「登録販売者」とは、かぜ薬などの一般医薬品の販売を行うための専門資格です。2009年の改正薬事法により誕生した資格であり、薬局やドラックストアで高いニーズがあります。この資格の特徴は、受験するための条件がないという点です。そのため、これまでの仕事で関わってこなかったという人でも、資格取得を新たなキャリアにつなげられる可能性が高くなります。
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・販売士
「販売士」とは、日本商工会議所が運営する資格です。商品の開発や仕入れ、物流などを効率的に行うといった、いわば販売のプロを認定する資格といえます。販売士の資格取得によって、スーパー、小売店、コスト管理が求められる工場の管理者、製造業や流通業など、幅広い業界での活躍が期待できます。
・介護福祉士
「介護福祉士」は、高齢化が進む日本社会において需要が高まっている資格です。高齢者の自律支援をサポートする資格であり、取得には福祉系の学校を卒業するか、3年以上の実務経験が求められます。
社会で需要の高い仕事という点で、シニアの仕事を考える人に適した資格といえます。
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・レクリエーション介護士
「レクリエーション介護士」とは、高齢者とのコミュニケーションを図る場面でのスキルに特化した資格です。福祉施設や介護施設では、高齢者の健全な生活のためにさまざまなレクリエーションを企画・実行します。
レクリエーション弁護士の資格は介護の場面はもちろん、ボランティアなど、高齢者と関わるシーンで活かすことができます。
・宅地建物取引士
「宅地建物取引士」は、不動産業には欠かせない国家資格です。不動産会社では契約締結のために必ず宅地建物取引士を置いておく必要があり、その点で再就職や転職の際のアピールポイントとなります。
ただし、試験は年に1回の実施であり、また合格率も20%前後と、取得が簡単にできる資格というわけではありません。しっかりと準備をしたうえで試験に望むことが大切です。
・調理師
「調理師」の資格を持っていると、飲食店だけでなく給食センターや社員食堂など、食に関するさまざまな場面で活用できます。また、自分でお店を開く場合にも調理師の資格は役立ちます。
これまで飲食店での経験がないというシニアでも、調理師の資格を取得することで仕事につながるかもしれません。料理が好き、料理を仕事にしたいという人に適した資格です。
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まとめ
シニア世代の資格取得は、定年後のキャリアの選択肢を増やしてくれます。また、資格取得をきっかけに、シニアの生活に新たな刺激が加わるかもしれません。資格によっては、難易度が高いものもあるため、資格取得の目的を明確にした上で選択するといいでしょう。
2023年2月11日公開
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