2022年10月、ボイストレーナーの榊亜紀子先生を講師に迎えてコミュニケーション力向上セミナー（第一弾）を開催。20代～70代まで幅広い年齢層の方にご参加いただきました。

参加者の事前アンケートによると、
　　「久しぶりの面接、仕事で不安なので、少しでも自信がつけば良いと思い参加しました」
　「声や話し方にコンプレックスがあり克服したい」
　「人前で話すための講座を受講してみたかった」
などの悩みを解決したいというのが参加のきっかけ。

当日は、発声のプロならではの実りあるセミナーとなりました。その様子を参加者の感想とともにご紹介します。

まず“腹式呼吸”のメリットを学び、さまざまな形で体感！

「緊張を和らげるためには、土台づくりが大切」と榊先生。

土台とは、背筋をのばし体幹を意識した「姿勢」や「腹式呼吸」、「表情」のこと。緊張すると無意識に胸で浅い呼吸をしてしまうという方、少なくないですよね。

実践では、床に寝ころんでお腹に手をあて、自身の腹式呼吸を体感しました。その後、鏡に向かって自分の表情や口元を見ながら発声し、身体のあらゆる箇所に意識を向ける練習も。

難しいのでは？と思いがちな「腹式呼吸」ですが、お腹に手をあてて感じることで、マスターできた方が多かったようです。

緊張の仕組みを「理論」で知ってメンタルトレーニング！

緊張すると起きる身体のメカニズムをまず理論でレクチャー。「緊張」は誰しも起こりうる反応だと知り、抱えるコンプレックスを客観的に捉えることができたのではないでしょうか。

続いて、正しい呼吸をしながら“感謝（やポジティブ）”の言葉を繰り返したり、自分の良いところを紙に書き出したりするメンタルトレーニングを実施。参加者の皆さんは自分の良いところを概ね5つ前後挙げられたようです。自分の良いところに目を向けて、自信につなげる良い機会となりました。

音域チェッカーで、自分の声のトーンを知る！

自分の声のトーンが「ドレミファソラシド」のどの音階なのかを気にしたこと・調べたことありますか？恐らく「ない」という方がほとんどだと思います。

セミナーでは、アプリを利用して自分の声の音域を測定。「意外と低い！」「他の方よりも高いみたい」などの声があがっていました。そして、「自分の基本の音階から3音程度あげる意識で声を出すとGood! 」と榊先生。ぐっと明るい印象になるのだそうです。場面によってトーンを上げる（使い分ける）こと、大事ですね。

～参加者の感想より～

内容充実の90分。榊先生ありがとうございました！

ご紹介した以外にも、声の抑揚を出すためのレッスンや定型文に基づいた自己紹介を鏡に向かって発声するなど、内容盛りだくさんの90分でした。

今後も、DOMOとしてこのようなセミナーを実施していく予定です。次回も乞うご期待！