
バイトを辞めたいと思っていても、その伝え方やタイミングなどが分からずなかなか切り出せないことがあるでしょう。精神的なことが理由の場合は尚更迷うかもしれません。
バイトを辞める際に、辞める理由をすべて説明する必要はありません。本記事では、精神的なことが理由でバイトを辞める方法について、伝え方や注意点をご紹介します。
職場の人間関係が辛い…辞める理由はどう伝えるべき?
人間関係を理由に辞めたいけど、正直に告げると事態がややこしくなるかも……と、迷うこともあるでしょう。人間関係や精神的負担など、人に言いづらい理由がある場合は、以下のように告げてみましょう。
「一身上の都合により」でOK
バイトを辞めるときの理由は「一身上の都合により」で問題ありません。「一身上の都合」とは自己都合によるものを指します。これには、結婚や出産、家族の介護といったものから、給与や労働条件の不満、人間関係の不満などすべて含まれます。
「一身上の都合により、バイトを続けられなくなりました」と告げた後、本来具体的に説明する必要はないですが、さらに深く聞かれることもあります。その場合は、「学業を優先する(学生の場合)」「就活のため(学生の場合)」「家庭の事情」など、簡単に理由を述べるのがいいでしょう。
人間関係については触れない方が無難
バイト先の人間関係で嫌な思いをした場合、辞める際に何か一言いいたい!という気持ちが湧いてくるかもしれません。嫌な行為をするスタッフがいる場合、退職とあわせて上司に報告したほうがいいのでは、と思うこともあるでしょう。
人間関係については、事態の改善のために上司に報告する場合は別ですが、嫌な気持ちを払拭するためだけに告げてしまうと、後々ややこしい事態に発展する可能性があります。もちろん、パワハラや過重労働など法に触れる行為については、会社は適切な対応をするべきです。しかしながら、円満な退職を考えるのであれば、人間関係については深いところまで触れないほうが無難といえます。
バイトを辞めたいと伝えるときの注意点
バイトを辞めると決めたら、以下の点に注意して伝えましょう。
なるべく早く連絡する
退職の連絡は速やかに行いましょう。一般的には退職日の1ヵ月前には告げるのが理想的です。就業規則に別途定めがある場合には、そちらを確認しましょう。また、アルバイトでも有給休暇が残っているケースもあります。必要な手続き含め、早めの連絡だと会社側もスムーズに対応できます。
直属の上司や店長に伝える
バイト先を退職することは、まず直属の上司に伝えましょう。同僚に伝えた話が人づてに上司に伝わるといったやり方は、仕事の報告の仕方として適切ではありません。直属の上司や店長など、バイト先の責任者に最初に伝えます。伝える際は、退職理由のほか、退職希望日やそれまで通常通り勤務できるかなど整理しておきましょう。
状況次第で、直接でなくメールや電話で伝えても大丈夫?
退職について伝える際、伝える方法についても迷うものです。直接顔を見て話すのが言いづらいという人もいるでしょう。
基本的には直接会って伝えるのがマナー
基本は、直接会って伝えるのがマナーです。メールや電話で済ませてしまうと、一方的な印象を与えてしまいます。店長や上司など、職場を管理する立場の人からすれば、辞める旨を聞いた後、退職日の調整など細かく確認したいことがあるかもしれません。
直接伝える際は、事前に「ちょっとお話したいことがあるのでお時間いただけますか?」と話し、時間を作ってもらいましょう。仕事中に口頭で急に切り出すのは避けた方が無難です。
どうしても難しい場合はメールでも問題ない
店長がほぼ現場にいない、スケジュールが合わないなど、直接の対面が難しい場合があります。また、直接会って伝えることが精神的に難しいことも。そのような場合は、無理せずメールで伝えましょう。「バイトを辞めます」のような簡素な言葉ではなく、退職理由、退職希望日、いままでの感謝の意などをまとめて送るのがポイントです。
▼退職メールの一例
まとめ
人間関係や精神的な理由でバイトを辞めたいとき、誰しもどう伝えれば良いのか迷ってしまうもの。理由が何にせよ、バイトを辞めるときは「一身上の都合により」で問題ありません。特に精神的な理由がある場合は、無理して考える必要はありません。
伝えるタイミングが退職希望日に近づくほど、職場としても後任探しや引継ぎなどの問題が発生します。辞めたいと思ったら、なるべく早く伝えましょう。その際は、同僚ではなく上司に時間を作ってもらい直接会って話すように心がけましょう。退職希望日やシフトの都合についても、質問された際に答えられるよう整理しておくとスムーズです。
2023年1月19日公開
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