バイトに慣れていない高校生がバイトを探すときには、学校とバイトとの両立がしやすいかどうか、仕事は覚えやすいかどうかという点を軸に考えるのがポイントです。
また、夏休み、春休み、冬休みなどの長期休暇に、短期バイトでしっかり稼ぐという選択肢もあります。
本記事では、高校生におすすめのバイトと、バイトを探すポイントをご紹介します。
高校生のバイトおすすめ8選
まずは、「バイトは初めて」という高校生におすすめのバイトをご紹介します。
バイトをはじめたら成績が落ちてしまったという状況は避けたいもの。
勉強や部活と両立しやすく、かつ、バイト初心者の高校生でもなじみやすいバイトの仕事内容や、おすすめの理由について解説します。
1.コンビニ店員
シーズンごとの新商品や限定商品を、いち早く知ることができるのがうれしいコンビニバイト。
主な仕事内容は、レジでの接客、品出し、陳列ですが、おでんや肉まんといった、ホットスナック類の調理も担当します。
【高校生におすすめの理由】
コンビニは店舗数が多いため、自宅や学校に近いバイト先を見つけやすいというメリットがあります。
また、丁寧なマニュアルやシステムが整備されており、バイト初心者でも働きやすい環境が整っています。
さらに、「週2日だけ」「1日3時間だけ」など、シフトを柔軟に調整してもらいやすいのも特徴の一つです。
24時間営業のコンビニがほとんどなので、「夜中も働ける」と思いがちですが、法律上、高校生(18歳未満)は22時以降の深夜シフトには入れませんのでご注意ください。
2.スーパーの店員
スーパーの仕事は大きく分けて、レジ、品出し、惣菜と3つの部門に分かれています。
かつて、レジの仕事はお金を扱う責任の大きなバイトでしたが、今は作業が機械化され、現金の取り扱いは減っています。
品出しを行う時間帯はスーパーによって異なり、閉店時に行うこともあります。
多少、重いものを運ぶこともありますので、体力に自信がある人におすすめです。
総菜部門の仕事内容には、総菜の簡単な仕込みや調理、パック詰めなどがあります。
【高校生におすすめの理由】
高校生が働きやすい時間帯である夕方は、スーパーが混雑する時間帯。
忙しい時間帯になるので高校生のバイトは歓迎され、学校終わりに働きやすい環境だといえます。
スーパーは基本的にシフト制で、また、勤続年数の長いスタッフもいるので、仕事のフォロー体制は整っているでしょう。
3.パン屋の店員
パン屋のバイトは、焼き上がったパンの品出しや陳列、レジと接客がメインです。
チェーン店か個人経営の店かなど店によって異なりますが、簡単なパンの調理・製造を任されることもあります。
【高校生におすすめの理由】
従業員割引でパンを買えるところもあるので、おやつ代やランチ代を安く済ませられ且つ美味しいパンを食べられるのはメリットの一つです。
仕込みまで担当させてもらえれば、パン作りの経験を積むことができ「パン作り」という素敵な趣味を持つことができるかもしれません。
4.ガソリンスタンド店員
スタッフが給油を行うフルサービス式と、お客さまが自分で給油をするセルフサービス式とがあります。
フルサービス式では、車の誘導や給油、洗車などを行います。
セルフ式では、機器の使い方のわからないお客さまへの操作方法の説明やサポートが中心ですが、依頼があれば車の誘導や洗車を行うこともあるでしょう。
【高校生におすすめの理由】
夕方からの勤務や短時間勤務がしやすいため、高校生にとって働きやすいバイトです。
学校の長期休みを利用し、集中的にシフトに入って一気に稼ぐこともできます。
5.回転ずしの店員
回転寿司店の仕事はキッチンとホールがあります。
ホールの仕事は席への誘導、片付け、レジ、清掃、ガリや醤油の補充などです。
キッチンは、皿洗いや調理補助、機械での寿司製造などを担当します。
【高校生におすすめの理由】
チェーン展開している回転ずし店は店舗数が多く、その分求人も多く出ています。
ほとんどがシフト制なので、部活や学業と両立しやすいでしょう。
チェーン店ではマニュアルが完備、研修もあるので未経験でも勤務しやすいバイトです。
6.ファストフード店の販売・調理スタッフ
ハンバーガーやフライドチキンなどのファストフード店では、カウンターでの接客や簡単な調理などの仕事を行います。
接客スタッフは注文を受けて会計をし、商品を渡すところまでが仕事です。
キッチンでは、料理や飲み物の簡単な調理を行います。
