高校生のアルバイト、いろいろな仕事にチャレンジしたくなりますよね。
ただし、高校生がバイトをする場合は働ける時間帯に制限があります。
この記事では、高校生がバイトをする際に知っておきたいルールや法律を解説します。
高校生がバイトできるのは何時まで?
法律で定められているのは、高校生かどうかではなく、「18歳未満か、18歳以上か」という点です。18才になれば、高校生でも労働時間の制限はありません。
■ 18歳未満の高校生がバイトできるのは朝5時~22時まで
18歳未満の場合、バイトができるのは朝の5時から夜の22時までです。22時以降もシフトに入っているという方は、会社やお店に相談してみてください。
■ 18歳未満が22時以降もバイトできる例外とは
必要であると認められる場合には、地域や期間を限り、22時~朝5時まで働けるという法律もあります。
「交代制の場合は深夜勤務も可能」と勘違いをしているケースもあるようですが、例えば24時間営業レストランのシフト勤務においては、18歳未満の深夜労働は認められていません。
農業や養蚕、保健衛生の事業などは、18歳未満の深夜労働が認められている業種です。なお、災害などの非常時も、労働時間延長が認められています。
■ 2022年4月からの「成人年齢引き下げ」は影響なし
2022年4月より、「成人」が20歳から18歳になりましたが、労働時間に関しては特に変更や影響はありません。
高校生に限らない!知っておきたい労働時間のきまり
高校生に限りませんが、労働時間や休日に関しては、様々な法律があります。
■ 休みの取り方について
「1日2時間でいいから、休まず働いて」というようなことは禁止されています。
「1週間に1日」、もしくは「4週に4日」は休むようにと法律で定められているからです。
■ 1日8時間、1週間40時間まで
18歳以上であっても、労働時間は「1日8時間、1週間40時間まで」と定められています。これ以上働く場合は、会社と労働者の代表者が「時間外・休日労働に関する協定(通称36協定)」という労使協定を結ぶことで、8時間を超えて働くことが可能になります。
■ 1日8時間を超えたら残業代がつく
もし1日8時間以上バイトに入ることがあった場合は、残業代がついているかどうかを確認してください。残業代は、「時給×1.25」で計算できます。
例えば朝の8時から夕方19時まで働き、途中1時間の昼休憩をとったとします。17時の時点で8時間勤務ですので、17時~19時の2時間は残業に当たります。
時給1,000円の場合
1000円×8時間=8,000円 ―①
1000円×1.25×2時間=2,500円 ―②
8000円+2500円=10,500円(①+②)
ちなみに、昼休みや休憩時間は無給となります。
年齢を偽って深夜バイトするとバレる?
年齢をごまかしてバイトをすると、雇った側の会社が罰則を受けることになります。そのような迷惑をかけることがないよう、年齢を偽ることはやめましょう。
法律では高校生もバイトができますが、校則で「バイト禁止」としている学校もあります。特に、深夜バイトについては学校として禁止しているところも多いはずです。
また、バイト先によっては、未成年と労働契約を結ぶ際に、保護者の同意書を提出するように求めるところもあります。
面接の際には学生証などの身分証を提出しますから、いずれにしても年齢は隠せません。
高校生のバイト時間平均は?バイトと学校生活を両立させよう
とある研究によると、高校生の平均睡眠時間は約7時間なのだとか。朝7時に起きて16時まで学校にいるとすると、残りは約8時間となります。勉強や食事時間などを考えると、移動時間も含めてバイトに費やせる時間は平均4時間程度が適切ではないでしょうか。学校にバイトにと忙しい毎日でも、スキマ時間をうまく活用して両立を目指しましょう!
2022年12月22日公開
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