キャリアコンサルタントの資格をもつママが独自の視点で質問に応えます!
人間関係がスムーズなことと、人から好かれることは、別の話。
人間関係をスムーズにするコツ、知りたいな〜。わたしも知りたい!
そのために、すぐできる“3つ心がけ”があるから、のちほどお伝えしますよん。
そして、「人間関係がスムーズ」なことと「人から好かれる」ことは、まったく別の話ってことをお伝えしたい。
「人から好かれる」=「嫌われていない」ではないでしょう?
本気で誰かから好かれるってことは、アンチもたくさんいるってことなのよ。人気女優とかユーチューバーとかそうじゃないかな。
だから、周りと上手くやってるように見える人は、好かれているともとれるけど、「嫌われていない」人と捉えることもできるよね。
「いい人」=「都合のいい人」になってることも。
で、好かれている(ように見える)人って、他者から「いい人」って表現されることが多いと思う。
よくファミレスで仕事をするんだけど、仲間とお喋りしにくる女性同士の噂話がとっても興味深くて、ときどき聞き耳を立ててマス。
てか、彼女たちは声がめちゃくちゃ大きいから、聞こえてきちゃうってのが真相かな(笑)。
そのリサーチからの結論はね、「あの人、すんごくいい人なのよ〜」って表現されている場合、ほぼ「それ、アンタにとって都合いいだけで人間性とは別物だよね?」ってこと。
「あのひとね、自治会の役員を引き受けてくれたり、ホントいい人なのよ〜」→これ、どう思う?断れない人か、面倒見がいい人なんだとは思うけど、人間的に「いい人」とはちょっと違うと思うのよ。
つまり、いい人だと好かれるというより、「都合のいい人」を悪くいう人は少ないってことかな。
人間関係をスムーズにしたいと思うからって、「都合のいい人」になる必要はないと思う。実際、それで悩んでる人も結構いるんです。
「感じがいい」って、めちゃくちゃ大事!
いい人って言われる人に、もう1種類あると思っていて、それは「感じがいい人」。
これがね、すんごく重要。
感じがいい人って、たいてい、とっても誠実で表裏がないよね。だから、嫌われない。
好かれるというより感じがよい人を目指そう!、が質問の答えになるかな。
メラビアンの法則で言われているように、人は、言葉の内容そのものだけではなく、その人から発せられている全ての情報を全体性として捉えて、情報を判断している。
だから、言葉でどんなに素晴らしいことを言っても、「こいつ、ウソくさい」って思うような態度が相手から見え隠れしていれば「信用できない」「感じ悪い」って、人は判断する。自分にとって安全ではないっていうフラグが立つんです。
逆に、感じがいい人っていうのは、安心感があって自分にとって安全な人、っていうことになるよね。
そういうひとは、たいてい人間関係がとってもスムーズです。
思い浮かぶ人、いるんじゃないかな?
「感じがいい人」になるには?
感じがいい人になりたいよね、わたしも職業柄、いつも心がけてるよ!
3つ、コツを挙げるとすれば...
①口角あげるクセをつける。
微笑みを絶やさない人に、ひとは好意を持つものです。恋愛メソッドとかにもよく書いてあるでしょう?バカにできないんだよ、こーいう地道な努力。今日からやってみよう!
②人の話をちゃんと聞く。
え?簡単すぎ。わたし結構ちゃんと聞いてるよ!?って人ほど要注意!
傾聴研修あるあるで「部下の話をよく聞いてます」っていう管理職ほど、まったく聞けてないのよ。傾聴については、別のコラムで触れる予定なのでそこで詳しく書いていくね。
③表裏をなくすこと。
誠実な人は信頼されるし、信頼は人間関係を良好にする最大の要素。
でも、「大人の世界で、本音だけでは生きていけないよ!」と思うでしょう?
いやいや、本音とか心の声をそのまんま他者へ伝えていこうって言っているんじゃないのよ。
語彙を増やしたり、ジェスチャーを工夫して、心にもない建前ではなく本音を伝え合う、自分も相手も尊重していくってこと。アサーティブ・コミュニケーションと言われるものだね。
自分にも嘘をつかない、相手にも嘘をつかない。そこから、本当の信頼関係は生まれていくものなのです。
①〜③を続けていくことで、人間関係が少しずつ変わってくるのを体感すると思うよ^^
2023年1月31日公開