忙しい時間帯には長蛇の列ができることもあるため、効率よく、てきぱきと仕事をすることが求められます。
【高校生におすすめの理由】
多くの人手が必要なファストフード店では、短時間でもシフトに入りやすい職場です。
週1回、1日2~3時間でもOKというバイトなら、学校や部活に支障が出にくいと言えるでしょう。
また、部門別にマニュアルが整備されているので、仕事も覚えやすいです。
人と接することが好きで、「笑顔で接客したい」という人に向いている職場です。
7.ファミレススタッフ
ファミレスの仕事には、大きく分けてホールとキッチンの2種類があります。
ホールスタッフの仕事には、席までの案内、注文を受けて料理を提供、テーブルの後片付けや店内の掃除などがあります。
キッチンのバイトは洗いものや簡単な調理、盛り付けなどを担当します。
【高校生におすすめの理由】
学校終わりにバイトに行くと、夜ごはんの時間に差し掛かります。大抵のお店ではスタッフ用の食事(まかない)が提供されるのはメリットの一つです。
昇給制度を導入しているところもあり、長く続けていれば時給が上がり収入増につながるでしょう。
8.カフェスタッフ
カフェのバイトには、基本セルフサービス形式のお店と接客が伴うお店とがあります。
注文を受けたり、飲み物を作るなど簡単な調理をしたりするほか、会計や店内の清掃、食器の片付けなどの仕事をします。
オシャレなカフェでは、流行りのドリンクやスイーツの作り方を覚えられるかもしれません。
【高校生におすすめの理由】
時給はそれほど高くないかもしれませんが、若い年齢層が多く働くカフェでは、バイト先で友達ができることもあるでしょう。
夕方早めに終わる店なら、バイト終了後に勉強する時間がとれます。高校生のバイト仲間と知り合えれば、バイト終了後にどこかで一緒に勉強をする、というのも楽しいですね!
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高校生におすすめ!接客なしのバイト3選
人とのコミュニケーションが苦手な人は、なるべく人との関わりが少なく、マイペースに働ける接客以外のバイトを選びましょう。
そうすることでバイトでストレスが溜まることも避けられ、学業に集中することができるでしょう。
以下のバイトは、コミュニケーションがゼロというわけではありませんが、比較的マイペースに進められる仕事です。
1.倉庫や配送会社での軽作業
インターネットで買い物をした人に届けるため、倉庫から品物を集める仕事(ピッキング)や、商品を梱包して郵送する、というバイトがあります。
職場によっては大きなものや重い荷物もあるので、体力は必要な仕事もあります。
【高校生におすすめの理由】
単純作業が多く、バイト初心者でも気軽に応募できます。
効率よく作業をこなすにはコツが必要ですが、比較的単純なため、初心者でも始めやすい仕事です。
また、短期や単発の仕事も多く、休みの日を利用したいという高校生にはおすすめです。
コミュニケーションも少なくて済むため、人間関係が苦手という人も安心して働けるでしょう。
2.ティッシュ/チラシ配りバイト
街中や駅を通りかかる人に声をかけ、ティッシュやチラシを配り、商品やサービスの認知を高める仕事です。
声をかける勇気はいりますが、双方向のコミュニケーションではないため、対人のストレスは比較的少ないと言えるでしょう。
【高校生におすすめの理由】
基本は1人で仕事をするので、周りの人に気を使うことなく、自由度が高いのが特徴です。
しかし、ティッシュやチラシを受け取ってくれない人も一定数いるため、瞬間的に落ち込んでしまうこともあるでしょう。
どうすれば受け取ってもらいやすいかと自分なりに工夫をすることは良い経験になりますし、断られてもめげずに頑張ることで、心が鍛えられることもメリットと言えます。
3.ピザや弁当などのデリバリースタッフ
コロナ禍を経てデリバリーを行う飲食店が増えた影響で、デリバリースタッフの募集は増加傾向です。
店舗からお客様宅までの配達の仕事で、バイクの運転免許が必要であるケースが多いでしょう。
【高校生におすすめの理由】
デリバリー中は一人の時間なので精神的にラクに働けることはもちろん、色々な場所に行けるため「同じ場所で働くのは飽きてしまう」という方に特にお勧めの仕事です。
出来高制(時給ではなく、一件あたりの報酬)のデリバリーバイトもありますが、高校生には時給制の仕事の方がよいでしょう。
個人事業主として出来高制のバイトだと、バイクで事故にあったときなどに労災がききません。
企業に雇用されていれば、万が一の時に国や企業のサポートを受けられることがあります。
夏休み、春休み、冬休みにしっかり稼げる短期バイト4選
学校の長期休暇を利用してできるバイトも、高校生にぴったりの仕事です。
以下に、集中的にしっかり稼ぎたい方むけのバイトを紹介します。
1.農業の軽作業バイト
収穫の季節には一気に人手が足りなくなり、「高校生OK」という農業バイトの募集が目立つようになります。
収穫以外にも、作付けやパック詰め、出荷などの仕事があります。
農業以外にも、漁業や林業などでも求人があるので探してみてください。
【高校生におすすめの理由】
農業の仕事は体力が必要なため、若くて元気な高校生は歓迎されます。
現場のムードメーカーにもなるでしょう。
自然の中で体を動かす仕事ですので、人間関係などのストレスが少ないバイトです。
2.イベントスタッフ
イベントスタッフは、コンサートや展示会などの運営に携わる仕事です。
会場で、会場設営や警備、案内、後片付けなど裏方業務を行います。
会場設営や片付けは力仕事ですので、力に自信がない人は案内や警備などの募集に応募するとよいでしょう。
【高校生におすすめの理由】
イベントは土日祝日、ゴールデンウィークや夏休みなどに多く、単発で働くことも可能なので、休みの日に稼ぎたい高校生にピッタリです。
3.引っ越しスタッフ
家具や荷物の運搬、荷物の梱包、室内やエレベーターに保護専用シートを貼るなど運搬のサポートなどがあります。
引越しの繁忙期は年末や3月末などで、学校が休みの時期に重なるため、高校生でも応募しやすいバイトです。
忙しい日は1日に2件、3件と、連続で仕事をこなすことも。
体力が必要ですがその分賃金も高いので、短期間で稼ぎやすいバイトです。
【高校生におすすめの理由】
引越し会社は常時スタッフを採用・教育しているため、丁寧な事前研修があることが一般的です。
企業によっても異なるため、応募する時には研修があるかどうかを確認してみてください。
また、体力に自信のない方はは梱包のみの求人を探すとよいでしょう。
4.お中元・お歳暮の仕分けや包装、年賀状バイト
お中元、お歳暮とは、日ごろお世話になっている人に、感謝の気持ちとしてお礼の品を送る習慣です。
「お中元」は7月~8月、「お歳暮」は年末です。
この時期になると、倉庫での検品や仕分け、店舗での包装や接客バイトなど、短期バイトが多く出てきます。
また、年末になると年賀状を仕分けたり配達したりするバイトもあります。
【高校生におすすめの理由】
いずれも難しい仕事ではないので、コツコツ、丁寧に作業ができる人であれば、高校生でも重宝されます。
多くの人手を必要としているケースが多いので、友達と一緒に応募しやすいこともメリットでしょう。
自分にぴったりなバイトを探すポイント
自分に合うバイトを探すには、以下のようなポイントがあります。
・通いやすいか
・シフトの融通はきくか
・「高校生歓迎」の求人か
特に、長期間続けることを考えているのなら、学校や家から無理なく通える場所を選びましょう。
まずは求人条件をしっかり確認し、自分の希望に当てはまるものを選ぶことが大切です。
すでにバイトをしている友達や先輩にリアルな話を聞いてみるのも、バイト選びに役立ちます。
高校生(未成年)のバイトで注意すべきこと
高校生がバイトをする場合は、校則でバイトが許可されているか、保護者はバイトに同意しているかを確認しましょう。
また、22時~翌朝5時の時間帯は働けないことや、酒席でお客さまにお酌をしないこと、足場の組み立てなどの「危険な仕事」はしないことなどは、法律で定められています。
もしそのような仕事を担当することになった場合には、身近な大人に相談してください。
まとめ
はじめてのバイトは、まず通いやすく、仕事が覚えやすい仕事がおすすめです。
高校生の場合は勉強や部活などとの両立も大切ですので、シフトの希望を聞いてくれる・融通がきくことも大切なポイントでしょう。
バイトはお金を稼ぐだけでなく、良い社会経験にもなります。知識や経験を積めるのはもちろん、さまざまな年代の人とのコミュニケーションがとれるのはバイトならではです。
保護者や学校などに迷惑をかけないことを心掛け、楽しくバイトをしてくださいね!
2022年12月9日公開/2023年5月25日更新/2024年2月1日更新
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